第10話

ジューヴィナ帝国 勇者列伝


舞姫お遊戯姫の説



勇者に集いし幼女達が筆頭、賢者と名乗る者おりけり。


その者、我が帝国、魔法軍団全員の総合魔力を軽く凌駕し、数万の魔術をも操りしけり。


それを知り、我が物にせんと暗躍せしり王国現ん。


されど賢者、それを意ともせず、ただロリ勇者と他の舞姫にしかなびかず、全ての暗躍を打ち破らん。


痺れを切らした王国は、15万の軍を動かし帝国へと押し迫り、賢者に対し決断を迫る。


賢者、王国に対し憤怒の意を表し、単独にて軍を屠り後、王国へと乗り込む姿、正に阿修羅が如く。


城を半壊させつつ王に対し、二度と手出しする事無かれ、と要求せしり事、成功す。


その光景をまざまざと見せられし王国民達、恐怖と畏怖の念を込め、賢者を憤怒姫プッン姫と後世に語り継がん。



勇者列伝 第二章


舞姫の説 一幕より。


♦️


アイリとミイナの説明が終わった後、俺達は自己紹介をすると。


「「え!!ビューヘルン様!!」」


「「「様付け?!!」」」


ビューヘルンを様付け呼んだ事にビックリする俺達、太陽はフリーダムの面々。


「はい、聖剣ビューヘルン様には私達の御先祖様がお世話になりましたから。」

「亡きババ様から『我ら先祖より賢者が誕生し活躍出来たのはひとえにビューヘルン様と勇者様のおかげじゃ。』と言っておりました。」


「「「賢者!ってプッツン憤怒姫?!!」」」


物騒な名前が出てきた事に驚き、ルビ名で言ってしまった。


「プッツン姫って言うな!」

「せめて憤怒姫で!」


アイリとミイナにお叱りを受けたが、憤怒=プッツンだと思う俺はおかしいのか?


「ふむ、我を聖剣と呼び、しかも様付とはな、良き教育を受けた娘達じゃ、さすがわ賢者の子孫じゃな、誰かさんとは違うの~。」


ビューヘルンは(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪と頷いた後、満面な笑顔を2人に向けた後、俺達を睨む。


「お前まさか…賢者を洗脳したな?」俺が疑問をぶつけると。


「いくら主殿と言え、失礼じゃぞ!」


すごい剣幕でビューヘルンに怒られ。


「す、すまん。」

「た・だ・じゃ・・・全員で2週間ほどS〇X漬けにしてからじゃな、我を神格扱いをしだしたのは。」

「やっぱり洗脳してるじゃないか!!」

「何を言っておる?最後の方はヒィヒィ言いながら喜んでおったぞ!!」


「S〇X漬け・・・羨ましい・・・」

「私も・・・経験してみたい・・・」


2人は小言で独り言を言ったが。


(アイリさん、ミイナさん・・・ヤバイ独り言聞こえましたよ?)


俺とビューヘルンが走りながら言い合いをしていると。


「「そろそろ襲撃があった場所です。」」


襲撃あった場所辺りから煙が出ている、(まだ戦闘中なのか?)


煙の方へ行くと数人の死体と、1人の男が満身創痍の状態ながらオーガ5匹と相対峙していた。


「「お父さん!!」」


2人の声に反応し、こちらを見た後、微笑んでから膝から崩れ落ちた。


一体のオーガが男に対し、止めを刺す一撃を放つべく剣を振り上げる。


〖炎よ駆け走れ!フャイアーガン〗


俺は手を拳銃の形にし、指先に魔法の炎を作り放つ。(威力は弱いが最速系の魔法)


炎は振り上げた剣に当たり弾き飛ばす。


「助けるぞ!」

「おう!」

「はい!」


俺達はオーガ5体に向け戦闘を開始した。

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