天は自ら助くる者を助く

社会人三年目。もう新人じゃない。周りも見えて来た。そして自分の事も。
そんな中でふと訪れた転機。それはとても些細ではあるが確かに眩しく見える。

主人公の心の揺れ動きが手に取るようにわかる文章は、文学調であるのに固くなくすっと入って来る。その心地よさが良き。

まだ何も始まっていない。しかし確実に一歩を踏み出した彼に幸あれ。