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彼のうたを覚えていた島の人々は、


あるものはうたいつぎ、あるものはかたり伝え、


あるものは書き起こした。


だが、時のうつろいと共に、


心揺さぶられたうたもかがやきを失い、


書いたものも朽ち、


または焼け、


子孫もちりぢりとなり、


島にも別の民がすむようになった。


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