幼馴染をつなげたい!!

 作戦は失敗した。


「剛失敗したにゃ~」


「梅失敗したな」


「梅言うな!!」


 実は、この二人は幼馴染かつ・・・恋人同士なのだ!!そんなことがなかったらお昼ご飯の段取りなどできるはずがない。


 しかし、この二人は付き合ってるのだ!!だか、この件は秘密なのだ・・・そのことが、かっこいいと思っているのだ。


 少し変わってるのだ。しかしばれるのも時間の問題だろう この二人に関わるのだから・・・


「しかし、惜しかったな まさか身長差が・・( ̄m ̄〃)ぷぷっ!」


「おい!私の親友笑うな」


 げしげしと、足蹴りする。


「まぁ、うさぎも鈍感だんなふつう気づくだろって、こんなに近くにいるのにさ」

 首をかしげながら歩くと横からチョンチョンと指でつつく。


「ほれ、ルール違反だけどホレ」

 スマホの写真を見せてくる。


「これ誰?」


「これ、みさっちだよ わかるかい うん?わかるかい?」


 ジーと、ぽかんと口を開けてみている。


「まじか?」


「まじまじ」


 その画面には、金髪碧眼のかわいらしいでは、すまないほどの美少女が、笑顔で立っていた。ついでに横には宇佐美w


「うさぎは、そのままだな 何だこの美少女は!!やべーな今の髪の色とか見の色も違うじゃないか、しかも小さい こりゃわからんわ印象が全部違う!」

 なぜか勝ち誇った、梅はフフ~ンと鼻で笑い。


「だろ!うちの、みさっち可愛いだろ、ちょっと海外に行ったときに色々有ったらしくってさ自分の殻にこもったんだよ、だいぶ良くなったんだよ」


「そうかぁ、そら仕方ないなでも大分進歩したんじゃね、自分から進んで行くなんて立派になったもんだ オヨヨヨヨ( ;∀;)」


「きもいから、泣き真似すんなし」ゲシゲシ


「いててて、でも頑張らないとな!親友には幸せになってほしいからな、見た目がやたらと可愛いから、いい思い出ないんだ ストーカーされたり着せ替え人形されたりさ、でもメンタルは強いから気にはしてないだろうけどな」


「うん頑張ろう!!」


 そしてみんなに、ばれないようにキスして、歩いていく二人・・・おしあわせに。


 ~~~~学校にて~~~~


「「「うお~~!!!」」」


 クラスに着いたら、男子たちがざわめく!!!


「「「きゃ~~~誰?この子超綺麗な子、このクラスにこんな子居たっけ?」」」


 みんなで、首を傾げ相談しあう。


「小谷さんだよ!みんなわかんないのか?」


「「「「えええええええええええ」」」」


 びっくりの合唱が木霊するwwww


 それから質問攻めにあって、あたふたする間に、宇佐美が割り込む。


「ほら!困ってるだろ!ほらほら解散解散!!」


「ちぇ~いいじゃね~かよ!」


 ぐっと、小谷さんを掴もうとする男子の手を掴んで関節を決める。


「触るのは、ルール違反だろ!!」


「いててて、あ~~いた・・・痛きもちぃぃぃぃぃ」実は、うさちゃんファンクラブの一人なのだ、触られて幸せなモブなのだ。


 うえっキモイ


「ありがとう、内牧くん」


『ひゃ~~~かっこいぃぃぃぃ!!どうしてそんなにかっこいいのぉぉぉぉ!!!好き好き愛してる♡』


 実際に言えれば最強なのに・・・まだまだ時間が掛かりそうだ。


「「ふふふ、もうすこしだな」」


 ちがう幼馴染がニヤニヤしながら見ていた。






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