記憶狩り

@uwm54213

第1話

都立高校二年の田梨アカリは電車の中でスマホを

喰い入るように見つめていた。

「どうしたの?」

親友の葉山薫が訝しげに訊ねた。

「これ、なに」

アカリがスマホを薫に突きつけて

真顔で聞いた。

「実は」

「なに」

「わたしもわからないのよ」

薫が困惑したような表情を見せた。

アカリはもう一度スマホを

ジッと見詰めた。



































  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る