応援コメント

第133話 20-1.」への応援コメント

  • スイスの美しい季節が目に浮かぶようです。
    ここで涼子がゆったり過ごせるとよいですね。

    サマンサさんの魅力は涼子のようなかわいい系とは全く違いますからねえ笑
    「さっちゃん」なんて呼ばれてかわいがられることはあり得ないし、彼女もそれはスタイルじゃないから決して望まないのでしょうが、それでも微妙に面白くなかったり、居づらかったり、場違いな空気を感じてしまうのはよく分かります。

    作者からの返信

    ごきげんよう、綾森さま。
    いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。

    ありがとうございます、スイスには行ったことがないのですが、いつか行きたいと願っている国のひとつなのです。写真や動画をたくさん見てイメージを膨らませました。
    この美しい雄大な景色を誇る湖畔のサナトリウムで、涼子は身体と心を癒すことになります。
    仰る通り、サマンサさんと涼子ではまるっきりタイプが違いますものね、もちろんサマンサは涼子みたいになりたいと考えているわけではないでしょうが、彼女もマヤさんと同様、恋に破れた直後ではありますし、しかもその恋敵が患者さん。どこかでサマンサも癒しを求めているのかもしれませんね。

    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ごきげんよう!
    療養所であろうと、涼子様の人気は陰りを見せないようで、職員も骨抜きにしてしまう辺りは流石の人誑し、といったところでしょうか。
    元よりわざとやっていた事ではなかったでしょうが、これで生粋のタラシと証明されてしまったようですね!(笑)

    それにしても……。
    サム先生が思ったように、実に強い人ですね、涼子様は。
    艦長を信じて、それで自分のこれからに考えを向けている。今をケアの時間だと認識した上で、その先に進もうとしている。
    立ち止まっても足踏みを続けて、停滞する事だけはしていない。
    凄い事ですよ……。明日とその先を見据える事ができる強さ、というのは精神的に参っている時だからこそ、持てない強さだというのに。

    作者からの返信

    ごきげんよう、海雀さま。
    いつもたくさん丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。

    はい、涼子はタラシ! 皆さんご一緒に!「涼子は、タラシ!」
    普段の涼子に加えて、ちょっと子供っぽさが入ってきて、よけいに愛玩動物化してしまっているのかもしれませんね。
    ご指摘の通り、涼子はのほほんと、無邪気に笑ってはいますが、ちゃんと明日を、未来を信じています。
    それは彼との約束だから。
    一緒に歩いて行こう、彼とそう、約束したから。
    だから、UNDASNから一歩外に出たら、敵だらけだったこれまでとは違う。違うと思えるようになりたい、今では涼子はそう思えるようになっています。
    強くありたい、それは自分のためだけじゃなく、彼と歩く未来のために、そう思えるようになりました。
    サマンサはそんな涼子がいっそう、眩しく見えるのでしょうね。

    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ご機嫌よう、お邪魔致します。

    サム先生だけが孤独な戦いを続けているように見えてしまいますね。
    涼子さんも艦長も、それ以外の人々も心の中や各々の持ち場で
    頑張っているのでしょうけれど。

    しかし、ジュネーブに三週間、手術後即移送でもないでしょうし。
    そうか、あれからもう、開頭した涼子さんの髪が髪結に行く長さになるほど
    時が流れたんですね……。あの嵐のようなロンドンの日々から。

    作者からの返信

    ごきげんよう、水棲虫。さま。
    いつも丁寧に、じっくりと深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。

    サマンサの孤独な戦い、まさにお言葉通りで、苦しく寂しい彼女の胸の内を拾い上げてくださって、本当に嬉しいです。
    彼女は、未練たっぷりの元カレへの失恋、そして大好きな彼を奪っていった女性を救わなければならない、そんなジレンマに板挟みとなり、苦しく悲しいストレスを感じ続けたまま、結果自分一人だけ、取り残されたようにストレスを感じ続け、傷口は開いたままの状態。
    その傷を癒す為には、まずはサマンサ自身が、自分の心と向き合い、決着をつけなければならないのですが、それが未だに出来ない、だからこそ孤独に耐えての戦いが続いている、そんな状況なのです。
    けれど、その戦いもそろそろ決着をつけなければ。
    その決着は、きっと涼子の退院と社会復帰の時になるのでしょう。
    第20章は、そんな苦しいサマンサの心の再生を描きました。
    もしもよろしければ、引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • 涼子ちゃんも自分なりに「今後」の事を考えながら行動しているようで一安心です。再び何もかも記憶を消し去ってしまおうと企んでいるのではないかと、少しだけ懸念しておりました。
    サマンサ自身も、ちょっと気分転換必要ですね☆

    作者からの返信

    ごきげんよう、愛宕さま。
    いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かくお優しい応援やコメントを、本当にありがとうございます。

    仰る通り、涼子はジュネーヴの大自然の包まれて、ようやく心の平穏を取り戻せる環境に馴染めた様子です。
    これまでの辛く哀しい過去を、もう都合よく忘れ去ることは出来ないけれど、だけどそれを埋めて余りある温かく眩しい明日が、小野寺さんが待っているのだ、そう思えるだけで、頑張ろうと思えるのかもしれません(元々、真面目な子なのです)。
    サマンサ先生は涼子の状態が快方に向かうのと反比例して、医者としてのメンタルをおんなのメンタルが乗り越え始めている様子ですね。
    涼子が快癒すれば、きっと彼女は愛しい男の手を取り、笑って明日へ歩んでいくのが見えているでしょうから。
    サムを心配して下さり、ありがとうございます。
    引き続きサマンサの決着を見届けて下さるなら、こんなに嬉しいことはありません。


  • 編集済

    最初、施設内の会話で涼子さんの台詞に漢字が少なかったから幼児退行? と過りましたが、サムとの会話ではそうでもないようで安心しました。ただ、以前とは明らかに雰囲気や相手の言ったことに対する捉え方が違うように思えたので、これは新たな、ニュー涼子として経験を積んでいるのかな、と。その意味では幼児退行と言えなくもないかも。
    それにしても、涼子さんを見放さず施設の顧問にまでなったサム。相反する思いの中で彼女の出した、これも結論なのでしょうね。

    作者からの返信

    ごきげんよう、悠木さま。
    いつもたくさん、丁寧に、じっくり深くまでお読み下さり、温かな応援やコメント、本当にありがとうございます。

    ご指摘の通り、ある意味涼子は幼児(とまではいかないかも)退行しています。
    それは長い間慣れ親しんだ軍隊生活の中では味わえなかった、シャバでのプライベートなお付き合い、を涼子が想定して、訓練のつもりでそう振舞っているとも言えるものなんですね(彼女のシャバ生活は15歳で終わり、以降ずっと軍隊生活でしたから)。
    サムはもう、最後まで涼子を見届ける覚悟でいます。
    彼女にとっては相応の覚悟と決意が必要だったでしょうが、これもまた、この先サム自身が明日をみつめて歩いてゆくために必要だと感じたのでしょう。

    もしもよろしければ、引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。