「たゆたえども、沈まず」ってパリの標語だったんですね。フランス帰りの画家の友人も気に入って使っていたのをふと懐かしく思い出しました。原田マハさんもゴッホの生涯について本で著してますよね。
昨日、「犬とオオカミの間」というタイトルが気になり読み始めたら、すっかり読み耽ってしまいましたが、取り急ぎ、ここに書き込みにきました。パリで生きていくことを大切にエッセイに綴られていらっしゃって細やかな情趣が伝わってきました。タイトルが気になったのは我が家に黒芝犬がいるからです。犬の散歩をする時ってあれこれ考え事をしたりしますが、こんな風に淀みなく文章にできて、文才がありますね。
アンドレ・ジッドとかアルベール・カミュの小説やフランス詩に感化されていた時期もあるので、これからも少しずつ散策させて頂きます♪
作者からの返信
中澤さん、お越し下さってありがとうございます。すでにたくさん読み進めて頂いて、過分な星も頂戴してすごく嬉しかったです。
この標語はラテン語なのですが、日本語の響きには凛としたものがあって好きです。やはりフランスに関係している方はこの言葉を気に入るのかも知れませんね。
エッセイのタイトルも好きな言葉を使いました。犬つながりで興味を持って下さったんですね。内容は本当に些細なことばかりですが、嬉しいお言葉をいただいて励みになりました。少しでも楽しんで頂けたら幸いですm(__)m
読むものが少なくなってきたんで、二周目突入です(笑)
昔、アメリカとフランスって、なんとなくいがみ合ってる感じがありませんでした? でも、ドイツにいた時は、「似てるな」って思いました。「たゆたえども沈まず」という感じも。
でも、人は全然違いますよね。だから、不思議だなあっていつも思ってました。
作者からの返信
そうなんですね。それってお互いに対する憧れと嫉妬と軽蔑が入り交じってる感じなんでしょうか。
アメリカもドイツも、国には大雑把なイメージはあっても、人がどんな思考回路なのかはよく分かってないんですよね。その辺りは色んな国に住まれた月森さんだから分かるのかなと思います。
何に大事を置くかがかなり違いそうな気はしますね。
こんばんは。さっそく遊びに来てしまいました!
犬とオオカミの間って、かっこいい言い回しですね~。
たゆたえども、沈まず。というのも、とっても素敵です。パリの誇りが込められている言葉だと、よくわかりました。
ゆったりフランスの雰囲気を味わわせていただきます(*^^*)
作者からの返信
鐘古さん、フォローして下さって、さっそくお越しくださりありがとうございます!
犬とオオカミの間って、時間も好きですがこの表現がなんともいいですね。
パリの標語もしなやかで強くて好きです。パリのことを書くのにはまずこれをと思って最初のエピソードにしました。
パリのイメージのような華々しい内容ではありませんが、少しでも雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです!
柊さん、こんにちは😊
うふふ、『モーパッサンはお好き』の途中ですが、こちらにもお邪魔しました。
柊さんのエッセイ、ずっと気になっていたんです。
だってタイトルが『犬とオオカミの間』ですよ。意味は黄昏だとか。
ここにお邪魔するのは『モーパッサンはお好き』を読み終わってからと決めてはいたんです。
けれど、ブロッコリー食べましたさんからお勧めされちゃって、もう我慢が出来なくなりました( ´艸`)
柊さん、パリに在住なんですね。ハナスちゃんから聞いて知ってましたけど(笑)
ここで確信に変わりました。
私にとってフランスはとてつもなく遠い異国の国です。
それが柊さんとここでお知り合いになって急に身近に感じています。
「たゆたえども、沈まず 」
深くて素敵な言葉ですね。
ここに全てが込められている気がします。
願わくば私もそうありたいです。
作者からの返信
こちらも同時にお越しいただけるとはなんとも嬉しいです! ありがとうございます😊
タイトルに注目して下さったんですね。好きな言葉なので迷わずこれに決めた記憶があります。
しかし本作までお勧めくださったなんて、ブロッコリーさんには本当に感謝です。お勧めしてもらえるのってとても光栄ですよね。
だいぶ長くパリに住んでおります。ハナスさんは息子と言ってくださいますが、まあまあの歳です(笑)日本からするとやはり遠く感じられますね。このエッセイでは自分の話よりもパリやフランスに関することを書きたいと思っています。少しでも距離感が縮まったら嬉しいです。
このパリの標語は柔らかさと力強さがあって好きです。
揺られても沈まない船、自分もそうありたいと思っています。
柊圭介様
「たゆたえども、沈まず」素敵な言葉ですね。翻弄されていそうで、実はその波を掴んで上手くバランスを取って生き残っている。知恵と余裕が感じられます。
パリは何十年も昔(笑)、4日ほど滞在しました。短かったのでルーブルはちゃんと見れなかったのですが、公園でひなたぼっこする市民の姿や、教会での結婚式、マルシェで花束を買ってみたり(笑) のんびりと過ごすことができました。
こちらのエッセイ、始まりから柊さんの強いパリ愛を感じて楽しみです。
作者からの返信
☆涼月☆さん、エッセイにもおいでくださり、ありがとうございます。
このパリの標語は日本語にうまくハマるので、和訳が一層かっこいいですよね。
結構ボロボロな目に遭ってきているのに、しぶとく沈まない船は、まさにパリに似合っていると思います。
というか旅行されたんですね!観光するところが多いですけど、公園とかマルシェとか、普段のパリをゆっくり過ごされたのがよかったですね。
このエッセイもまったく普段のことばかりで、形も中身も気まぐれに書いていますので、気分転換にでも覗いてやってください。ありがとうございますm(__)m
編集済
コメント失礼いたします。
『たゆたえども沈まず』をはじめて聞いたときは、本当にいい標語だと思いました。あと、『たゆたえ』という美しい日本語を使って訳した人のセンスがすごいとも。
直訳は『波に揺られても沈まず』みたいな感じだった思いますが、それだどだいぶ雰囲気が変わりますからね。揺られるを『たゆたえ』と訳したところが、もうたまらん。笑
ちなみに僕が住んでいる大阪市の標語を調べてみたら、『大都市、そしていちばん住みたいまちへ』でした。
なにも心に響きません・・・笑
作者からの返信
烏目さん、お読みくださりありがとうございます。
この標語はとても好きです。たゆたうという言葉で訳した人はすごくセンスがいいですね。フランス語に訳しても野暮ったくなるので、ここではラテン語のままなのがいいのだと思います。
烏目さんは大阪にお住まいなんですね。新しく作られた標語って、微妙ですね(笑)昔の言葉はもっと詩心があったんじゃないかなあと…。
私が初めて踏んだ外国の町の地面はパリです。
すっごく憧れてましてね。いつか、ゆっくりパリやフランスの田舎町などに住みたいと思っていました。
19歳の時の都合でパリからその日のうちにバルセロナに向かわなければならなかったのですが、1番住みたかった町は、スペインではなく、フランスのどこかの町、たとえばパリでした。
結局、約1年後、日本に帰る時1週間だけパリに滞在しただけでしたが、パリも変わっているでしょうね。
柊さんは、パリを愛してらっしゃるんですね。それも私のような表面的な旅行者としてではなく、市民の1人として。
パリの市民か。
羨ましい限りです。
作者からの返信
レネさん、コメントありがとうございます。
着いたその日のうちにパリからバルセロナ、大変でしたね。アンダルシアはちょっと分かりますが、バルセロナは未経験です。他の国が近いので行きやすいですが、雰囲気は国によって違いますね。
なんだかんだ言ってパリに帰って来るとほっとします。
外国人が住むのは厳しいこともあるので昔は憎たらしいと思ったこともありますが、今は全部ひっくるめて愛着がありますね。
はじめまして。エッセイのタイトルに惹かれてやってきました。
たゆたえども沈まず、原田マハさんの著書(未読)で言葉だけは知っていたものの、こちらのエッセイで意味を知り、素敵な言葉だなと思いました。
丁度フランスのこと、パリのことに興味を持ち始めたところでした。観光者目線ではなく、地に根を下ろして暮らしている人の目線での姿が知りたいと思っていたので、有り難く読み進めさせていただきます。
作者からの返信
初めまして。蒼翠さん。二つの違う色、きれいなお名前ですね。
興味を持って下さり光栄です。
原田マハという名前を知らなかったので調べたらそういうタイトルの本があるんですね。この標語はとてもパリに似合っていると思います。
ここではフランスやパリのことが中心ですが自分の気持ちなども併せて思いついたことを書いています。お気に召すと幸いです。ありがとうございます。
ジュールの森も読み進めたいところですが、美しさと強さと悲しみを秘めた文章を紡ぎだす柊さんのお人柄を知りたくなって、エッセーにきました。
言葉から、そして行間から、イメージが溢れでてきます。
「たゆたえども沈まず」
柊さんと皆さんの味わい言葉を噛みしめつつ……。抗い暴れると水に沈んでしまう。抵抗を止めて運命を信頼したとき沈まない。そんなことを考えてしまいました。
病気や理不尽なことが起こったときの、心の在り方を教えてくれる言葉に感じました。
柊さんの文章は、気づきと考察をもたらしてくれます。
リュテス、過酷な試練に耐えた町をいつか訪れてみたいです。
作者からの返信
遊井さん、こちらにも興味を持って下さりありがとうございます。丁寧なご感想にこちらが癒されます。
自分のことというより基本的にパリやフランスのことを題材にしようと思い、このタイトルを始めに書きました。あとからのエピソードは色々気分で書いていますが、思いをまとめればこの最初の話に集約されていると思います。
たゆたえども沈まず、という日本語の響きがいいですね。苦しい時にこそこの心の在り方を思い出したいです。
この街も色々ありますけど、リュテス時代から生き延びた強さは憧れるし、外国人であっても愛着を感じる街です。
「たゆたえども沈まず」
好きな言葉ですー。
ラテン語の響きも良いですが、日本語はまた恒久的な何かを感じさせてくれますね!
2年前にドイツ・ボンに第九の海外演奏で行ったので、足をのばして帰りはパリに行こうと思いましたが、仕事の都合で行けませんでした。
コロナの時代になって……行けばよかったと激しく後悔。いつかまた機会ができると良いなと思います。^-^
作者からの返信
コノハナサクヤさま、
このエッセイにお越し下さりありがとうございます!
このスローガンご存知ですか。パリを象徴する言葉だと思います。日本語の響きが特に凛としていいですね。
声楽をされるんですね。第九はEUの曲ってイメージがあります。ドイツ…! 本場で歌われるのは気持ちも高揚しそうですね。
誰もが今のような状況になるとは予想しませんでしたね。でもいつか大陸を越えて旅行できるときが来ますね。
こんにちは。
「たゆたえども沈まず」…言われてみればと、しっくりきました。
前に読ませていただいた作品でもフランスへの愛を感じましたが、パリを終の棲家とするおつもりなんですね。
異邦人だけど、行きずりの旅人とは違う。
この街の一員だけど、完全に同質になるわけではない。
そんな視点からのエッセイになるのかなと想像しながら、ゆっくり追わせていただこうと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
こちらも興味を持って下さって嬉しいです。
そうですね、色々ありますけど、この街が好きですし多分この国で死ぬのだろうなと思っています。
「異邦人だけど、行きずりの旅人とは違う。
この街の一員だけど、完全に同質になるわけではない。」
まさにその通りです!
いつでも気の向かれた時に立ち寄ってくださいね。
以前読ませていただいた時も言っていたかもしれませんが…
「 たゆたえども、沈まず 」
私もそのようでありたいと思いました。
なんだか泣けてきました。
今、本当はもう沈んでしまいたいくらいで…
でも、ゆらゆら揺蕩っていたら、もしかしたら、気がついた時には新しい海へ辿り着けているかもしれない。
だから今はまだ、ゆらゆら揺蕩っていようか…なんて、思えました。
ありがとうございます。
作者からの返信
雨音さん、こんにちは。また読んで下さって嬉しいです。
街も人も同じなんですかね。この言葉は力強くもあり、胸に痛いときもあります。その時の自分の心の状態によっても響き方が違うような気がします。でもやはりこの標語には静かな底力があり、いつでもそこへ立ち返りたいと思わせます。このエッセイの一話目にしたのもそういう理由なんですが。
抗えない、沈んでしまいたいと思う時には手足を解き放って揺蕩ってしまえばいいのかも知れませんね。いつの間にか波が凪いでいるかもしれないし、どこかへたどり着いているかもしれないし。
街もそうですが、人もこの船のようでありたいですね。
>たゆたえども沈まず
うわぁ、格好良いですねぇ。
歴史に翻弄される土地って、どこも似た感じになっちゃうんですかね。日本だと京都みたいな感じなのかなぁ。
作者からの返信
@Teturoさん、お越し下さりありがとうございます。
この標語は凛とした感じがあってとても好きです。
歴史に翻弄されている点では京都とどこか似ているかも知れませんね。
コメントお寄せいただき、ありがとうございます。