第5話 ルーレルト街

「ここか、勇者の仲間の故郷は」


つり目の魔族は後に居る部下に声をかけた


「はい、間違いないかと」


「では、行くか」


人間の姿に変えていた魔族達は一人一人荷物を背に背負い、旅人のような格好でルーレルト街の門に並んでいた


「次の者これに手を」


手より一回り大きい水晶の用な石に手を触れろと促してきた


「・・・問題ない、行け、・・・次の者」


魔族の彼は水晶に手を置いて青く光り行けと言われて前に歩みを進めた


「問題なく通れたな・・・行くぞ」


遅れて来ていた部下に声をかけ歩き出した


「「「はい、仰せのままに」」」


まだ一部部下は門の検問をその頃受けていた


「ま、待ってください!」


部下の一部が叫んでいた



その頃、魔術を破り出てきた彼は、手を前に掲げて居た手を下ろし前に向かい走り出した


「来るぞ!」


「人造魔剣を抜け!」


「クソォーーー!」


雷の攻撃をしていた3人は腰にある人造魔剣を鞘から抜いて仕掛けて来た


「人造魔剣?なんだそれ、また、人間は変なものを生み出したのか、だが、賭けは出来ない」


彼は人造魔剣を見て目を細め自分の腕を斬られる想像をしていた、向かってくる3人は言葉を交わしていた


「俺の火の魔剣で斬る!その後はいつも通りだ!」


「わかった!」


「おう!」


「黙ってもらうぞ!《ロックキューブ》」


彼は遺体袋を地面に置き魔宝石を1つ遺体袋の上に置いた、そして彼は1つの魔宝石を自分達の上に投げ、声に出して叫んだ、魔宝石が光だし家の壁でも作るような大きい石の固まりが空から無数に降ってきた


「デカイ石だと!」


「これは戦争地帯などの建設に使うための魔宝石!」


「普通上に投げて使うか!」


3人は降る石を避けながら走り向かってきたが、彼は落ちた石を視界にして、3人のうち1人の背後に来て居た


「終わりだ」


「ハッ‼・・・」


彼に右腕で肩に触られて、気づいた時には意識が消えかけて声が出なくなり崩れ落ちた


「「カロット!」」


「奴は何処だ!」


「俺は死なないぞ、俺は死なないぞ!」


「いや、死ぬよ」


「アアアアアアアアあ!」


声の聴こえた方に振り向きながら魔剣を振ったがそこには人がいなかったが次の瞬間肩に触れられる感触が伝わり意識が消えた


「残念」


「ギルア!」


「こっちだ!こっちだ、こっちだ‼」


いろんな方向から声が聴こえた


「何処だ!どこにいる!卑怯だぞ!出てこい!ハッ、うそ・・だ・ろ」


「残念反対だよ」


最後の一人も右手に触れられ崩れ落ちるた、結果を張っていた3人はその惨劇を見て逃げ出そうとしていた


「逃がすか!・・・」


叫んだ瞬間追いかけようとしていた3人は首を剣で跳ねられ死亡した


「誰だ」


彼は前を見据えて言葉を述べた


「誰かか、私は勇者の仲間の故郷を襲いに来た、魔王配下のロルニスだ、以後お見知り、いや別れの挨拶だなさようなら少年、そして、この場合は苦しませずに楽に殺してあげよう首前に出せ」


つり目で黒髪の面のいい魔族の男は右手前に出して、首を前に出すように促した


「いいや最後だ、人間の挨拶で贈ってくれないか」


と言葉を述べ彼は左手を前に差し出した


「良いだろう、最後のささやかな人の願いだ叶えてやる」


「ありがとう」


彼は前に出していた左手を相手の右手に触れた、そして言葉を更に贈った


「さようなら」


魔族の男は握手とともに崩れ落ちるた


「なっ!」


「は」


「どうなってる!」


だが魔族の男の部下達は声を出すもの唖然と見ているものが居た、そんな彼らを無視して両手で相手を触り屍の山を築いた


「さいごのひとり」


彼はニヤリと口元だけが笑った


「い、嫌だ!死にたくな・・・」


「遅いよ」


最後の逃げる魔族も彼に触られ崩れ落ちる


「貴様!何者だ!」


声が聴こえ振り向くと彼は回りを見て、火や煙りが街のところ所から上がっているのに気づいた、そして目の前の男に目を向けた


「勇者の仲間か」


「貴様人だな、傷ひとつ着けずに相手をどうやって殺した!相手は魔族だ、何をした」


勇者の仲間グレンは彼を警戒してみていた、彼の回りにある遺体は全て無傷で転がり死んでいるからだ


「隠しよはないか」


何かを諦めたように彼は言葉を相手に聴こえないように呟いた


「答えろ!」


「触れて殺した」


「は、触れる何を言っている、触れるだと、それで人間や魔族が殺され・・・まさか、まさか貴様は」


グレンはあることを思いだし言葉が途切れた


「はじめまして、勇者様の仲間のグレン・ブルーグル様、お目に掛かれて光栄です、私はフロレフト王国第一王子、レイン・フロレフトで御座います、以後お見知りおきよ」


彼は、レイン・フロレフトは笑顔でグレンに挨拶をしていた


「レイン・フロレフトだと・・・悪魔の子か」



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