改訂版、読ませていただきました！

展開がすでにわかってしまっていた分、最初に読ませていただいた時と同じ衝撃はなくなってしまったのは事実ですが、ページごとにストーリーが進んで行く面白さを感じることができました！

ラストは、上手く表現できないのですが、

その一文がきれいにまとまっているが故に、かえって余韻を残そうとしない描写の方が、余韻を呼び込むような気がしました。
（あくまでも個人の感想です！）

描写にセンスが溢れていて、冒頭からすぐに引きつけられました！

前半の、二人が廃墟を探検するきらきらした夏のシーンと、後半の全く予想もつかなかった展開のコントラストが印象的です。

後半、この作品に仕掛けられた秘密が明かされますが、

私個人の感想ですが、
あと少し後半部分の量を減らして、衝撃があまり冷めないうちに（夏のシーンとの混乱が冷めやらぬうちに）終わると良かったかな、とも思いました！

『スグルとサエコと廃墟と宝物の夏』というタイトルが、ノスタルジーを感じさせてそこからもう素敵な作品です！