応援コメント

第56話 10-2.」への応援コメント

  • 情報将校ならではの辛さがあるんですね。
    確かに 現実でも前線で戦う軍隊からはスパイ組織なんて、と思われていそう。

    涼子の両親 娘が可愛いかけがえのない時間いつも遠い宇宙にいて、そのまま亡くなってしまったのは本当に悲しいですね。゚(゚´Д`゚)゚。

    作者からの返信

    ごきげんよう、綾森さま。
    いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かな応援やコメントを本当にありがとうございます。

    コリンズさん、ベテランですから、ある種の諦観と言うか、割り切ってはいた筈なのですが、それでも心のどこかで燻る思いが残っていたのでしょうね。
    軍隊ではやはり、最前線で戦う戦闘職が花形ですし、情報部は危険度は戦闘職とあまり変わらないのにどうしても日陰者になってしまいがちな配置ですから、妬みや嫉妬もあるでしょう。
    だけど涼子にはこれっぽっちもそんな匂いがしない、コリンズさんもそこに惹かれているのでしょうね。
    涼子のご両親もさぞかし無念だったことでしょう。愛する一人娘を残して逝かねばならない不安を嘆き、涼子の幸せを願いながらの最期だったと思います。

    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ごきげんよう!
    うぅむ……、涼子様のご両親、その職業や仕事内容など、深堀された設定が素晴らしい……! おだ様はこういうところを決して手を抜かないところが、本当に尊敬します。
    こういう緻密な描写であったり、心情を細かに描写するところが、おだ様の作品の妙だと思いますし、私が大好きなところでもあります。

    そして涼子様が見せるコリンズへの気遣いよ……!
    そういう気遣いや機微を敏感に察せられるのが、やっぱり愛される原因なんだろうなぁと思いました。ほら、コリンズも満足しておられる……!

    作者からの返信

    ごきげんよう、海雀さま。
    いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かな応援やコメントを本当にありがとうございます。

    ありがとうございます、過分なほどのお褒めのお言葉、感激です。いえ、まぁ、細かいところが気になってしまう質でもあり、涼子が早くに両親を亡くした、それだけじゃあやっぱり彼女がメタボ艦長にお父様の姿を重ねたとか、彼女が不向きと知っていて軍人になったとか、理由付けが弱い気もしたので、丁度ここで説明するにはタイミングがいいわよね、と。
    でも大好きといって頂けて嬉しいです!
    コリンズおじさんは、きっと他の制服組との違いが、眩しいのでしょうね。初対面の時から自分が裏稼業であることをこれっぽっちも意識しない彼女を見て、そして今、不幸な事件だけれどこうして一緒にミッションを熟す間柄となってますますその虜になったと。
    今のコリンズおじさんなら、涼子が「おっちゃん、アメちゃんあげよか?」(涼子は大阪出身です)というだけで脳味噌がとろけると思われます。

    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ご機嫌よう、お邪魔致します。

    おしゃべりシロップ、甘いのかな。せめて甘いといいな。
    モノによっては投与後廃人になる奴もあるらしいですし。
    そもそも注射タイプなら味関係無いですけど。

    しかし全く関係無い領域の知見も詳しく目を通すだけでなく
    それをしっかり知識として保持しておられる、流石です涼子様。
    「勉強熱心でなければいい兵士、いい将校にはなれない」の
    規範模範であらせられる。

    作者からの返信

    ごきげんよう、水棲虫。さま。
    いつも丁寧に、じっくり深くまでお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。

    うふふ、きっと涼子は、シロップだって甘くて美味しそう! とか思って憶えていたんだと思いますよ?
    涼子はとある経験(トラウマとも言う)から記憶力が常人を凌駕するくらいの高能力になった、という少しネタバレ。
    でもそれ以前から、真面目で勉強熱心だったんでしょう、さすが最年少佐官昇進記録保持者です。
    自白剤の使用で、遅れをとっていたUNDASNがどこまでテロ組織に追いつけるのか、先回りできるのか。

    引き続きお楽しみいただけますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • つい日本語で四季を思い起こさせる歌を口ずさんでしまう涼子さんは可愛らしくも、美しくもあります。
    そうした内省的なひと時も、緊張感漂う日々の中では必要なのかも知れません。
    でも、今は涼子さんの不安定さが滲み出ているようにも感じられました。

    作者からの返信

    ごきげんよう、蒼翠さま。
    いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。

    さすが蒼翠さま、ご指摘の部分は物語の進行上重要です。
    ここまで、度重なる襲撃、そして涼子のメンタルを揺さぶるような事件が立て続けに起きています。
    プライベートでの涼子の言葉遣いも、心持ち幼稚になってきていますし、かなり不安定な精神状態になっているでしょうね。
    この早春賦という曲、涼子にとっては亡くなった母親との思い出の曲でもあり、その意味でも無意識の内に不安な気持ちが曲になって口から出てきたのかもしれませんね。

    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • おだ しのぶさま 
    マクラガン統幕本部長のくちから語られる今は亡きご両親の姿。穏やかな雰囲気で優しい、でも仕事ではプロフェッショナル、今の涼子さまのイメージに重なります。

    歌の思い出、マクラガン統幕本部長が知っていることに嬉しくなります。

    作者からの返信

    ごきげんよう、菱池さま。
    いつもたくさん、丁寧にじっくりとお読み下さり、温かくお優しい応援やコメント、本当にありがとうございます。せっかく素敵なコメントを頂いていたのにお返事が遅れてしまって、申し訳ありません。

    マクラガンさん、涼子が幼い頃のご両親を、仕事を通じてご存じだった様子。それもあっていっそう、涼子を気にかけていたということもあるかも知れませんが、基本的に彼は、静かで落ち着いた、大きな愛が溢れるような人柄なのでしょう、それもあって周囲からは慕われているようです。
    涼子の両親は、夫妻揃ってUNDASNの幹部だったのですが、兵科ではなく専科、科学系の研究職でした(それぞれ専攻分野は違いますが)。そんな理知的な研究職であるご夫妻の心の癒しはもちろん、愛娘の涼子で、彼女を残して世を去らねばならない悔しさと哀しみはどれほどだったか、と思ってしまいます。でも菱池さまが仰る通り、きっとご両親と涼子はイメージが重なっているでしょうね。普段はふわんふわんしているけれど、お仕事になるとカチ、と切り替わる、みたいな。
    涼子が電話口で聞かされた子守歌、きっと傍で聞いていたマクラガンさんには、電話の向こうでうつらうつらフネを漕ぐ涼子の姿が想像できたことでしょう。涼子には、自分の知らぬ両親の思い出を聞くことが出来て感無量だったと思います。
    引き続きお楽しみ頂けますならば、こんなに嬉しいことはありません。

  • ODE ON EARLY SPRING。
    歌は意識せず記憶の奥底にあるもの。引き金にも鎮静にもなり得ますので、ここぞの場面で思い出してくれれば良いですね!

    作者からの返信

    ごきげんよう、悠木さま。
    いつもたくさん、丁寧にお読み下さり、温かな応援、心に沁みるお優しいコメント、本当にありがとうございます。

    本当に仰る通り、歌って、特に大好きな歌は、楽しいこと、哀しいこと、嬉しいこと、苦しいこと、様々な場面で不意に心の表層に浮かび上がって来て、自然と口遊んでしまう。
    そしてそれは不思議と心に立ったさざ波を静かにしてくれる、そんな優しい効果があるように思えます。
    ここで取り上げた早春賦、三拍子の優しくゆったりとしたメロディ、儚ささえ感じさせる詩が、私は大好きなんです。
    なので、涼子にも口遊ませてみました。
    本当に、色々な意味で危うい涼子の胸中が、この歌で少しでも安らげますように、と。
    悠木さまのお優しい心遣いは、きっと涼子にも届いていると思える、温かいコメントをありがとうございました。
    引き続きお楽しみいただけますと、こんなに嬉しいことはありません。