第6話 変化

「それで結局、女の子を見つけられないまま山から戻ってきたのか」


 帝城の一画にある大会議室近くの廊下で、お付き騎士のエザージュが呆れたように言った。


「そうだよ……」


 それに対して、ミルシャは憮然として答えた。


 結局あれから帝都に戻ったグーシュとミルシャは、いつもと変わらない日常に戻った。

 グーシュは自分が興味を持ったことに首を突っ込み、ミルシャは鍛錬とグーシュの世話に明け暮れ、そしてたまに今日のような公式行事に参加した。


 今日は帝都在住の皇族が一堂に集う会食の日だった。

 集ったのは三十人ほど。


 随分と大所帯に見えるが、実の所帝室の直系と言えるの数人しかいない。

 大半は、四公爵家に嫁いだり養子入りした歴代皇帝の兄妹や子供の家系だ。


 王国時代から王家の人間が多く嫁いでいた四公爵家には、元々皇帝の直系が絶えた時に皇帝を出す役割があったため、公爵家直系以外の人間は全員が皇族扱いとなる。

 彼ら皇族は爵位や領地を持たず、基本的に帝都で暮らし、皇族としての教育を受けて育つ。


 これは四公爵家の力が大きくなりすぎないようにする一環でもあり、今日の会食は皇族としての連帯感を持つため定期的に開催されるものでもあった。

 とはいえ、現在では一連の制度は皇帝入れ札制度の導入で形骸化して久しい。

 現に、帝都滞在の皇族の半分も出席していないのがその証拠でもあった。

 ミルシャとエザージュの主はその少ない出席を選んだ側の皇族であり(第三皇女のグーシュが欠席するのはそもそもあり得ないが)、今は他の出席者のお付き騎士達と手分けして周辺の警備を行っていた。


「ポスティ殿下も破天荒な方だな。で、その透明な怪物は?」


「あの後僕と衛兵達で山狩りしたけど、結局何も。おかげで殿下と僕は笑い物さ」


 ミルシャの言う通り、第三皇女の言葉とあって一応衛兵体が派遣されたものの、例の透明な存在の手掛かりは何も無く、日ごろのグーシュの行いに反感を持つ者達からは放蕩皇族の虚言扱いされる始末だった。


「ひっどいなー。近衛や偉いさん連中だろ? あいつら、ポスティ殿下が庶民人気が高いからって妬んでるんだよ。へん! 不人気は連中の政策のせいだろうに」


「エザージュ、やめろよ。その偉いさん連中の代表が誰だか知ってるだろ」


 怒りをあらわにするエザージュを、ミルシャはたしなめた。

 グーシュを民衆派とすると、それに対立するのが近衛騎士団や重臣を中心とした統制派と呼ばれる一派だった。


 彼らは、皇帝の権限を幅広く貴族、商人、民衆に移行する政策に制動を掛けて、権限を皇帝や官僚機構に留める事を主張している。

 そのため、明確な派閥を持たないにも関わらず、庶民と距離が近いグーシュを敵視していた。


 そして、彼ら統制派が担ぎ上げている人物こそ、グーシュの兄にして皇太子、ルイガリャリャカスティだった。


 文武両道にして武人然とした容姿に、鋼のような鍛え抜かれた体。

 皇帝を選定するのが入れ札となり、形骸化した皇太子と言う地位にあって、その能力と威厳から次期皇帝としての立場を確固たるものにする逸材だ。


 だが、皇帝の補佐としての彼の政策は綱紀粛正や増税など、民衆や属国に圧力を加える者が多く、そこに不安を覚える者が多いのも事実だった。

 

「ミルシャ。はっきり言っておくが、お前は皇太子殿下に遠慮する事は無いんだぞ。そりゃあ、ポスティ殿下の不利益になるような事をするのは問題だが、お前の主はポスティ殿下なんだ。僕たちお付き騎士は、帝国でも、皇族でも無く、主にだけ仕える存在なんだ。お前は常にポスティ殿下の事だけ考えろよ」


「エザージュ……」


 珍しくまじめなエザージュの言葉に、ミルシャは聞き入った。

 お付き騎士とは、エザージュの言う通り自身の主にだけ仕える特殊な存在だ。

 そのため、下手をすれば皇帝や帝国自体よりも主の事を尊重する立ち位置にある。

 お付き騎士同士も普段は仲がいいが、ひとたび主同士が対立でもすれば、公的な立場では敵対関係になる。

 

 お付き騎士の会合で笑いあった数刻後に、主の命令で殺し合う事もある。

 それがお付き騎士だった。


「三年前の件で遠慮してるんならそれは違うぞ。お前は、ポスティ殿下に遠慮なんかさせないようにしなきゃいけないんだ。あのお方の本心を、きちんと聞いて受け止めてさしあげろよ」


「…………」


 ミルシャは思わず押し黙った。

 三年前の出来事。

 グーシュがまつりごとから手を引き、放蕩皇族と一部で呼ばれるようになった出来事。

 それに対する覚悟や向き合い方が、ミルシャ達主従にはまだ確立出来ていなかったのだ。


 だが、そんなミルシャの沈黙は長くは続かなかった。

 会食会場から、賑やかな会話と共に皇族達が退出してきた。

 会食が終わったのだ。


「……ミルシャ、説教して悪かったな。だがお前やポスティ殿下の事は僕もお嬢も心配してるんだ。僕ら主従は両方味方だ。何かあったら相談しろよ。……あ! お嬢ー! お疲れさまでしたー!」


 真面目な顔でしゃべっていたエザージュは、自分の主の少女を見つけるや否や締まりのない笑顔で走っていった。

 ミルシャはそれを見送っていると、背後からミルシャを呼ぶ声が聞こえてきた。


「ミルシャ、帰るぞ」


 グーシュだった。

 珍しく疲れた顔をしている。やはり、不仲な兄との同席は堪えたのだろう。


「お疲れ様です。今日、この後のご予定は?」


「先生の所に行くぞ。例の仮面の件を聞きにな」


 二人は連れ立って歩き出す。

 と、ミルシャは何かに見られているような違和感を感じた。

 咄嗟に懐の短刀に手を掛ける。


「うわ! なんだミルシャ!」


 当然グーシュは驚く。

 遠くでは、数人のお付き騎士や皇族も驚いていた。


「今、何か視線が……例の奴に似ている……うわ!」


「きゃあ!」


 ミルシャの声に、グーシュが思わず悲鳴を上げた。

 そして、ミルシャの見ている先をじっと見据えると、グーシュはそれに気が付いた。


「……うげ、油甲虫だ……しかもデカい」


 グーシュが見つけたのは、手のひらほどもある油甲虫ゴキブリだった。

 目の場所も分からないような形状の癖に、なぜかグーシュでも感じ取れるような強い視線を感じた。


「なんだあいつ……あんな大きい油甲虫なんて初めて見た……しかも、虫から視線を感じるなんて……」


「気持ち悪い……」


 そうして二人で巨大油甲虫を眺めていると、その虫は二人に注目された事を不都合に感じたかのように、勢いよく飛んで逃げて行った。

 思ったより静かな、それでいて耳に残る羽音に二人は悲鳴を上げて抱き合った。


「なんだあいつ……まるでわらわ達を監視しているみたいだな」


「ひっ! き、気持ち悪い事言わないでくださいよ殿下……あんなのがうろついていたら、僕どうすればいいんですか。あれを相手にするくらいなら、完全武装の騎士に襲われた方がマシですよ」


「あ、あんなのがゴロゴロいてたまるか。大方、たまたまデカくなった個体がうろついていただけだろう」


 しかし二人の願いも空しく、この巨大油甲虫はこの日を境に、グーシュ達の目の前にしばしば現れる事となった。





「どうだ先生? 何か分からないか?」


 帝都の下町にある古びた家で、グーシュは目の前の禿頭の男に尋ねた。

 彼の名はアイムコ。

 グーシュが幼い頃教育を担当した老教授の弟子にして、グーシュの愛読書である「対決! 騎士団対星辰より来たりし侵略者」や「星辰戦争」などの説話作家でもある変人だ。


 グーシュは例の透明の襲撃者の手掛かりである、材質不明の仮面について意見を聞くため、会食終了後直接ここに来ていた。

 紙や豚皮紙の散らばる小汚い部屋で、グーシュは気にした様子も見せず、仮面を凝視するアイムコに身を寄せた。


 その背後では、散らばった床に嫌そうに立ちながら、ミルシャが鋭い視線でその様子を眺めていた。

 

「これは、鉄でも木でも粘土でもないね」


「いやそれは分かっている」


「……グーシュ、残念だが私はあくまでも説話作家に過ぎないのだ。君が期待するほど博識ではない」


 申し訳なさそうにアイムコは言うが、グーシュとしては納得できなかった。

 グーシュにとって彼は、自分を導いてくれた恩師の弟子にして、この世界の広大さを知らしめてくれた人間なのだ。

 

「いつもの星辰の話みたいな仮説で構わない! 何か思いつくことは無いのか?」


「……神話の時代。故郷にいた頃の祖先は、偉大なる技術で未知の物質を用いたと言うが……」


 アイムコの言葉を聞いて、グーシュは頬を膨らませた。


「そんな話は教会の司祭に聞いて知ってる! なんかこう……星辰に浮かぶ星々は全てルーリアトの浮かぶ大地と同じような物だ! みたいなわらわの心が湧きたつような話は無いのか!」


 体全体をわちゃわちゃと動かしながらグーシュが熱弁を振るうが、アイムコは苦笑いを浮かべるだけだ。

 彼はその表情のまま、背後にある真っ白な原稿を指し示した。


「あいにく新作に詰まってるんだ。殿下を楽しませられるような話はとてもとても……」


「むぐぐ~」


「グーシュ殿下、そのくらいにしましょうよ。アイムコ先生も困ってらっしゃいます」


「すまないね。また何か仮説や話を思いついら教えるから」


 グーシュとしては、明確な手掛かりというよりは、常人には無い発想を見せるアイムコから、発想自体の手掛かりを教えてもらうつもりだったのだが、残念ながらいくら何でも無謀な行為だった。


 結局、むくれるだけむくれたままグーシュ達は帰宅することとなった。

 

「あ、先生」


 不意に、家の扉を出る寸前にグーシュが振り替えった。


「何だい殿下?」


「この部屋の様子なら見慣れているであろう。油甲虫の事なんだがな」


「失礼だね……」


 さすがに苦笑いを浮かべるアイムコ。

 しかし、次の言葉を聞くと表情が変わった。


「さっき帝城で手のひらくらいデカいやつを見たのだ。しかも、まるで人間や獣の様な視線を感じた上に、わらわ達の視線に反応したように逃げ出した。油甲虫に、そんな視覚や知恵があるものか?」


「ほー。巨大で知恵ある虫……か」


 朗らかな好人物の印象は消え、眼光に鋭さが入り混じる。


「せ、先生?」


 あまりの変化にグーシュが一瞬たじろぎ、ミルシャが一歩前に出る。

 しかし、その変化は一瞬だった。

 いつもの好人物に戻ると、アイムコは勢いよく原稿に向かいだした。


「いいぞ! さすがだ殿下! 次作は意志ある昆虫による侵略を描こう!」


「先生、それは面白そうだがな……わらわは、月が光った件と幼女の失踪。それに透明な怪物には関連があると踏んでいるのだ」


 グーシュが語るが、アイムコは異に返さず執筆し続ける。

 そんなアイムコに、グーシュはまた頬を膨らませた。


「殿下。ああなったら先生はもう……。というか、先日からの出来事を一つの事件だというお考え、やっぱり捨ててなかったんですね」


「悪いか! いいだろうが、星辰からの侵略者とか、ワクワクするだろう?」


「もう、十八歳ですよ殿下」


「っ!……ぐぬぬ」


 口論しながら二人は出てき、ぴしゃりと扉が閉まった。

 そうして数分程して。

 執筆する手を止め、アイムコは入り口の方を向いた。


「……監視に気が付くとはな。諜報がマヌケなのか。ここの連中が鋭いのか……どのみち、始まってしまっては私にはどうしようもないか」


 一人呟くと、説話作家アイムコ・ミュニストは天を仰いだ。

 ひび割れた石レンガしか見えない筈だが、彼にはまるで何かが見えているかの様だった。


「さあ。地球連邦軍様、異世界へようこそ。我が麗しの皇女殿下を、どうかよろしく頼むよ」


 その呟きは、石レンガに吸い込まれ、消えていった。




 

「ぽすてぃ殿下、やはりこれは未知の星辰ですな」


 帝城にある物見の塔で、帝室星見官の老人が後ろで毛布に包まるグーシュに声を掛けた。

 声を掛けられたグーシュは、瞳を手元にあった『星辰史』という本から老人が見る星空に向けた。


「やはりか! わらわの思った通りであるな。星辰史には星流れの記述こそあるが、あのように規則正しく空を巡る少数の星の記述はない!」


 そう言って、グーシュは毛布を剥ぎ取ると老人の隣に座る。

 グーシュが光る月を見てから、一か月が立とうとしていた。

 あの日以来、グーシュの身の回りでは不可思議な事が起きるようになっていた。

 

 巨大油甲虫の度重なる出没、話しかけるなり逃げ出す不審人物、叔父の家に出入りする謎の異人たち。


 一つ一つは取るに足らない小さな出来事だったが、それら一つ一つにグーシュはミルシャを連れて首を突っ込んでいた。


 それらすべての出来事が、関連づいたものであると証明しようと躍起になっていたのだ。

 だが、知恵袋であるアイムコが役立たずだった時点で、いかな好奇心の塊グーシュとはいえ限界があった。


 結局進展らしいものは何も無く、たった一度。

 不審な二人組を街で見かけ追い回した以外は何の進展も無く日々は過ぎていた。


 そんな日常にいつしかグーシュも慣れてしまい、今ではそれら小さな変化を受け入れつつあった。

 そして今日。

 グーシュは新しい変化の知らせを星見官の老人から知らされ、ここに来ていた。


 その変化というのは、数日前から夜空を、星が規則正しく流れるようになった事だった。

 流星とは違う、光の点がゆっくりと夜空を流れるその光景に、神官たちは神の僕が降臨する予兆だと言い、臣民は酒の肴に夜空を眺め、ミルシャはいいから勉強してくださいと言った。


 しかし、最近解けない謎ばかりで欲求不満だったグーシュにとっては、これは”妄想”が捗る絶好の種であった。


「説話のようなことが起こる前触れかもしれんな」


 そう言ってグーシュは『星辰史』とは別の本を老人に見せた。

 それは愛読書の『対決! 騎士団対星辰より来たりし侵略者』だった。

 題名を見た星見官の老人は朗らかに笑った。


「今はその説話がお気に入りですか、それはようございました。ではあの流れる星は、星辰界より来る侵略者ということで?」


 乗ってくれた老人に対し、嬉しそうにグーシュは話し始めた。もし尻尾があればさぞ激しく揺れていただろう。


「それも面白いが、少し前に出た『星から来た使節団』のように交渉に来たのやもしれんな。そちらの方が少し退屈だが、実際に起こるとするとそちらのほうがいいかもしれん。ミルシャも怖がるしな。が、爺様はどうなのじゃ? 昔歩兵で鳴らした腕前を奮って見たくはないか? 若い騎士では刃が立たぬ侵略者の鉄の騎兵や歯車騎士相手に、爺様のような老兵が知恵と経験で立ち向かう展開は熱くなるぞ!」


 こうなるとグーシュは止まらない。

 気に入った説話や妄想を延々と語り始める。


 背後に立つミルシャは少し嫌そうな顔をしたが、老人の方は孫のようなグーシュと話せるのが楽しいらしく、半分も意味がわからないグーシュの話にニコニコと相槌を打っていた。


「グーシュ様、そろそろお暇しましょうよ。毛布も掛けないと、いくら何でも風邪を引きますよ。それに星見官殿の邪魔にもなりますし。星見官殿、申し訳ありません。殿下が仕事の邪魔を……」


 そう言って顔を伏せたミルシャに、老人はシワだらけの笑みを向けた。


「いやいや。謝罪などおやめください。このみすぼらしい年寄にとっては光栄なことです。お若い皇族のお方にわしなんぞの知識を請われ、年寄りが知らぬことを聞ける。こんないい時間はありませんぞ」


「はぁ……そういっていただけると……」


「ほらな。爺様もそう言ってるし、いいだろが」


「いえ、駄目です。特にここ一か月は、殿下を甘やかしすぎました。もう、今日からは厳しくいきます。今日はもう寝ましょう」


「ええー……」


 不満げに声を漏らしながら老人の方をチラリとみるグーシュだったが、老人はニコニコ顔のまま首を振った。

 老人にこう言われては、グーシュもミルシャに応じるしかない。

 グーシュとミルシャは、老人に小さく礼をいって二人で階段を降りていった。

 老人はニコニコとそんな二人を見送ると、静かに星見筒を覗き込み、珍しい星辰の動きを記録する仕事に戻った。

 老人の若い頃。

 皇族とは畏怖と恐怖と暴力の象徴だった。

 尊大で、強く、恐ろしく、頼もしい。

 グーシュが言ったとおり歩兵として治安維持に奔走していた老人にってはそういうものだった。


 だが時代は変わった。

 今では戦乱は遠く、大陸全土から争いは薄れ、飢えも駆逐されつつある。


  皇族もポスティのように身分や性別に囚われず、老人のような者にも分け隔てなく接する新しい世代が育っていた。

 眉をひそめる者もいるだろうが、老人にはあの親しげな少女が笑顔で説話の話をすることが何より平和の証に感じられた。


「殿下に、あの不思議な星の仮説をお聞かせしたいもんだ」


 それが自分が出来るあの殿下に出来る何よりの贈り物になるだろう。

 どうかあの説話好きの殿下とそのお付き騎士に幸あらんことを……。


 老人は願いながら、新しく空を流れる星を見るため、星見筒を覗き込んだ。

 すると、流れる星とは別の流星が目に入った。


(明日には殿下に、楽しい思いをしてもらえそうだ)


 老人は笑みを浮かべると、急ぎ記録を始めた。

 あの流星がどうか、帝国に幸をもたらさんことを。


 しかし、老人が覗く星にはそんな思いを裏切るような、明確な意志があったのだ。

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