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2019年、2月、否3月だったか?朝のミーティングで、私の働く事業所のコンセプトとでもいうのか?雑務に追われる職員の環境であっても、利用者様の笑顔を引き出す努力をしてください。なる事を上司が言った。その時、このところ見ているとそれが出来ているのが紫ぐれさんだ。。とも言われた。。


私は、それを素直に受け取れなかった。。


心の中で、何をキモチワルイ事を言ってるんだろう。。と思った。


私の心の中には二面性があって、ポジティブもネガティブもふり幅の大きい人生である事も自覚していて、利用者様からの信望を得られれば得られるほど、それが理由とまでは言わないが、職員からの風当たりが大きくなっている事でバランスをとっていたつもりだった。


私の中のネガティブ。。「輩」を否定は出来ない。そうでなければ、優しいだけの自分であったなら、今、どん底の親を捨てること等出来ないのだ。

何処の介護家族であっても家族だから出来ない事は多々ある。。

しかし、私と父の場合、根底から接触することすら出来ない壊れた家族であって、

父の領域には立ち入る事が出来ない。=捨てる。。という行為になっている。

それをしっかりと自覚している以上、私のネガティブは深い。。

おそらく、父も同じだと思う。本当の妻には憎しみをぶつける事が出来ず、憎しみ切った妻の残像(私)にぶつけた父が、弱くなったからといって虚勢を張り続けた娘に自分の介護をされる事を深層心理では望んではいない筈。


私の中で捨てると言う行為はネグレクトであるだけでなく、相手を認めるというほんの少しの優しさもはりついているのだ。。


そして、私はあの父の娘なのだから、ネグレクトの清算は自分の老後で決着を付ければ良いと覚悟している。


私のネガティブ。。それを肯定する以上、そのはけ口が必要だから、私には風当たり程度のバネが必要。


風当たりよ!どんどん強くなれ!私はそれをバネにニコニコ仕事をしてやる!


とでもいうのか。。。


褒めてもらっては困る。。バランスが壊れる。

そんなひねくれた気持ちが沸き起こっていた。。




そして、あの看護師の痴漢行為に繋がっていった。


ネグレクトの清算。。本気ですか?

あなたの輪廻。又受け取る事ができるのですか?

あなたの受難の始まりは何でしたっけ?

と運命からの警鐘だったのだろうか?

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