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  • 第4話への応援コメント

    はじめまして。
    「批評をしたり、されたい方へ」の自主企画よりおじゃましております。

    批評――とまでいえるのか果たして不安ですが、思ったことを書かせていただきます。
    いえ、正直に申しましてここまでの完成度も高く、稠密な作品を書けるのに、公募でなくカクヨムで批評を求める心理が今一つ、分かりかねます。

    つまり、尊死。
    さらにいえばわたしの出る幕が1ミクロンもない。よってこれはわがままなファンレターです。

    短い時間軸で「僕」目線がメインでありながらも情景描写も丁寧、これでなぜ冗長にならずにどんどん引き込んでゆくのか、感服です。

    どの隅っこをほじくり返しても破綻なく進行し、強いてあげるならなぜ「彼女」に「僕」が選ばれたのか(作中の言動でほのかに「これかな?」という点はあったものの)、それと、「彼女」がクラスの人気者だという描写が薄いかもしれない――などがありますが、物語のテンポを考えれば必要ないかもしれません(それをいうなら「彼女」が人気者だとか、「僕」の存在が薄いという設定もあまり重要ではないのかもしれません)。

    しかしながら「彼女」が実母と継父との関係で揺れ動いたり、初々しい「僕」の反応など、思春期特有の心の機微をごく自然に描ききった筆力は感嘆ものです。特に、煙草を迷惑料としてくすねる「彼女」の当てつけのような(おそらくは「彼女」自身にも了解しがたい)、心理は思わず感情移入してしまいました。

    と、好き勝手に書かせていただきましたが、これらはあくまでも商業作品と仮定しての感想です。本来であればプロアマ問わず同じ視座から述べるべきですが、このお作はあまりにも完成度が高く、出版社から刊行されたことを想定して自由に書かせていただいた次第です(もちろんふつうの小説投稿サイトでは手加減します)。

    長々と書きましたが、いちファンとしてこのコメントが視界の片隅に留まればそれだけで幸いです。

    主務

    作者からの返信

    丁寧な感想、ありがとうございます。
    こうやって感想をいただくことが初めてなので、なんだかうまく言葉になりませんが、とても嬉しいです。書いてよかったな、と思いました。このうえレビューまでいただいてしまって、いっそ申し訳ないような気持ちになります。
    ありがとうございました。これからも頑張って書いていけそうです、励みになります。