ハンニバル(副題:アイディア抽出)

※ネタバレがあります。

※ご留意下さい。



 ドラマのハンニバルです。羊たちの沈黙などで有名なハンニバル・レクターが登場します。


 怖い系は苦手なのですが、みてみました。シーズン3まであるらしいですが、シーズン1しかみていません。


 なんだか、レクター博士のような知的で猟奇的な登場人物に憧れてしまい、びっくりシーンに参ることなく、見続けておりました。平たくいえば殺人鬼なわけで、そんなのに憧憬を抱くというのは、中二病なのでしょうか。

 

 しかしこのドラマ、たしかに残酷ですが、かなり素晴らしい発想に満ち満ちている気がしています。


・下手くそな演奏をしたオーケストラの団員を殺す

・オーケストラ団員の声帯を弦にして楽器にしちゃう(えいっ(´∀`)

・人の背中の肉を剥いで翼にし天使降臨

・生まれながらにしてもっている家族は踏み台

・主人公がおかしくなる(FF7のクラウドを思い出しました)


 凄惨な死に様は、常識的に考えると、褒められたものではありませんが、よく思いつくなと感心します。すごいです。人の死を面白がるというのは、親に教わったのかわかりませんが、いけないことのような気がして、どうしたら残忍性を表現できるか、なんてことはそもそも日常的に考えないので、こんなに感動するのかもしれません。

 フィクションを作る上で、人が考えないことを見つけて、それを作品にするとよいのかもしれないと思う次第です。

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