第23話 ちょっとしたお遊び

伏線とは違うかもしれないけれど

ちょっとした「お遊び」というか、「チャレンジ」をすることがある。



たとえば、とある作品では

「登場するあるキャラの一人称を極力書かない」という挑戦をした。


要するに、そのキャラのセリフに

「私は」や「俺は」などを全く入れないということ。


もちろん、そこに込めた意味はちゃんとある。


これが結構難しくて、でも一人遊びのようで楽しかった。

確実に100話分くらいはやったと思う。もっとかな?



それから、ひとまず完結したからいいやと思って書くのだけど、

「仔猫と日向ぼっこ」でも小さなチャレンジをしていた。


それは、「ネコの性別を書かない」という試み。


主人公のナオも、拾われたリンも、真っ白なユキも、

男の子か女の子かは一切書いていない。


ユキなんて特に女の子っぽい名前だ。

でも、漢字では「雪」よりも「幸」のイメージで、

親戚にこの名前の男の子がいたりする。

(その子から名前を取ったわけではありません)


描かないことで、子ネコらしさが際立ったのではないかと思うし、

読み手さんに好きに想像してもらえたら嬉しい。



次もまた、何かやってみたいな。

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