第5回戦 『鹿翁館の秘密』

「次の対戦相手はカフェオレさんの『鹿翁館の秘密』だ」


「ミステリーでありホラーということでどんな恐怖体験が待っているんでしょうね」


「それでは、試合スタート!」


*******


 今回読ませていただいたのは、カフェオレさんの『鹿翁館の秘密』です。不学な私は物語の中で言及されるまで、ある有名な作品と関係があるというヒントを見落としていました。話としては、訪問系ホラーですね。(ホラー大好き!)ある場所に訪れてそこで怪奇に会う。私の中で印象に残っているのはM・ナイト・シャマラン監督の『ヴィジット』ですね。あまり展開を書くとネタバレになるので伏せておきます。


 ミステリー同好会に所属する主人公たち三人が鹿の剥製がたくさん飾られていることで有名な『鹿翁館』に取材に行くところから話は始まります。今まで断られていたのに急に許可が下りて、しかも他言無用と怪しさぷんぷんでどのように話が進むのか気になります。特に雰囲気を盛り上げるのが、鹿翁館の内部の描写ですね。恐怖を煽ってくる感じです。(私もこれくらいきっちりとした描写が書けるようになりたい!)

ホラー好きの方にお勧めの作品です。


私が「しかおきなかん」と当初読んでいたのは秘密です。


*******


「ここで試合終了! 結果は!」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る