シャインハイル・ラント・ベルグリーズ

サイズ:Kcup(101/54/92)


概要:ベルグリーズ王国の第一王女。金髪碧眼という言葉が相応しい美女。婚約者がいる。


     ***


 ベルグリーズ王国が首都にあり、そして王国の象徴でもあるベルリール城に忍び込んだ。

 やはり、見つかれば即処刑ものだろう。


 しかし、だ。私は独自ルートの情報で、突き止めた。突き止めてしまったのだ。


 ここには、過去最大規模のおっぱいがあると!!!


 噂によれば、バストサイズは驚異の3桁。とはいえ、体型は見事であると耳にした。桁違いのおっぱいでありながら、バランスの取れたお姿である、と。


 私は警備兵や、警護に当たっている巨大兵器魔導騎士ベルムバンツェの視界をかいくぐりながら、目的の部屋へと向かった。


 ……そして私は、言葉を失った。

 なぜだか、分かるだろうか?


 それは圧倒的な、大質量。バストサイズ3桁は伊達ではない。

 しかもあれほどまでの特大サイズでありながら、ドレスの布地はしっかりと、おっぱいを支えている。


 今こそ明かそう、彼女の、ベルグリーズ王国第一王女シャインハイル・ラント・ベルグリーズ姫のおっぱいは、驚天動地のKcupなり!!!!!


 歩けばそれだけで、堂々たる胸は威容を示すかのごとく揺れる。それはもう、圧倒的存在感以外の何物でもない。

 諸君も見てみると良い。まず言葉が出なくなるから。品評がどうのという話じゃないから、あのおっぱい。


 しかし、あれほどまでのサイズがあれば、谷間にいろいろと小道具をしまえたりもしそうだが……こほん、ともかく、あれは滅多にお目にかかれない最上級のおっぱいであった。


 ああ、実に眼福であった……。

 そう思いながら、城の外へ出ると。


「おい、貴様」


 漆黒の魔導騎士ベルムバンツェが、私を見下みおろしていた。


「はい、おっぱい」

おれの大事なシャインハイルに、破廉恥な真似をしたな。許さんぞ」


 あ、これ、逃げられないやつだ。

 私は諦めながらも、それでも必死に足を動かし――あっさりと、持ち上げられた。


「覚悟!!」

「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!」


 そしてそのまま、全力で空へ向かってブン投げられる。

 私は大気摩擦で、体が削れていくのを実感した。


「眼福だった……眼福だったぞ、おっぱい……」




 至高のサイズと形状を併せ持ったおっぱいを脳裏に浮かべながら、私は文字通り星と化して消滅したのであった。

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