男の娘に……なっちゃったねぇ(ニチャリ)

【男の娘】といつ【概念】の解釈は人それぞれだと思うけれども、個人的には「中性的、あるいは女子寄りの男の子を【見ている側】の中に生まれる概念」である(そのパターンが多い)と考えています。

なので、男の娘側を主人公にして、しかも元からあった【そういう傾向や衝動】ではなく、【明確な目的のための手段】として女装をするというストーリーを見て、「男の娘というか女装男子という感じだな」と思っていました。


が、


ラストまで読み終えたところ、そこには見事な一人の男の娘が誕生していた。恋を飛び越えた愛ゆえに。

BLと男の娘の狭間に漂う、この作者さんならではの作品です。

そのどちらの要素が濃いかも含めて、観測してみてはいかがでしょうか?

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