応援コメント

印象・日の出」への応援コメント

  • 自分は全然絵が描けないんですけど、美術館に行くのは好きです。
    モネの絵は、色使いとか雰囲気とかが優しい感じがしていいですよね~

    作者からの返信

    陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
    自分も絵はまったく……。だからどういう風に描いてるのか、筆致に興味がわきます。
    モネの絵、くっきりはっきりじゃなくて優しい感じしますね。それも人気の理由なんでしょうね^^

  • このエッセイを読んで、「絵画は自分の目で見るべし」というのが、強く印象に残りました。というのは、私の住んでいるところでゴッホ展の開催が決定したんです。
    歩いて行ける距離なのに、行かなくていいやって思っていました。
    でも!やはり実物をこの目で見た方がいいのでは!!!!!
    って強く思いましたよ!でも、混むだろうな🥲(激混みの中にいくのがまずイヤ)

    そういえば、モネ。自分の絵を見て、分析したり小難しい言葉を並べるのではなく、良い悪いみたいな、思ったことそのままでいい。というようなことを語っていたような記憶があります。
    印象・日の出。
    見たままの印象。それだけでいいのかもしれませんね。

    作者からの返信

    遊井さん、コメントありがとうございます。
    ゴッホ展だったら混みそうですね。日本の人はどうしてゴッホが好きですか?これは素朴な疑問ですが。自分はゴッホやゴーギャンの雰囲気、ちょっと苦手です。なんでかは上手く説明できませんが……
    特別展は開催すぐと終わりごろが混みますよね。確かに気後れします。でも本物の絵に勝るものはないと思うので、行ける機会があるといいですね。
    モネの言っていることは子どものように素直でいいですね。同時に沢山描いて沢山観てきた人の究極の言葉でもありますね。

  • 先日の出張でコニャック・ジェイ似合ったのですが、あそこでも女流の絵を特集していたかも……ロンドンのテートと記憶が混ざってしまっていたらごめんなさい。
    人々の感性って、時代と共に変わるところもあれば、共通するところもありますが、言葉による表現でやっと気がつく自分の感性もあります。印象、もそうかな、と思いました。

    作者からの返信

    佐倉さん、コメントありがとうございます。
    コニャックジェイ、建物全体が美術館って感じですよね。18世紀や19世紀の特別展もやっていそう。お忙しい出張でも美術に触れる時間を取られるの素敵です。
    残っていく作品には時代を超えて惹き付ける何かがありますね。それが言葉にされることでより腑に落ちる、という部分も大いにあるでしょうね。

  • 昨日はこちらに来ようと思ったらいつの間にか二丁目に迷い込んでいて……(夢のような体験をしました✨)

    それはそうと、日の出!
    モネに関わらず、印象派と呼ばれる画家たちの作品は、見ているうちにこちらの体がゆらゆら動いてしまう気がするのですが、柊さんはどうでしたか?

    芸術作品を見る時の、自らの視線に批判的な感性の鋭さが、すごいなあと感じ入りました。
    確かに、芸術だと知って鑑賞するのと、5歳児の絵ですと言われて見るのとでは、受ける感じが全然違いそうですものね。
    絵に限らず、カクヨム内の作品もそうだと思います。

    でも私、批評家の人の意地悪な物言いが結構好きです。
    「作りかけの壁紙の方がはるかにちゃんと出来ている」なんて言ったんですか? すごくいい皮肉!
    それを受けて「僕ら印象派だもんね」とやっちゃう画家たちの方も、おっしゃる通りに強メンタルで楽しいですよね。芸術はこうでなくっちゃ。

    作者からの返信

    鐘古さんコメントありがとうございます。昨日は見苦しいものを失礼しました(笑)夢だと思って頂いた方が有り難いです(証拠が残っているけれども)

    印象派の絵が揺れているように、とは面白いですね。切り取られた一瞬に生きたものを感じられるんでしょうね。こういうところも見る人の感性を試されているような気がします。
    先入観って除こうと思ってもなかなか難しいと思います。先にある評価ありきで見てしまうから自分の思っている以上に持ち上げたり、反対に分かりもせずけなしてみたりするものですね。
    カクヨムでも星の数だけで判断材料になってしまうので、読み手に先入観を与えていると思います。

    批評の言い回しがいかにもフランス的ですよね(笑)何でもひとひねりひねらないと生きていけないのかと。でもそれを逆手に取った画家たちのメンタルの強さもまたフランス的というか。こういう土壌があるのは芸術が育つためにいいのかも知れません。

    それからお礼を書きそびれていました。こちらにも過分な星をありがとうございます。m(_ _)m 少しでも楽しんで頂けるものを書いていきたいと思います。

    編集済
  • 高校生くらいの時かな、初めて「印象・日の出」を見て、はてどうしてこれがそんなにいいのだろう、と思った記憶があります。
    それからうん十年、モネはやっぱりもっとも好きな画家の1人ですね。
    私たちは、それでもこれは優れた画家、とか、有名な画家、とか、教えられて見るシステムから逃れることはできない。教育も社会もそうなっていますからね。
    でもある程度そうして審美眼が付いてくると、自分でいい絵、好きな画家、を選択することができるようになる。
    たとえば私は、好きな画家はたくさんいるけど、ピカソは未だにいいな、と思ったことが少ないんです。これは好みだから仕方がない。
    で、絵はやっぱりオリジナルを見ないと、というのは私も思います。
    写真や印刷物である程度良さは伝わるけど、それはやはり映画をテレビで見るのに似てませんか?
    芸術を真に楽しむには労力を惜しんじゃダメなんですね。

    作者からの返信

    たくさんお読みくださってありがとうございます。
    ひとつひとつの話にコメント頂いてとても嬉しいです。
    大人になってから良さが分かるものって絵に限らず小説や映画もそうですね。やはり数に触れることで審美眼も養われてくるのでしょう。最後はやっぱり好みの問題ですね。

    >写真や印刷物である程度良さは伝わるけど、それはやはり映画をテレビで見るのに似てませんか?

    あーすごく分かります!映画は本来スクリーンで観るように作られているものですよね。それはわざわざ美術館に行ってその場で観ることに意味があるのと同じですね。とても腑に落ちました!

  • やっぱり、ヨーロッパはどの国でも美術館に入るのは一苦労なんですね。私も年末にイタリアとスペインに行きましたが、人が多すぎてツアーに参加しないとすぐには入れないし、入ってもベルトコンベア式に流されてじっくり見ていられませんでした。まだ本物を見ることができるなんて羨ましい!

     これからは無名の方の傑作を探そうかと思っています。

    作者からの返信

    月森さん、コメントありがとうございます。
    イタリアやスペインもですか。個人で入るのは難しくなってしまいましたね。人気のエクスポだと作品より人を見に行ってる感じで。

    無名の作品発掘はそれこそ自分の感性が問われるようで自信がない(^^;
    目が肥えていたらそれも楽しそうですね。

  • 休日へ美術館へ行く、すてきな活動ですね!長らく行っていません・・・日頃からそこまでアート好きというわけではありませんが、旅行先だと行きたくなります。でもお子様がいると、美術館は遠ざかりますね・・・マルモッタン美術館、初めて聞きました。パリやその周辺、無数のスポットがありますね。行きたい場所リストだけが長くなってしまいます^^

    作者からの返信

    神原さん、コメントありがとうございます。
    僕もすごく久しぶりだったんですよ。冬の間は休日も雨ばっかりで出かける気が起きなくて。
    地元の美術館はいつでも行けるって気持ちがあるからかえって忘れてしまうものですよね。でも旅先では確かに行ってます^^
    気兼ねなくお子さんも一緒に行かれたらいいのに。この美術館もお子さん多かったですよ(ベビーカーの赤ちゃんも笑)
    マルモッタンはパリの端なのにそこそこお客さんがいて、「日の出」効果だなと思いました。郊外も含めると本当に多くて行きつくせないですよね^^

    編集済
  • 柊圭介さん、こんばんは😊
    やっと訪問できました(遅いぞ……ケロスケの心の声)

    うわぁ、美術館に入るのに厳重なチェックがあるんですね。
    持ち物検査があって水を没収とは……(;'∀')
    税関並みの厳しさですね。

    美術館に地下もあり、ベルト・モリゾという女流画家の特別展もあるとは大きな美術館なんですね。
    うふふ、その時の柊さんのどうせ良いお家のお嬢さんなんだろうとのひねくれた目での鑑賞には笑ってしまいました。
    気持ちわかります。そんな風につい思っちゃいますよね(笑)

    そうそう、本題はモネの「印象・日の出」でした。
    初めての展覧会で意地悪くけなされた絵とは知りませんでした。
    私は、じっと見ていたら心が落ち着くなって思いました。

    作者からの返信

    この美のこさん、こんばんは😊 ご訪問とコメントありがとうございます。どうかお気遣いなく、お時間のある時に覗いてもらえたら嬉しいので。
    最近は美術館も昔のように気軽に入れなくなりました。一部の人間がやることでここまで厳重にならなきゃいけないのは悔しいですが、ガラスで防御されていない絵画がたくさんあるので、せめてもの対策なんでしょうね。
    お金持ちのお屋敷なので階数もあって広いです。ベルト・モリゾはそこそこ有名な方で、多分この特別展を目当ての人も多かったと思います。
    以前にモンマルトルでヴァラドンのアトリエと住処を見たので、どうしても家柄の違いが感じられて、ちょっとひねた目で見てしまいました。これもひとつの先入観ですよね。
    新しい作風ってけなされるのがつきものなのかも知れませんね。そこで折れずに自分のやり方を貫くって強いなと思います。「日の出」はとても静かな絵で派手ではないけど、芯のある絵という感じがしました。美術史の節目の作品が目の前で見られることは貴重ですね。

  • 深く共感したエピソードでした。私自身も、モネを巨匠と認識した上で、名画の素晴らしさに触れてきました。出会う時代が違えば、感じ方も変わったかもしれないなと、柊さんの文章を拝読しながら、ifに思いを馳せました。
    大好きな絵画なので、柊さんのエッセイと近況ノートを通して鑑賞できて、本当に嬉しかったです。「絵は実物を見なければいけないと、今さらのように思った。人間の手で描かれた作品には体温がある」のお言葉も、胸に響きました。いつか私も、実物を観に行きたいな……と夢を温めています。

    作者からの返信

    一初さん、コメントありがとうございます。
    すでに名声を得ているものや評価されているものは、その先入観ありきで見ていると思います。で、それが好みじゃないと「大したもんじゃないな」とけなすか、「自分には理解できない」と落ち込むか、どっちかな気がします。子どもの頃うちに画集があったんですが、何も知らず興味本位に見ていたその頃が一番純粋だったかも、なんて。
    「日の出」お好きなんですね。あっけない小さな絵の中の筆づかいに、生身の力を感じました。
    つらつらと書きましたが共感頂けて光栄です。ありがとうございます。

  • こんにちは。いいな、いいな。本物を見られるなんて素敵だな。
    前にもお伝えしましたが、地元にモネが愛した庭を再現した公園があります。
    バラ園、睡蓮の池。モネの……偽物の絵。
    印象派に少しでも浸りたくて夕方までいたことがあります。
    近況ノートを拝見いたしました。
    絵のことは全く分からないですが、本物から魂を感じるのでしょうね。
    柊さんの感性の豊かさ、繊細さも感じます。
    環境テロをする人を輩と表現したの、共感いたしました。


    作者からの返信

    ハナスさん、コメントありがとうございます。
    美術館に関してはパリに住んでいるのをラッキーだと思えます(笑)
    モネが日本風の橋をかけた庭が、今度は日本でも再現されて。なんかお互いに好き同士みたいでいいですね。モネは浮世絵のコレクションがすごいですけど、日本人もモネの絵が好きな人が多くて。双方の憧れが通じ合ってますね。
    僕はぜんぜん目が肥えてないので残念ですが、頭だけの知識だったのが本物を目の前にすると、静かなオーラがあるように感じました。
    こういう先人の作品にスープをかける輩は本気で消えて欲しいと思っています。共感頂きありがとうございます。

  • 僕は絵画が好きです。解るとか解らないとかは皆目判らないのですが、これ好きだなあ〜とか思える絵画に出逢っちゃうと、足が棒になるまで魅入ってしまう。特に伊藤若冲、雪舟なんかは眺めていると楽しくなってきます。川瀬巴水の版画も大好きで。
    ルーブルに行ったときには、本当に困りました。こんな大量の作品を見るには一か月滞在したって無理じゃないかっ!フェルメールの作品を目にしたとき、胸がぎゅっとなったのを覚えています。

    本物に出逢えたときの、様々な感覚。思っていたより小さいな。割と劣化が進んでいるよね。…でもさ、それでもほら。一歩下がってみてご覧よ。なんだろね、この圧倒的なものは…

    あーっ、印象・日の出!観にいきたいですっ

    作者からの返信

    呪文堂さん、コメントありがとうございます。
    >足が棒になるまで魅入ってしまう
    ああ、なんか呪文堂さんのイメージ通りです。好きだという感性を大事にされてるのが伝わります。きっとすごい集中力で鑑賞されてるんだろうなと。日本画にもお詳しいんですね。
    ルーヴルなんか行ったら大変ですよね。でもきっと名画の中でも自分に響くものって限られてくるのかも。
    思ったより小さい「日の出」が、それまで刷り込まれてたものをふいとひっくり返すような心地でした。予備知識よりも自分の目で観てみろという感じで。
    時々こういう時間が必要だなと思いました。目を鍛えることも。

  • こんにちは。
    芸術作品が環境テロの標的にされるのは悲しいですね。好みは人により分かれるにしろ、その人の心に響く作品は、希望にも救いにもなるのに。
    実物のもつ迫力というのはありますよね。だから私は、好きな作品が出てくれば会期中に何度も足を運んだり、何年かしてまたその美術館を訪れたりします。
    でもじつはまだマルモッタンには行っていないんです。。パリは訪れるべきところが多過ぎますね。

    作者からの返信

    久里さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    環境テロはですね、もう本当に撲滅して欲しいです。そもそも絵に八つ当たりをすることが卑怯だし関係性が意味不明です。
    久里さんは何度も足を運ばれるんですね。実物にはそれだけのエネルギーを費やす価値があるということですね。
    僕なんかやっぱり写真を撮ってしまいますけど、肉眼で見て頭に焼き付いているイメージこそが一番の記録なのだと思います。
    マルモッタンはパリの外れなので後回しになりやすいかも。自分も恥ずかしながら初めてでした。でもやっぱり行ってよかったです。

  • 近況ノートのモネの作品、拝見いたしました。
    絵については、何も言えないのですが、モネはあの穏やかな作風が好きで、でも、自宅に飾りたいとか聞かれると、悩む絵です。

    作者からの返信

    雨さん、コメントありがとうございます。
    印象派の中でもモネとかルノワールは柔らかみがあって好かれる気がします。
    鑑賞したい絵と家に飾りたい絵、というのは違うものかも知れませんね。主張やエネルギーの強い絵は飾りには向かないのかも。そういう観点も面白いですね。


  • 編集済

    モネやゴッホ、その他印象派の画家たちの空気の切り取り方は、当時の多くの人々にしてみたら「無秩序なラクガキ」にしか見えなかったかもしれませんね。それまでの美術と明らかに一線を画した作風が、それでもこうして今人々の支持を得、大きな価値を持っているのは、やはりその根底に、「泣かせるほどの破壊力」を秘めているからなのでしょうね。理論や理屈ではなく、それに触れる人をどうしようもなく揺さぶる何か。真に力のある芸術とは、そういうものなのかもしれないなあ、と。

    作者からの返信

    新しいものが生まれるときっていつも反発を食らったり馬鹿にされたりするものだと思います。でも残っていくものって仰るとおり理屈じゃない何か、揺さぶる力がこもっていて、それが多くの人に伝わるからでしょうね。今でこそ印象派って大きな位置を占めていますが、当時挑戦する側だった画家たちの才能や意志の強さも改めてすごいなと思います。

    編集済
  • あ〜、わかります。
    実物、本物から感じる何か。泣きそうになる何か。
    ネットや印刷物じゃなくて、実物から感じる体温とか息づかいとか。

    先入観とかフィルターとか外した状態でものを見る事ってとても難しいけれど、そういう目を持ちたいなって思います。
    その為にも、実物や本物、良い物にたくさん触れる事は大切なんだろうな。

    「印象・日の出」
    絵の事は分からないけれど、柊さんが撮ってきて下さった写真を見て、何だか好きな絵って思いました。シンプルな太陽の暖かな色がすっと自分の中に入ってきて、ずっと印象に残りそうな絵だなって思います。

    作者からの返信

    風羽さん、コメントありがとうございます。
    そう、何か、なんですよね(それが上手く言えない)
    実物の持つ体温や息づかい、佇まいや発散している空気は唯一で、これだけはコピーできないですね。
    先入観なしに物事を見るのは子どもの感性みたいで大人になるにつれ難しくなると思います。だからこそ思い込みのない目を養いたいです。
    自分も絵のことは分かりませんが、細かい理屈よりも素直な気持ちで好きだなと思えるのが自分にとってのいい絵なんでしょうね。時々はこういうものに触れるのが必要だなと思いました。

  • >“人間の手で描かれた作品には体温がある”

    私は絵についてはまったくの門外漢ですが、音楽で、人が楽器を奏でているのと、打ち込みの音はまったく違うと思っています。なので、なんとなくわかる気がします。正確さとか技量だけではないなにかがあるんですよね。
    ちゃんとわかるわけではなくても、いわゆる「本物」を前にしたときに感じる凄みとか、感電したかのような震えは知っています。あの感覚も、特別な力があるものだけが与えてくれるものなのかも。
    あ、だからガラスもなにもなしなのか。警備の人は大変だけど、芸術を大切にしてる感じで素晴らしいですね。

    作者からの返信

    烏丸さん、コメントありがとうございます。
    僕も絵のことは全然詳しくないんですけど、久しぶりに美術館へ行って「画面越し」じゃない絵を見たので、特にそう感じたのだと思います。音楽なんかは如実に出そうな気がしますね。機械で取って代われることはあっても生演奏だけは人間しかできませんし。
    裸のまま展示してあるのは仰るような意味があるのでしょうし、同時に見学者への信頼があってのことだと思います。だから余計、絵画のテロリストには腹が立ちますね。(彼らはカバーしてある作品しか狙わないようですが、それにしても、です)
    堅苦しく考えずにこういう本物に触れる機会って幸せだなと思いました。

  • 素敵な筆致で何度も読んでしまいました。昨年、上野の森美術館で開催されたモネの連作を見に行きましたが、ものすごい人でした。私も中学生位から印象派やモネが好きです。

    裸のモネ、観たい。あのグラデーションの描き方になるまでに黒を多用したり他の画家の影響を受けた時期等を経ているのですよね。アンリ・マティスもピカソそっくりの絵があったり暗い絵の時代があったり。私、美術館に行くと「ああ、作風は人生そのものなのだな。色々な時期があっていいのだ」と安心するのです。その時に真摯に描きたかったのですから、柊さんの「モグラの穴」もそのままでいいのだと思うのです(もう少ししたら少しずつ拝読します。心が震えてコメントはできないかも笑 でも読みたいの)。
     マネに「名前が似ている」と揶揄されてからクロードもつけるようになったり、奥様のカミーユがとても苦労して早逝したり、戦時下の貧困の時代があったり、あの明るく暖かな色彩には色々な感情が写し出されているようで、でもそんな事を知らなくても泣きたくなるように沁みる絵なのですよね。
    素敵なエッセイをありがとうございました。

    作者からの返信

    葵さん、コメントありがとうございます。
    何度も読み返してくださるなんてすごく嬉しいです。
    モネに関してはほとんど知識がなくて、変遷を経てきているのも知りませんでした。確かにほかの画家も、その年齢や時代で作風が違いますね。
    >作風は人生そのものなのだな。色々な時期があっていいのだ
    目から鱗でした。その時に真摯に書きたかったもの、小説もそうですよね。ここで「モグラの穴」にも繋げて下さってなんだか恐縮です。それでいいんだって言ってもらえたようでじんと来ました。心が軽くなりました。
    僕はモネって安定感があってどっしりしたイメージを持っていたのですが、その人生の中にも揺れる部分がたくさんあったはずですね。それが絵に反映されているから、何も知らない者にも沁みるのかな、と思いました。こちらこそ励まされるようなコメントをありがとうございます。


  • 編集済

    僕は頭の隅で、この人はどうせ良いお家のお嬢さんなんだろう、と思いながらひねくれた目で鑑賞した。
    ← 大いに共感しました。(笑)

    人間の手で描かれた作品には体温がある。
    ← ごく最近、AIどころかタブレットすら使用していない、最初から最後まで画家さんの手で描かれた作品を拝見する機会があり、まったく同様な感懐を抱きました。

    印象派の初めにそんな酷評があったとは、畏れ多くも勇気が出ます。(笑)
    評論家とかコンサルとかって、それほど立派なことを言うなら自分でやってみせなよという感じです。

    ずいぶん長いこと美術館に足を運んでいません。地元にも国際的に著名なアーティストの常設展示があるのですが、前の仕事の関係でスタッフに知人がいるなど余計な負荷がついてまわりまして……少し遠出して出かけてみようかな~と、貴稿に啓発されました。

    作者からの返信

    上月さん、コメントありがとうございます。
    共感されましたか(笑)絵を描くって行為には貧富とか関係ないんですよね。うがった見方をしてしまったと思います。
    今はAIを使って創作することがてらいなくあるような気がします。機械が便利なのは分かりますが、この分野に関してはどうしても抵抗があります。
    印象派は最初叩かれたんですよね。やはり精巧な絵がいいとされる時代だったんでしょう。この批評をした人も芸術家ですが、人が作るものへの価値観の違いはどうしようもないのかも知れません。
    美術館へ行くのも気軽ではなくなったのが残念ですが、ここには体温のある作品がいっぱいあるんだと思うと、時々は触れたいものだなと思います。上月さんも負荷なく美術館を楽しまれるといいですね。

  • ベルト・モリゾさんは、検索するとマネの絵のモデルの人であることが先に出てきますね。あの黒いドレスに黒い被り物の絵の人なんですね。確かに裕福そう。作品はほのぼのとした家族の絵が多くて万人に好かれそうです。柊さんの文章が、見覚えのある画家や絵について調べる機会を与えてくれるので、新鮮な目で見ることができて楽しいです。

    作者からの返信

    母猫さん、コメントありがとうございます。
    ベルトさんはマネの弟の奥さんとかそういう方でしたね。黒い服の肖像画、きれいですよね。なんか同じモデルでもヌード系のヴァラドンさんとはえらい違いだなと思います。
    実は美術館の壁にマネの家族の系譜が記してあって、立派な家系なのかなと思いました。絵を見ていても豊かな生活の風景が垣間見えますね。詳しくないので自分の印象だけ語ってしまいましたが、そう言って頂けると嬉しいです。


  • 編集済

    「日本人は印象派が大好き」という持論を持つ私ですが、何を隠そう私も好きです。
    ただ、一口に印象派という言葉でくくってしまうには画家ごとの個性に差がありすぎますよね? もちろん時代背景的に画期的だったのは多少なりとも想像できますし、それ以上にモネが天才すぎたって話(そしてメンタルも強すぎた)なのでしょうけど、実はモネ自身、日本の影響を受けていた(という噂)にビックリした事があります。

    日の出は私はまだ実物を見た事がなくて、単純なイメージとしては、モネの代表的な睡蓮シリーズと比べると相当おとなしいというか、何となく「シスレーの初期の絵?」って印象だったのですけども、実際に実物を拝見したらきっと違うのでしょうね。あ、やっぱりモネだ、って思うのかな?

    と、ここまで書いて思い出したのですけど、フランスでも鳥山明先生の訃報はニュースになってたりするのでしょうか?

    作者からの返信

    叶さん、コメントありがとうございます。
    日本人は印象派が好きですよね。他の時代の絵に比べたらソフトな感じがしますし、情感が感じられるからかな、と思います。でも確かにひとくくりにするには画家それぞれで違いますよね。
    だいたい新しい流れができるときって主流に抗ってるところがあると思うので、叩かれてもへこまないメンタルなんでしょう。そうそう、ジヴェルニーのモネの家に行くと浮世絵が壁じゅうに飾ってありました。どんだけ集めたのかと引くぐらいありました。
    「睡蓮」のイメージが強いと「日の出」はすごくあっさりして見えると思います。この美術館も睡蓮が多くて、やっぱり存在感があるので、そちらに意識を持って行かれそうになりました。

    鳥山明の訃報はみんな知ってます。今日高校生の子が「お父さんがショックを受けてる」と言ってました。広い年代でファンが多い証ですね。