COVID-19との付き合い方

こんな事態になるとは夢にも思わなかったので、自身の経験を踏まえて少し話ができればと思う。実際にかかったことはないにせよ、ワクチンは思った以上に辛い。ワクチン接種が広がるにつれてきっとどこかで収束していくだろうと思うのだけれど、教育現場において対策は急務であると言わざるを得ない。テレワークが進んだ企業はいいかもしれないけれど、私たちは学生を教える立場にあるので教育するうえでは必ず対面である必要が出てくる。しかしながら学校の方針やらなんやらで実質的に動けないことも多いので特に研究活動においてはかなり制約を受けているといえる。大学に入学するにしても対面で授業をしないせいか、退学率や休学率が確実に上がっている。収束するまでには3年くらいは必要だと思うのでその間に付き合い方を変えてやる必要があるかもしれない。我々は今二年目を過ごしているのだけれど一向に収束の兆しは見えないどころか東京などは記録更新する日々が続いている。今後どうなっていくかは当然重要ではあるが、一定数は毎年出る事を想定した危機管理が必要だろうと考えられる。インフルエンザウィルスが当初スペイン風邪という名前で流行った時のように、これは毎年の流行病だと思っていい。とはいえインフルエンザとは発生やワクチンの製造に至るまでの経緯が違うのでやはり新種のウィルスであることは違いない。SAASなんていうのも流行ったけれど、これが近いと思う。香港でほぼほぼ水際対策で収束したのはいいが、今回のは世界的に大流行しているのでもうこれ以上止めることはできない。かといってマスクを常にする生活っていうのは人間の基本的な機能に疑問符を投げかける行為だから私はこれも推奨しない。(周りがやれというからつけている)

正直自身が対策として何をしているかというとほとんどが非核三原則のようなモノである。”持ち込まない””持たない””作らない”これを各家で徹底してもらえばかなり効果があると感じる。飲食店に行けば必ずマスクを外すわけで、だとするならばかなりの量のクラスターが発生しているだろう。それでも発生しないのだからうがい手洗い以外の手法はあんまり意味がないのだと感じる。以前福島の原発の話が出たとき、放射性物質は服やのどにくっつくだけでは被ばくとは言わないそうだ。なので原発付近から出る人は除染することで回りが被ばくしないようにしているのだという。同じことが言えるのではないだろうか。まずは家に持ち込まない。というスタンスから見直す必要があるかもしれない。

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