オットとジュニアと三人暮らし

結婚する話その四

結婚式の準備そのものはそれ程苦ではありませんでした。招待状を自分で作る事にしたのですが、直前になって手持ちのプリンターでは封筒に印字できないことが発覚し、徹夜で宛名を書きまくったことくらいです、つらかったのは。もう二度と、深夜のコンビニに駆け込んで筆ペンだけを買っていくなんて真似はしたくないです。

苦ではなかったのは、親族の協力が大きかったからです。結婚を知るやいなや、私の母だけでなく、叔母も祖母も大歓喜、用意が進むにつれテンションもクレッシェンド。

「祭りか？」

と思わず言ってしまったほど。

逆に、自分たちは比較的冷静でした。

最後の準備頑張ってね、と忙しい中、挙式の前日に快く有給を取らせてくれた上司たちにお礼を言いながら、免許の更新に行ったのは私です。

なので、ウェルカムボード等の式場外の小物の八割は母たちが用意してくれました。神か。

あとはムービー（自己紹介みたいなあれ、何ていうんでしたっけね……）も、夫がほぼ作成してくれました。私は写真のチョイスと微調整をしたくらい。

式場で流す曲は、式場で用意された中からでも選べたのですが、せっかくならと自分たちの好きな曲をいれにいれまくりました。夫も私も、当時も今もウォークマン勢、CDはグッズ感覚で購入勢なので、音源は問題なく手に入ってました。

メモは破棄してしまったので正確ではないかもしれませんが、ご結婚間近の方への参考までに、思い出せるだけ使用曲を挙げます。

・ONE　Aimer

披露宴の入場に使ったような気がします。テンポよく、明るく前向きな曲で、掴みの曲として個人的に気に入りました。

・糸　Aimer

言わずもがな、あの糸です。調べてみると、いろんな方が歌ってらっしゃってたので、同じ曲でも雰囲気が変わって面白いです。確か、両親への手紙か退場かどっちかで使ったと思います。

上記二曲、Aimerさんの花の唄に収録されています。

Fateファンの方がいらっしゃったらお分かりになると思うのですが、時期が被っていたため、危うく「花の唄」や「I beg you」をどこかに入れれないかと真剣に考えてしまうところでした。多分夫は考えた。

・いつかの、いくつかのきみとのせかい　fha'na

こちらはムービーで使いました。夫チョイスで、私は知らない曲だったのですが、聞いてみるとあらまぴったり。今ではおきにいりです。

・幸せについて本気出して考えてみた　ポルノグラフィティ

お色直し後の入場で使用しました。私チョイスです。ポルノさんは中学の頃から好きだったので、絶対どの曲かは使いたいと思って、実家のCD片っ端から聞き漁って辿り着きました。

記憶を雑巾のように絞っても何故か四曲しか出てこないのですが、絶対そんなことはないはずです。印象的でその後もしばらくおきにいりリストに入れて聞いていた曲しか出てきませんでした。自分の記憶容量が小さすぎることに少々絶望しております。

後日、夫に聞いて追記します。しかしきっと彼も大して覚えていないことでしょう。

多分覚えているのは、楽しかったこと以外にはごはんの味だけなはずです。

――追記――

案の定、覚えていませんでした。ポルノさんの曲を覚えていなかったので、三曲しか覚えていなかったので私より残念な脳みそということに。

大丈夫か、私立だけど一応それなりに名前は知られている大学出身だぞ二人とも。脳みそに学歴は関係ないのでしょうか。