インフルエンザの方が、もっと怖い?

不安の正体見たり!

 ネット記事でも良く取り上げられているので、私も倣ってお題としてみました。

 「ちょっと濃ゆい」という作品名に恥じぬよう、ネット記事より高い密度で準備いたしました。

 楽しんでいただければ、何よりです。


 今回は病気の「怖さ」の様々な指標と、新型コロナウィルスの怖さを測ることの複雑さなどを、インフルエンザや以前流行ったサーズSARSマーズMERS、二〇〇九年のH1N1インフルエンザ、そして一九一八年のインフルエンザなどと比較しながらお話ししたいと思います。

 指標としては致死率、死亡数、特に超過死亡数、入院や重症化の確率、医療現場の負担、症状の違い、経済的打撃や再生産数について少しずつ触れていく予定です。


 その前に、新型コロナウィルスを他のウィルスと比較する意味について、ご説明しましょう。


 二〇二〇年九月にもなると、大多数の人が何となく新型コロナウィルスを怖いと感じているかと思います。それも毎年流行っているインフルエンザよりも怖く、対岸の火事のように感じていたサーズSARSマーズMERSよりも。


 NHKの世論調査によると、確かに70%以上の人が不安を感じていると答えたそうです[1]。


 その「怖い」という気持ちに多くの人は「なぜ怖い」というのが分からずにいるのではないでしょうか? 

 それにより何とも言い難いあやふやな不安が頭の片隅を我が物顔で占領してはいませんか?


 そんな人の為に、怖いという感情に理由を与える機会として、このお題に取り組みました。なぜ怖いかを理解できれば、不安は完全には取り払えないものの、その正体見たり! と少しばかりすっきりするのではないものかと期待しています。

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