ゆるゆる日記

中村胡蝶

製作意欲

 最近あることがきっかけで、自分の衝動が抑えられなくなった。というか、なにかを作りたい生産したいという欲求がすごい。いろいろ考えた末、昔読んだ文学作品を読み返す、毛嫌いしていたものを読んでみる、パソコンで絵を描いてみる、気になる音楽を片っ端から聴いてみる、ラジオを聴いてみる、ドラマを観るなどと、この1か月ほどでやってみた。


 昔読んだ文学作品はヘルマンヘッセの『車輪の下』。これは高校生くらいの時に読んだのだけど、あれから結構な月日が流れていて、何一つ覚えていなかった。ある意味初めて読んだのと変わらないくらい。多分当時の私は主人公との生活に接点がなさ過ぎて、あまり心に残らなかったのだろう。今回は、若い頃ってこういう感じ、気持ちとかあるなぁ、こういう場面ってあったなぁなどと経験値が増えた分共感できる部分があって、楽しく読むことが出来た。もう一つは『銀河鉄道の夜』。学生時代に『注文の多い料理店』は読んでも良いけど、『銀河鉄道の夜』は『銀河鉄道999』と何かしらの関係があると思っていて、頑なに拒絶していた作品だ。今思えば、おかしな子であった。別にあったって良いじゃない。無いと思うけど。


 本は紙で読むのが好きだけど、最近はkindleで読んでいる。読めない漢字や知らない意味などを調べながら読んでいるから便利だ。でも、読んでいても途中で頭の中で違うことを考えてしまって、本の内容が分からなくなって、もう一度数ページ戻って読み直すなどとしているので時間がかかる。他の人は集中して意味を噛みしめながら最後まで読めるのだろうかなど考えてしまう。皆さん、どうでしょうか。


 パソコンで絵も描いてみた。とりあえず、パソコンの中に入っているペイントというソフトを使ってマウスを持つ。画面の前で考える。何を描こうかなぁ。一番最初に思い付いたのは、いちご。なぜいちごなんだと思いながら。輪郭を描き、水彩ペンで色を塗り、黒と白の点々を付けて、緑のへたを描きたす。出来た。初めてのイラスト。世間一般では落書きと言うんだろうな。次は・・・。レモンを描く。マウスで描く楕円形は難しい。テッペンと下のトンガリが太くなって消しゴムで消したら消しすぎて不格好に。陰影も付けよう。グレーの光沢というのを使って描いたら、腐ったレモンか?という代物ができた。良いんです。初めての作品、自己満足です。


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