迫力が尋常でない

この世が終わる-- 終末論的な小説や映画は数々あれど、この短編の一文一文から伝わる迫力は尋常ではありません。家族からの電話、着信音…全てが妙にリアルに感じられ、話の中にじわじわグイグイ引き込まれていきます。

その中で一つの謎の着信が語り手の過去のある1ページへと…。

意外な結末を含め、読後感もハンパない…。そしてこの作品のジャンルがSFでなくて現代ドラマというのも何か意味深でイイです。