想いの詩らべ。。

第一話 愛する惑星。。。

そこは楽園と呼ばれていました

そこでは空気も水もなくても

何もなくても生きていられるので

奪う必要もないから

嫉妬も憎しみも持ちません

力がなくても

簡単にいろんなことを成し遂げられるので

みんな競争心も苦痛も

努力することもなく

みんなてんでんに自分勝手に生きています

ただ自分の幸せだけを甘受していました

ですが他の人がいても見えず

腐ったり朽ち落ちたりしないため

人の迷惑も感じず物を粗末にしてしまい

たちまちゴミだらけになってしまって

住めなくなってしまいました

そして移住先に小さな星を見つけました

ただそこに住むには今までとは違い

空気や水や食べ物がなければ生きていられず

重力というものが存在して

何をするにも力がいるようになりました

始めはみんな絶望的な気持ちになりました

こんな不便な星に住めるわけがないと

そして始めは空気や水を奪い合うことで

自分だけ生き延びようとしました

そうするとだんだんに

ますます空気や水は足りなくなってしまいます

そして夜には恐ろしい未知の生物が食べ物を探して

自分達を襲って来ました

そしててんでんでは生きられないと感じて

助け合うことを学びました

分け合うことを学びました

今まで自分ひとりしかいなかった世界に

他の人が入ることによって

憎しみや痛みを知って

今度はそれを乗り越えなくてはならなくなりました

そして最後に知った大切なことがあります

それは今までの自分ひとりだけの楽園には存在しなかった

人を愛する気持ちです。。。

その力は無敵で

他のすべての不運や悪意も跳ね返すような

とっても大きな力で力でした

いろんな痛みや大変さを知った上で

それがあるかないかによって

苦痛や辛さをやわらげたり

生き甲斐や生きて行く力になったりもしました

自分のためだけには出せなかった力が

誰かのためなら

踏ん張る力が出せることも知りました

その大切なことを知るために

ひとりでは出来ないことがあるように感じます。。。

その星は今や唯一生物が住むとされている

緑豊かな美しい小さな惑星

地球でありました。。。

いろんなことにも限りがあることを知り

だからこそ自然や命の大切さも知って

その星を守れるのは

今こそ助け合ったり

分け合ったり出来る

今生きている

ひとりひとりのわたし達の力にかかってる。。。

こころも愛も命も巡っている

誰のためでもなく

互いのため

もう一度、ゆっくり深く息をして

愛する気持ちを思い出して生きたい。。。

何か困難なことが起こった時に

もう一度、落ち着いて

最初の気持ちを振り返って

大切なことを思い出してみたい。。。

そして自分のこころに問いかけてみたい

こころに愛は足りていますか。。。