【次回予告・寄せ集め!】 プロゲーマーだった俺が人気ゲーム実況者に弟子入りしたら、なぜか女装顔撮り動画を投稿させられた

蝶知 アワセ

次回予告・寄せ集め! その1

【本編はこちら↓】


なろう : https://ncode.syosetu.com/n8424gh/

カクヨム : https://kakuyomu.jp/works/1177354054898179258


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序章


ハルネ「次回予告の時間だよ!」

生流「エ、ナニソレ?」

ハルネ「……棒読みだねー」

生流「そりゃそうだろ。この次回予告を始めたのって、確か5章EXの終盤ぐらいからだろ?」

ハルネ「……まあ、そうなんだけどね」

生流「それで次回は?」

ハルネ「生流おにぃたまが……」

生流「俺が?」

ハルネ「…………」

ハルネ「……………………」


ハルネ「次回、『1章 元プロゲーマーの俺、ゲーム実況者を始める その1』!」


生流「ちょっ、俺がどうなるんだよ!? おーいっ!!」



1話


真古都「田斎丹はんには妹はんがおるんやろ?」

生流「ああ、めっちゃ可愛いんだ!」

真古都「シスコンやねえ」

生流「明るくて素直で、きれい好き。家事全般も完ぺきにこなす。こんな妹がいて惚れない兄がいるだろうか!?」

真古都「そ、そうやな」


生流「次回、『1章 元プロゲーマーの俺、ゲーム実況者を始める その2』」


真古都「田斎丹はんの妹の登場やて」

生流「お楽しみに!」




2話


乙乙乙「……ゲーム実況者って、儲(もう)かる?」

生流「メタ空間だからって、ぶっちゃけたこと訊くなあ……」

乙乙乙「うん……。それで……どう?」

生流「人による、としか言えないな。でも副業の中でも手軽にできるし、好きなゲームをしながら稼(かせ)げるんだから、夢があるぞ」

乙乙乙「……せーりゅーは、稼げてる?」


生流「……次回、『1章 元プロゲーマーの俺、ゲーム実況者を始める その3』」


乙乙乙「……ねえ、なんで……目を逸らす、の?」

生流「あっ、愛衣が呼んでる! じゃあな!」

乙乙乙「……行っちゃった」




3話


愛衣「兄ちゃーん!」

生流「おっ、愛衣。どうしたんだ?」

愛衣「今、お腹空いてるか?」

生流「んー、ちょっと小腹が空いてるな」

愛衣「ちょうどよかったのだ! じゃっじゃーん、クッキーを焼いてきたのだぞ!!」

生流「おおっ、美味そう! 次回予告が終わったら食べさせてもらうな」

愛衣「頑張るのだ、兄ちゃん!」


生流「次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その1』!」


愛衣「お疲れ様なのだ。はい、あーん」

生流「い、いや、さすがにそれは恥ずか……むぐっ!?」

愛衣「たくさんあるから、どんどん食べてほしいのだー!」




2-1話


佳代「おひさー!」

生流「お、佳代か」

佳代「なに食べてんの?」

生流「愛衣が作ってくれたクッキーだよ。お前も食うか?」

佳代「マジ!? マジでいいの!?」

生流「ああ、次回予告やってくれたらな」


佳代「やるやる! 次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その2』!」


佳代「んじゃ、いっただきまーす。……うわっ、マジで美味しい!!」




2-2話


夢咲「やっとミーの登場デスカ」

生流「次回予告が始まった5章辺(あた)りからは書きやすいからって、頻繁(ひんぱん)に呼ばれてるのにな」

夢咲「敬語の語尾をカタカナにしてるだけデスカラネ」

生流「最初、キャラ設定で難航してたのにな」

夢咲「まあでも、一番時間がかかったのは名前決めらしいデスケドネ」

生流「どうして毎回あんなに悩むんだか……」


夢咲「次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その3』デス!」


夢咲「未(いま)だに生流サンの名前は納得いってないらしいデスヨ」

生流「……ある日いきなり改名してるかもな」




2-3話


ハルネ「和花おねぇたま、こんにちはー」

夢咲「こんにちはデス。|(ハルネのバッグのバッジを見やって)あっ、それポシェットフェアリーのピカティアデスネ!」

ハルネ「えへへー。ガチャポンでね、一回で当てたんだよ。可愛いでしょ?」

夢咲「ベリーベリーキュートデェスッ!」

ハルネ「わあ、和花おねぇたまもピンカーティア好きなんだ!」

夢咲「もちろんデス! 最初は開発陣の方々は別のキャラを押していくつもりだったんデスケド、ゲームの発売と同時に一躍その可愛さで人気になり、ユーザーアンケートでは堂々と覇者となってマスコットキャラクターの座をつかみ取り、その功績が認められてアニメでは主人公の相棒に……」


ハルネ「え、えーっと。次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その4』」


夢咲「ピンカーティアの魅力は媒体ごとに違いがあって、アニメではオリジナルのキャラづけがされているんデスケド……」

ハルネ「じゃあみんな、バイバイーイ」




2-4話


夢咲「ポテトはとっても美味しいデス」

生流「ん? まあ、そうだな」

夢咲「形状、触感、味は多岐に渡り、一本一本を大切に食べるも、またいっぺんに食べるもありの、あらゆる意味でバリエーションに富んでいマス。レギュラー、シューストリング、ハッシュド、ウェッジカット、コーティング、スペシャルカット。またソースをつけたりバーガーに挟んだり、粉末を入れて振ったりと食べ方も様々デス。百人がいれば、百通りのポテトを思いつく。だから許せないんデスヨ。(拳を握りしめて)安易に山盛りにしたり、大人買いしてSNSや動画上で注目を集めようとしているフール共が……」

生流「それをゲーム実況者が言ってもなあ……」

夢咲「あんな輩(やから)と一緒にしないでクダサイッ! 大体……」」


生流「次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その5』」


夢咲「……であるからポテトを食べきれないと捨てないなら許せるんデスケド、それでも無理して食べずに美味しく食べるのが作った人への敬意となって……」

生流「お前、俺の長広舌を取らないでくれよ……」

ハルネ「似た者同士って感じがするけどねー」




2-5話


ハルネ「ねえねえ、真古都おねぇたま。好きなジュースってある?」

真古都「せやねえ。オーソドックスにオレンジジュースもええけど、葡萄(ぶどう)ジュースも捨てがたいし……。いちごオレも美味しいしなあ」

ハルネ「ハルネはね、ショートケーキジュースが好きー!」

真古都「……なんやそのけったいな飲み物は」

ハルネ「えっとねー、あまーい生クリームがドローって入っててね。苺の甘酸っぱい味もしてカステラ風味のゼリーが入ってるんだよ」

真古都「……それ、ほんまに美味いんか?」

ハルネ「うん! あ、次回予告の時間だね」


ハルネ「次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その6』!」


ハルネ「今度一緒に飲もうね、ショートケーキジュース!」

真古都「……ちょっーと、考えさせてくへん?」




2-6話


生流「『今更だけど基本的にこの次回予告空間はサブタイ以外は|ほとんど(・・・・)信用しないでほしい(by作者)』だとさ」

夢咲「んん? どういうことデショウ」

生流「次回の内容はしゃべってても変更はあり得るし、ほぼ恒例(こうれい)になってショートコント的なヤツはキャラ崩壊も起きる、ってことだ」

夢咲「……じゃあ、なんであるんデスカ?」

生流「いくつか理由はあるらしいが、まあ『最初はまともにやるつもりだった』っていうのが一番アイツらしいな」

夢咲「ああ……。定番の計画性のなさ、デスネ」

生流「あと次回予告したくても、まだ内容も決まってないってこともあるらしい」

夢咲「ワォ……」


生流「というわけで、次回『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その7』」


夢咲「ところでそのサブタイ、読んでて恥ずかしくならないんデスカ?」

生流「言うなよそれを……ッ!」




2-7話


愛衣「次回は下の名前で呼ぶのが恥ずかしいっていう、なんか『ラブコメ?』っぽい展開らしいぞ!」

生流「一応、この作品ってラブコメだもんな」


愛衣「果たして兄ちゃんは和花ちゃんの名前を呼べるのか? 『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その8』 お楽しみになのだ!」


生流「……このサブタイの時はもう二度と呼ばないでほしい」

愛衣「恥ずかしがってる兄ちゃん、なんだか可愛いのだ!」




2-8話


真古都「今日はよろしうな、田斎丹はんの妹はん」

愛衣「よろしくなのだ!」

真古都「連投らしいけど、疲れてへん?」

愛衣「へっちゃらなのだ。体力には自信があるのだ」

真古都「ええなあ。うちはあんまり運動とか得意やないさかい、羨ましいわ」

愛衣「えっへへー。じゃあ今度一緒にランニングに行くのだ! きっと毎日続ければ体力がつくのだ!!」

真古都「あー……。考えさせてくれへん?」

愛衣「うん、返事待ってるのだ!」

真古都「おおきに。次回で2章も最後みたいやし、一緒にサブタイコールせえへん?」

愛衣「わかったのだ! じゃあせーので言うのだ!」

真古都「わかったで」

愛衣「せーのっ!」


愛衣&真古都「「次回、『2章 ゲーム一本槍だった俺、キスの味を知る その8』なのだ」や」


愛衣「息ピッタリだったのだ!」

真古都「ほんまやねえ」

愛衣「これなら一緒に走ったらきっと楽しいのだ!!」

真古都「それとこれとは、話は別やと思うで……」




2-9話

宇折井「ふひっ、ふひひ……。せ、生流殿、こここ、こんにちはでござる」

生流「おう。まあ座れよ」

宇折井「……じゃ、じゃあ、失礼して……」

生流「お前ってこういうのに慣れてなさそうなのに、普通に引き受けるんだな」

宇折井「き、緊張はするでござるが、話すだけなら……」

生流「そうか。じゃあ早速で悪いが、サブタイコール頼んだぞ」

宇折井「しょっ、承知つかまつったでござる!」


宇折井「じ、次回『3章 新米実況者の俺、女装ゲーマーになる その1』 でござる」


生流「おお、すごいな。完璧だったぞ」

宇折井「お、お褒めに預かり恐縮でござる」

生流「意外とコミュ障じゃないんだな。カラオケとかも行けるか?」

宇折井「……み、ミラーボールの輝き受けると、拙者は、はっ、はっ、灰になるでござる」

生流「いや、ないところもあると思うが……。っていうかドラキュラかお前は」

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