第18話 起承転結とはなんぞ?

起承転結って皆さん知っていると思うがストーリーを描く際によく言われる言葉で人生論やビジネスなどにも使われたりしますよね。


 大まかに起承転結は、

・起……物語のはじまり

・承……起こる事件

・転……その事件の全貌や結果

・結……その結果の後の顛末

 となる。


 この4つの構成が絡み合って物語が出来上がるのだがこの構成は分ければ4つなだけで別に物語を4つ、いわゆる4章にわけて書かなくても良いということ。


 4コマ漫画は起承転結で考えるのに最適だが、4コマ漫画を書いている作者は毎回そうしてるわけではない。1コマを起承、2、3を転、4に結と言うふうにしてるのもある。何をどこに含ませるかは作者の自由だ。これを律儀に四等分にして書いてバランスを取る必要はどこにもない。


 律儀にまもろうとしてそれぞれの起承転結でだらだらと書いてる人はいないだろうか?


 前話でもいったが私は大まかな起承転結と、その中でも起承転結があると思っている。それが例で挙げたように起承をくっつけたり、二転三転させて承承と書いたりしている作品が沢山あるから。4つにしっかりとわけないと駄目だという固定概念をもってはいけない。


 作者自身で自由に表現していい。それがあなたの世界観なのだから。


 とは言ってもその構成が物語を面白くするか否かを大きく左右させてしまうのだから自由といっても自分勝手ばかりでもいけない。読者が興味をもつように練りこまないといけない。


 起承転結というのは物語を書く上でとても大事なもの。前話でもいったように思いつきのまま起の部分だけで書かないように大きな、漠然的な起承転結のイメージは描く必要がある。4つは無理でもせめて起と結、起承のどちらかぐらいはイメージしてて欲しい。

 そうでなければ間違いなく読んでても何を伝えたいのか、書いているのかわからない作品に成り下がると思う。


 やはり人に読んでもらうのだからメッセージはあって欲しいと思うのは読者の心理だ。少なくとも私はそう思う。

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