不思議な夢、あなたに届けます。

クローバー

第1話 夢

 人は寝ているときに色んな夢を見ます。

 沢山寝ている人や、あまり睡眠時間のない人など、個人差はありますが、一日のおよそ三分の一ほどが睡眠時間だと考えれば、人は人生の三分の一ほどを寝て過ごしているということになります。

 それほどまでに、睡眠は人にとって大切だということです。

 また、夢は子供から大人まで幅広い人が見ています。

 夢は現実とは違う、もう一つの世界なのです。


 あなたは寝ているときに見た夢の内容を覚えていますか?

 物凄く覚えている人もいれば、なんとなくうっすらと覚えている人、全然覚えていない人、もしかしたら全く夢を見ないという人もいるかもしれません。

 子供のころにはよく見ていたが、大人になって見なくなった人、またはその逆で、子供のころの夢はあまり覚えていないが、大人になってからよく見るようになったという人もいるかもしれません。

 夢の見方も人によって様々です。


 私は、子供のころから毎日見る夢の内容をたいてい覚えています。

 はっきりと覚えているときもあれば、うっすらぼやーっと覚えているときもあって、覚え方はまちまちです。

 時間帯でいうと、朝方に見る夢をはっきり覚えていることが多いです。

 また、夜に寝ているときだけではなく、昼にちょこっと横になって寝るときなんかも夢をみることがあります。

 夢によっては、これが夢であるだろうと、夢を見ている時に自分で気づくことが何度かあります。

 どう考えても現実ではありえないことが起きると、これはおかしい、夢なんだと思えるのです。

 夢であることに気づくと、自分で夢を思い通りに操作することもできます。

 自分で夢が操作できると、現実世界のようで、そうでない不思議な体験ができて、とても楽しかったりわくわくしたりします。これを明晰夢というそうです。

 もしかしたら、今これを読んでいる人の中にも、夢を自在に操作できる人がいるかもしれません。


 また、あまりにしっかりとした夢を見すぎて、大きな声ではっきりと寝言を言ってしまうことが時々あります。そのせいで、自分自身だけではなく周りの人まで起こしてしまうことがあったり・・・。


 夢は、一日に一つの夢だけではなく、何回か違う夢を見ることもあります。

 急に背景や登場人物が変わったり、続きが気になるのに、偶然目が覚めて続きが見れなくなってしまうこともあります。

 そんなときはもう一度寝ると、さっきまで見ていた夢とは全く関係のない、新しい夢が始まったりします。

 夢に出てくる人は、家族だったり、テレビに出てくる有名人だったり、全く知らない人が出てきて、いきなり友人設定になっている時もあります。

 また夢の中に出てくる自分も、子供のころの自分だったり、現在の自分だったり、夢の中ではものすごく人気者になっていたり、自分のサイズが小さくなっていたりと様々です。

 夢に出てくる場所も、自分の知っている場所であることもあれば、知っているけど現実とは何か違っていたり、もう全く知らない場所や、現実ではありえないような所だったりもします。

 内容も、何かに頑張っている夢や誰かから逃げている夢、すごく楽しかったり、怖かったりする夢など、本当に色々です。


 体調や寝るときの気分によって見る夢の内容が変化するときもあります。

 楽しいことがあったときや、こうしたいと思うような願望があったときは、それが夢に反映されることもよくあります。

 ストレスが貯まっているときは、物凄く怖い夢を見て、目が覚めたこともあります。目が覚めたら、大量の汗をかいていたなんてこともまれにありました。


 夢は、きっと自分が現実で経験したことや、こうしたいという欲求をもとに、脳が作り出しているんでしょうが、いったい自分の深層心理がどうなっているのかと考えさせられることもあります。

 普通に起きていては、自分で考えつかないことでも、寝ているときには脳が自然と夢を作り出すのですから、とても不思議です。


 ここでは、そういった色んな夢の内容をお届けできればよいと思っています。

 夢なので、つじつまが合わなかったり、状況がコロコロと変わったり、話の結末がなかったり、あまりにも非現実的だったりと不思議な感覚になるかもしれません。

 もしかしたら、これを読んで、同じような夢を見ている人がいるかもしれません。

 例えば、空を飛ぶ夢やトイレに行きたくて必死に探す夢、何かから必死に逃げている夢や、高い所から落ちてしまうといった夢は結構多くの人が見ているのではないかと思います。


 トイレを探す夢を見て、その後に目が覚めて実際にトイレにいったことはないでしょうか?

 誰かに追いかけられた夢を見て、目を覚ますとドキドキしていたことはないでしょうか?

 高い所から落ちた夢を見て、ビクッとなって起きてしまった経験はないでしょうか?

  

 もしも、似たような夢があったときは共感してもらえればうれしいです。


 あなたも、朝起きた時に今日はどんな夢を見たのか、一度ゆっくりと振り返ってみると新たな発見があって面白いかもしれません。

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