第2話

朝からにぎやかな宇多家。

結局、お父さん以外の四人で駅前のモールで買い物と言うことになった。最後まで俺も行くと言っていた父だったが仕事なのでしょうがない。でも最後に


「お父さん、ありがとね!お仕事頑張って。

帰ったら僕、変わってるから楽しみにしててね!ニコ」

父 発狂!やる気スイッチオン!行ってきまーすっとマッハのスピードで家を出た。

その後、真昼は美容室に行ってあとの3人は先にモールの喫茶店で真昼を待つことにした。



美容室につき、ドキドキしながらも今から生まれ変わると思うとワクワクしてニコニコしながら店に入った。だいぶあやしいね。


中からいらっしゃいませ〜と言う声とともに綺麗なお姉さんに案内され、

「今日はどのようにしますか〜?」と聞かれたので

「ぼ、僕に似合う髪型にしてください!よろしくお願いします。」

緊張しながら母に言われた通りに注文した。すると店員さんがパーマとカラーはどうしますかと聞かれたので、お願いします!と言った。この結果

2時間後…………美少女になっていた。


甘栗色の髪を肩までのボブヘアで毛先がゆるふあな感じでパーマが当たっていた。母大勝利。


真昼は若干これがかっこよくなっているのか不安で店員さんに聞いてみた。


「あ、あの〜僕、ちゃんとかっこよくなってますか?」

すると担当した店員さんと他の店員さん、あとお客さんが

((((えっ?かっこよく?かわいいの間違いではなく?てかめちゃくちゃかわいいんだけど!))))


不安な表情で見てくる真昼を見て店員さんが

「か、かっこよくなりましたよ!うんうん、もうこれでモテモテです!」と精一杯の笑顔で対応した。すると満面の笑みで

「やったー!これでもうかわいいっていわれなくなるー!えへへへ〜」と蕩けた表情で顔に手を当てて喜んでいる。周りは


((((いや、かわいすぎるだろーーーーーーー!!))))

真昼の言葉とは裏腹に美容室内は悶えた

真昼は満足した表情でありがとうございましたと一礼してから店を出た。出てしばらくしてから周りの視線が気になる真昼。


(なんか凄い見られてるけど大丈夫だよね?ちゃんとかっこよくなってるよね?………あっ!そうか!かっこいいから見られてるのかも!えへへ。なんかはずかしいな〜)なんて思いながらニヤニヤしている。周りの反応は真逆。


(((((かわいいーーーーーーーーー)))))


大丈夫だよ、真昼。君はそのままで

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