DESTINY 鎌倉ものがたり(副題:映画のプロット化)
※ネタバレがあります
※ご留意ください
映画をみて、小説のプロット(テーマ、世界設定、キャラクター設定、ストーリー)に落とし込むという内容のエッセイです。パクる気持ちまんまんでやっているわけではありません。
鎌倉ものがたり、という漫画が原作のようです。そちらは読んだことがないので、コマーシャルをみていると、黄泉の国へいってしまった妻の魂を助けにいくお話、がメインと思っていたら、わりと現世でのエピソードが多かったように思います。
テーマは、何千年も前から愛してる、でしょうか。そんな曲が、昔むかし、流行ったように思います。
前世でも来世でも一緒だよ、きゅん、みたいな。
鎌倉が舞台で、貧乏神とか河童とか、幽霊とかが出てきました。
そういった世界で、ミステリーのような挿話があって、楽しめました。私は、異世界ミステリーみたいな作品が好きです。
主人公が作家でした。だから、ちょっと興味をもってみていた様に思います。
あんまり売れてないとか、締め切りに追われてしまうとか、他の作家の代わりで執筆するとかが、キャラクターをつくっているように思いました。
たくさんのエピソードが、密接ではないけれども、ほどよく関係しているような、そんな映画でした。
黄泉の国へ妻を助けにいったエピソードがメインだと思いますが、それ以外にも、貧乏神や殺人事件のお話もあり、その構成は、連作短編集のような印象でした。
面白いと思ったネタをまとめておきたいと思います。
・せっかく殺人事件の被害者を霊媒したのに、被害者は後ろから殴られたため、犯人の顔をみていない
・未亡人になった妻を見守る死んだ夫。妻に言い寄る男を脅して、妻への愛情を試す
・貧乏神に優しくしてあげて、貧乏神ぴえん
王道な展開のようにも思いますが、こういったパターンが好まれるのかもしれないと思っています。
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