「ママのドレス」(日向坂46)

 この曲は極端にテイストが変わる、面白い曲。

 一番は娘が彼氏とのデートに合わせて、母親が昔着ていたドレスを貸して欲しい、みたいな感じで、娘と母親の間の、青春の継承、みたいにも感じられるのですが、二番になると途端にわからなくなる。

 急に、娘の彼氏が、母親の姿が若すぎてまるで姉妹みたいで驚く、という謎な場面。なぜ、急にそんなコントを盛り込んだのか、秋元康さんの心中が気になる。

 その「母と娘がそっくり」という部分も、やっぱり継承を意識しているのかなぁ。面白い切り口ではある。というわけで、この曲は恋愛よりは母と娘という関係の描写が強くて、彼氏は登場してもあっさり流されて、娘から母への憧れ、が表に出てくる。

 そういう意味では、女同士の共感、共鳴があって、それは女性からすると男性の僕とは違う捉え方になるのかな、と想像します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る