第5話 05.気が付けば・・・

何か・・


明るい?


それに、ちょっと固めのベッド?・・・なのか・・


『あ~朝・・・なのか?』



それに・・下半身に・・違和感が・・・

『何か俺の下半身がモゾモゾする』

そう思い・・

目を開けると!!


なんと、白衣の凄く綺麗な女の人が!!


俺の下半身のピーを右手を上下に動かして扱いていた!!


俺は思わず


「な・・何してるんですか~~!!」


と大声で叫んだのだけれど、その凄く綺麗な女の人・・・20代後半?くらいかな?

「見てわからない?貴方のピーが素晴らしかったから扱いてみてたの。お姉さんとしてみる?」

とトンでも発言!!


「冗談はやめてください」

本当だぜ起きてみれば、滅茶滅茶綺麗な女性が俺の下半身をむき出しにしてピーを上下に扱いているなんて普通あり得ないだろ?

そんな疑問満載の俺に向かってその美しいお姉さんは・・

「あら?私本気よ?君凄くハンサムだし私の好みなの。私の物にならない?一生私が養ってあげるわ。どう?」


そんな彼女の提案に


「へっ?」


っと素っ頓狂な声を上げてしまう俺

『何なんだこの人?』

見た目はめちゃめちゃ凄い美人

でも言ってる事とやってる事は滅茶滅茶変態!!


ふと、白衣の彼女の胸元を見ると

彼女の写真と


『外科医 安城寺 麗香』


と書いてあるプレートが首から吊るされていた。

「安城寺さんってお医者さんなんですか?」

って俺が聞くと残念そうな表情をしながらも



「空気読んでよね!!それ今言う事?真也って鈍感な人ね。

まあ自分の置かれた状況が解っていないようだから教えてあげる

今から1時間前、東○大学理工学部の電磁波研究棟が実験ミスで跡形もなく木っ端微塵に吹き飛んだの!!

理工学部の電磁派研究棟に居ただろう人は・・

跡形もなく吹き飛んで・・ミンチ肉ね

何人居たかも解らない状態よ

顧問の先生に聞くと実験の中心で動いていた中田君、佐伯君、藤堂君の3人じゃないかって言ってたわ・・今は遺体集め作業中

で真也君は全身大火傷の殆ど全裸状態で理工学部の電磁波研究棟の傍で発見された訳

此処が東○大学病院で良かったわ

私の所の真也君が運ばれて来た時は、正直生きてるのが不思議なくらいひどい状態だったわ

『これは駄目ね』

なんて最初見た時思ったんだけど・・・


私が治療しようと器具を準備しながら見てたら、凄い勢いで体が再生してゆくの!!

で此処に運ばれて30分もしない内に今の状態に完治したのよ!!

真也貴方一体何者?真也本当に人間?

だから私は真也が欲しいの!!

どう私の物にならない?」



って俺の顔を一気に覗き込んでくる。


「安城寺先生?俺のピーをシコシコ扱きながら聞いてきても説得力皆無なんですけど?」

「あ~これね。真也のピー凄くおっきくて握り心地良いの入れて良い?」


って安城寺先生が聞いて来た瞬間


「ガチャ」


っと病室の部屋のドアが開いた瞬間


「「真也~~~」」


と男女の声が重なった。

「あ・・父さん、母さん、俺は大丈夫だよ!!

此処に居る安城寺先生の開発した凄い薬使ってくれたんで完治したみたい」

と咄嗟にブラフ!!

だって生きるか死ぬかの瀕死の大火傷くぉおった人間がこんなに普通に元気になるハズはないのだから!!

でもこの嘘でもヤバイよな・・・

安城寺先生・・・・俺の言葉に・・

『うふっ』

って笑いやがった

何か借り作っちまったか?


「そうなのか、そりゃ~凄い先生がついてくれて良かった。連絡もらった時は全身大火傷で助からないかも・・って連絡があって母さんとビックリして飛んで来たんだ」

「そうよ私も。連絡もらった時は卒倒して思わず気を失う所だったわ」


そんな話をしている間に、安城寺先生は俺のピーを解らないように元に戻し自分の名刺を取り出しながら


「真也君、何かあったら連絡してね。私の提案もお願いね」


とその名刺を俺に渡してくれた後、手を振りながら病室を出て行った。



ちょっと安城寺先生との合体興味・・・あったかも

でも最初の提案の時乗ってたら、両親にヤバい状態を目撃される所だったぜ!!


危機一髪?

そう思うと一気に疲れが出てくる俺であった。


つづく・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る