8月3日

 8月3日、今日は以前から計画していた淡路島に行くことにした。ただし、何をするかは決めてない。でも最終的には縦断して本州に抜けようかと。


 高松から池谷へは特急うずしおで。今回も新型車両の2700系。やっぱり新型車両は快適だな。走りも滑らかだし。この旅行でアンパンマン列車にも乗ってみたいな。


 池谷で鳴門行きに乗り換え。跨線橋を渡って鳴門線のホームへ。待ち時間が長くてイライラ。まだ朝だというのにこの暑さ。何とかできないものか。


 9時14分、私は洲本行きの急行バスで淡路島へ。洲本といえば鉄道線の始発駅。バスターミナルの辺りにあったとか。


 しばらく走ると、鳴門大橋が見えてきた。おとといはこの下を歩いていたんだな。抜けて淡路島に行こうと思ってもできなかった。やっと今日行ける。本当に嬉しかった。


 私は鳴門大橋を渡って、洲本バスセンターに着いた。かつてはここから鉄道線が福良まで延びていた。さらに大阪の深日港からのフェリーが連絡していた。


 深日港へは南海電鉄が深日港駅で連絡していた。私は以前、深日港駅のある多奈川線に乗ったことがあるんだが、どうしてこの路線があるんだろうと疑問に思ったことがある。後になって、昔は淡路島への連絡フェリーが発着していたことを知り、和歌山港と同じぐらい重要な路線だったんだなと思った。


 私はそこからどこに行こうと考えていた。玉ねぎ料理、特に玉ねぎを使ったハンバーガーは絶対食べなければと思っていた。それ以外は全く考えてなかった。観光案内を見て模索。


 その結果、北淡震災記念公園と高田屋嘉兵衛公園に行こうと考えた。とりあえず、私は津名港まで行くことに。そこからコミュニティバスを乗り継いでいくことにした。


 私は津名港行きのバスに乗った。また淡路交通のバスだ。


 バスは海沿いを走っていた。しばらく走ると崖の辺りを走った。そういえば、先週の4連休で石川を旅した時も仁江の道の駅まではこんな道だったな。行きも帰りも杜甫だったけど大変だから途中からタクシーで輪島まで戻ったっけ。


 洲本から約30分、津名港に着くと、私はコミュニティバスに乗り換えた。ここからどうするかは路線図を手に考えた。しかし、震災記念公園と嘉兵衛公園へはほぼ無謀だとわかり、震災記念公園に行ってそこから明石海峡大橋で抜けようと思った。確か、明石側の入り口には山陽電車の舞子公園があるはずだ。そこから岡山まで行って瀬戸大橋を渡って高松に戻ろう。


 コミュニティバスを2回乗り継いで私は北淡震災記念公園に着いた。ここは阪神淡路大震災の被害を今に伝える施設だ。


 私は阪神淡路大震災が起こった時のことを思い出した。あれは小学校4年の頃だった。早朝、私は大きな揺れで目が覚めた。両親も目が覚めた。ニュースを見ると、神戸や淡路島の様子が映し出された。震度7の地震があったという。私が当時住んでいた松阪は震度4だった。しかし物置を支える足がずれていたという。


 見学前に土産物屋を見て回った。食品類は淡路島の特産品、玉ねぎ関連のものが多い。淡路島の玉ねぎは甘くて柔らかい特上品だ。玉ねぎのUFOキャッチャーが大鳴門橋近くのサービスエリアにあるらしいけど、やるつもりはない。ハンバーガーが食べたい。


 私は入場料を払って博物館に入った。中には震災が起こった時の写真やそれにまつわる展示物が並んでいた。中でも驚いたのは、震災によってできた活断層がそのまま展示されていることだ。これには驚いた。


 更に奥に進むと、阪神淡路大震災の揺れを体験できるコーナーがあった。これは体験してみよう。私の他にもう1組がいて、その人も一緒に体験することになった。


 私は体験してみた。セットは一般的な家庭のダイニングで、そのセット自体が揺れるようになっている。


 実はこのセット、阪神淡路大震災だけでなく、2011年に起きた東日本大震災の揺れも体験することができた。


 東日本大震災の時もすごかったな。駅のホームで電車を待っていたら、強い揺れを感じて、ツイッターを見ていると東日本で大きな地震が起きたこと、福島で原発事故があったことがわかった。こちらも忘れてはならないと思った。


 一通り回った私は明石海峡大橋の下にある『道の駅あわじ』に向かうことにした。そういえば昼ごはんまだだったな。道の駅あわじで淡路島バーガー食べたいな。


 バスは海沿いを走っていた。次第に海の向こうに明石が見えてきた。本州だ!私は思わず興奮した。本州を見るだけで興奮するのはどうしてだろう。


 バスは道の駅あわじに着いた。道の駅はそこそこ賑わっていた。降りてすぐ、私はお腹がすいていた。すぐに淡路島バーガーの売られている店を探した。


 少し入り組んだところに、淡路島バーガーを売っている店があった。淡路島バーガーの他に、色んなハンバーガーが売られていたが、玉ねぎが食べたい私は迷わず淡路島バーガーを注文した。


 私は淡路島バーガーを食べた。淡路島の玉ねぎの甘みは感じられた。でも味付けがちょっとくどいかな? あと、ちょっと食べづらい。まぁまぁの出来だな。


 さて、これから明石海峡大橋を渡って明石に向かうのだが、ここから無料のバスが出ていて、これで淡路インターまで行ってそこから高速バスで明石海峡大橋を渡って高速舞子まで行こうと考えた。


 私は無料バスに乗って淡路インターのバス停の最寄りの停留所で降りた。ここからはスロープと階段を上って連絡する。


 私は淡路インターのバス停に着いた。そのバス停は高速道路の途中に設けられていた。その先には明石海峡大橋が見える。本州はもうすぐそこだ。


 バス停にはそこそこ人がいた。時刻表を見ると、鳴門からのバスとは違って本州からのバスは本数が多い。うーん、淡路島は兵庫県だから本州側の本数が多いのかな?


 明石海峡大橋を渡って間もなく、バスは高速舞子に着いた。山陽電車の舞子公園駅とJRの舞子駅はここで連絡している。どっちで行こうか考えたが、ここは再速達の直通特急が停まる山陽電車を選択した。


 山陽電車で終点の姫路に着いた。ここから徒歩で歩いてJRに乗り換え。新幹線もあるけどここは在来線で行くことにした。在来線はほとんど普通しか走ってない。ここから普通を乗り継いでいくことにした。


 網干までは簡単に行けたが、ここから先が大変だった。本数があまりないからだ。こう考えると、少しお金はかかっても新幹線に乗っておけばよかったなと思った。


 ようやく岡山駅に着くころにはすでに8時近くになっていた。そんなにかからないと思ってたんだが。岡山からはマリンライナーで高松へ。そういえば以前香川に行った時もマリンライナーだったな。


 疲れていたので、私はグリーン席を取った。グリーン席は高松側の先頭の2階の部分のことだ。以前乗った時もグリーン席だった。私はグリーン席に座り、今日1日の疲れを癒した。


 9時過ぎ、高松に戻ってきた。今日は本当に疲れた。新幹線に乗っとけばもっと早く帰れたのに。乗っとけばよかったな。

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