北海道旅行①について

先日2泊3日で北海道に行ってきました。

皆さん知っての通り北海道というのはとても広く、北海道と一概に括れるものでないはありません。

今回行ってきたのは、知床半島の根元に位置するウトロという町と網走です。

きっかけは知り合いの人に「流氷を見に行こう」と誘われたことです。誘われなかったら自分でわざわざ流氷を見に行くことはなかったと思います。

結局この方、田中さん(仮名)と2泊3日を共にすることになりました。




実は私は北海道には3,4年前に一度行ったことがあります。

その時は飛行機で釧路に向かい、そこからレンタカーを借りて摩周湖~網走~旭川(1泊)~小樽~札幌(1泊)~函館~東京に戻る、という2泊3日で北海道を横断する中々ハードな日程でした。

今回は流氷を見に行くことがメインテーマなので、女満別空港から知床斜里~ウトロ~網走あたりが行動範囲となります。


さて、成田から飛行機で女満別に飛ぶわけですが、飛行機には数えるほどしか乗ったことのない私にはその手続きがとても煩雑に感じられました。

格安航空を選んだことも要因かもしれませんが、手荷物の重量制限で引っ掛かりリュックの中に入っていた服を無理矢理に着込み、小物をポケットに詰め込んだのは中々笑えました。あと、当然ですが離陸よりかなり早い時間に到着して手続きを行わなければならず、それも面倒というか……その後の待ち時間がもったいなく感じました。

いや、もちろんその時間は飛行機さんの段違いのスピードで補って有り余るほどであることは理解しているのですがね。


さて1日目の14時半くらいでしたかね、女満別空港に着きました。

そこからとりあえずバスで網走駅に向かいます。バスの時刻をあまり正確には把握しておらず、ギリギリでなんとか乗ることが出来ました。

なんとなく関西弁を聞くことが多い気がしたのですが、調べたところ北海道弁が関西弁に近いわけではななさそうです。たまたま関西からの旅行客が多かっただけのようです。


網走駅に着き、ここで知床斜里行きの列車を1時間近く待ちます。

晴天だったためか寒さは思っていたほどではありません。

列車の中では空調ではなく石油の暖房器具を使っているのでしょうか、独特の匂いに懐かしさを覚えます。

車内では地元の中高生たちが何人もいました。地元の人はやはり寒さに慣れているのか軽装ですね。色白で端正な顔立ちをした少年少女が多かったように思います。

途中夕陽が沈んでゆくのがドラマチックな風景でした。東京よりも東に位置しているからなのか、沈みゆく陽がとても大きく赤く見えました。何度も写真に収めようとはしたのですが、揺れる電車内ということもあり、私の古いスマホではあまりその感動を残すだけの写真は取れませんでした。


知床斜里駅に着き、ここでもバスを待ちます。

寒さは思っていたほどではありませんが、やはり雪が分厚く積もっています。1万円以上出して寒冷地用のブーツを買ってきて正解でした。

知床斜里で少し周辺を散策しました。

北海道のコンビニ、セイコーマートにも入りました。限定商品として函館の高校生が開発した鮭チップスみたいなお菓子も買いました。

道の駅でねぷた祭りの展示がしてあったのも印象的でした。

やはりこの辺りを旅行する人間が行く場所というのはある程度決まっているのでしょう。旅の最中、どこかで見かけた人と再びすれ違う……ということが度々ありました。


さて、知床斜里駅から1日目の宿であるウトロ温泉にバスで向かいます。

ここも40分弱のバス旅だったでしょうか。着いた頃には日もすっかり暮れていました。

バスターミナルには宿の人が車で迎えに来てくれていました。

車で5分ほどで民宿『たんぽぽ』に到着しました。

温泉も入り放題で素泊まり5000円というのは中々良い選択だったと思います。


さて荷物を置くと、とりあえず晩飯を食べに出掛けます。

マンボウの影響で飲食店の閉店時間も早まっているからです。晩飯を食べそびれてはとんでもない事態です。

しかし事前に確認しておいた宿から徒歩3分ほどのレストラン『潮風』はなんと満席でした!

どうしようか?近くの別の店を覗いてみるか?……と店を出たところで店のお母さんが「席空きましたよ~」呼んでくれました。なんとか我々は一命を取り止めたのです。


『流氷ドラフト』『知床ドラフト』といった地ビールを飲み、珍味系のおつまみやにしんの煮付け、タラのフライなんかを食べました。特に美味しかったのが『麦王』という知床のブランド豚の串焼きでした。締めにはカレーを食べました。

私は元々食事量が多い方ではあるのですが、私より10歳以上年上の田中さん(仮名)も同程度に食べます!

店はご夫婦でやっているようで、とてもアットホームで料理も文句なく美味しくて最高でした。


それから歩いて民宿のある丘の麓まで下り(あったかい格好はしているのですが流石に耳などが冷たい!)、セイコーマートでおやつや朝食などを買って明日に備えます。

宿に戻ると温泉に入ります。

旅館の別棟に温泉があるのですが、2,3人ずつ入る形式らしく貸し切りで堪能出来ました。足を伸ばせる風呂というのは最高ですね。

部屋に戻るともう23時くらいになっていたので、一缶だけセコマで買った地元のミントのチューハイみたいな酒を飲んで(田中さんは甘いものを食べていたかな?)とっとと寝ました。明日も早いので。


1日目はずっと移動でしたね。

電車→飛行機→バス→電車→バス……10時から19時近くまでずっと何かに乗っていたという感じです。

自分では何もせずに1日が終わってゆくのが不思議な感覚でした。

……麻雀ゲームにハマり過ぎて、明らかに睡眠の質が悪い時期だったことも要因でしょう。




(2日目につづく)

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