第14話 面会許可
奇跡は奇跡といわれるだけあって、たびたび続くものではないと自覚する日々だ。
告白びっくりチャンス、誕生日サプライズ、クリスマスプレゼント。
こうまでビッグな流れが来ると女子ならば甘々な日々を想像し、夢が膨らむものだ。
しかしながら、人生はプラスとマイナスの数は同じ。
進むと止まるのが彼との関係。
「だるまさんが転んだをされているような……」
こっそり忍び寄っていかねばならん道のり。
メールは私が10通送ったら1通かえってこれば上出来。
「ほとほと呆れる……」
スマホの画面を見てはため息がこぼれる日々だ。
甘いやり取りが成立するとは思ってはいないが彼のメールは突っ込みどころ満載すぎるのだ。
昭和初期の男女のやりとりかというくらい、懇切丁寧な季節のご挨拶付き。
「ふつーに語ってくれ! でも、負けないからっ」
クリスマス、正月ときたら、次はバレンタインというビッグイベントで彼を引きずり出す他ないという私のど根性メールに、ようやく音信不通の王様は重い腰をあげた。
何故なら、私のメールはこうだ。
【津島さん、バレンタインチョコレートだけ、届けに行っていいですか?
津島さんの迷惑にならなければ基地まで届けに行きます。
2月14日の朝一番から2月16日まで東京にいる妹のところに行っています。
ですので都合のよいタイミングがあれば連絡をください】
以降、私は何の連絡もしなかった。
出発の日となった2月14日の朝にも連絡はなかった。
それでも、東京にいってやるという意気込みをもとに、神戸から早朝の飛行機に乗った。
逢えないかもしれないけれど、逢えるかもしれないのだと言い聞かせて。
滑走する飛行機の窓からのぞく工場群の壁にこう書かれていた。
『Move & Challenge』
「神様、さんきゅ」
やけにうれしくて泣けてきた。
何も考えないように、眠ることに徹した私は大好きな空の上で癒されて、彼のいる東京へ到着した。
羽田空港について、機内モードをはずした瞬間に飛び込んできたメッセージに腰が抜けそうになった。
【おはようございます。もう東京ですか?
ちょっと考えるから、滞在先と滞在日数をおしえてください】
メールの返信がきたのだ。
メールで問い合わせをしているのだから、返信があってうれしいはずなのに、私はびっくりしてしまった。
どうしても慣れないのだ。
心臓がプレショックを起こしているのではないのかというほどに早鐘を打ち、落ち着くまでに数分かかる。
「よっしゃ、落ち着いた。 でも、ちょっと何を考えるのだ? ちょっとじゃなくて、ちゃんと考えてよ~。 しかも、どこにいつまでってメールしたじゃんか……」
私は彼からの問い合わせに突っ込みながら、滞在先と滞在日数をもう一度お知らせした。
【夕方からなんとかなるかも。 17時に恵比寿にこれますか?】
いつになく早い返信。
またもや、心臓がプレショック。手が震える。息づきも何だかおかしい。
「負けるな、私。 落ち着け、心臓! これはコミュニケーションだ! ん? これは集合なのか? で、恵比寿ってどこ?」
東京に不慣れな私は典型的な迷子にすぐになるので、羽田空港から妹のマンションまでの行き方しかわからない。しかも、どういう位置関係でその恵比寿があるのかわからないのだ。
しかしながら、妹のマンションの場所はメールしたので、きっと彼のことだから自分の居場所との兼ね合いからもお互いに動きやすい場所を指定しているのはどことなく想像がついた。
「よし、楽観的にいこう。 いけるだろ、恵比寿」
【恵比寿に、行きます♪ 駅でよいのですか?】
すぐさま、メールを返信する。
また、メールが届く。
「はやっ、すぐに返信ができる才能は実はあったのか……」
動悸とたたかいながらメールを開くと、集合場所が記されていた。
【駅でよいです。 緑の窓口の前あたりにいてください】
【らじゃーです♪】
「これって、待ち合わせじゃない? これってさ、デートの予感だ!」
ターミナルビルでガッツポーズをする三十路女一人。
羽田空港でにへらーとなる口元をおさえながら、このやり取りがあったことをすぐに仲間たちに報告する。
仲間たちがそれぞれに喜んでくれているのをそれぞれのメッセージから受け取りながら、京急に飛び乗った。
この日の朝一番の飛行機にのるために、過酷なシフトもものともせずにがんばってきたことなど、もはや些細な事。頭はお花畑だ。
妹に恵比寿への行き方をレクチャーしてもらい、お洋服のチェックをしてもらい、髪はこれで大丈夫かとやりとりをしているうちに一気に夕方になった。
妹に背を押され、プレゼントを片手に出陣する。
夏のあの誕生日サプライズ以来に津島に逢うのだ。
動悸がするくらいに緊張している自分に笑えて来る。
予定より早くついてしまったが、寒いけれども、気にしない。
ミラクルの春、サプライズの夏、一歩前へのクリスマス、そして、勝負の本日バレンタインだった。
どれだけ時間かかっているんだと一般論では言われても仕方がないのだが、なんせ私が相手にしているのは難敵なのだ。
「来い、来い、津島」
めちゃくちゃ魅力があって、仕事もできる。
マニアのファンができちゃうほどの男が誰のものにもなっていない現実は実はかなりのハードルが高いことを意味する。
断りを入れておくと、『めちゃくちゃ魅力がある』という私の評価については、私を応援してくれている仲間からは異議申し立てがちょっこしはあるのだが、そこは捨て置こう。
その難攻不落の彼がようやくサシで逢ってくれるというのだから、これまた奇跡だ。
「ようやく面会許可だ! 負けないからね~」
しかし、恵比寿は人が多い。
関西の人の流れとはまるで違う雰囲気に正直なところ、怖気づきそうだった。
人ってこんなに沸いてくるんだなぁなんて田舎者の発想で、ごった返す駅前を眺めて津島がどこから来るのかわからんではないかと思っていた。
吹き抜ける風が冷たくて、顔半分をマフラーで隠す。
そんな私とは裏腹に東京女子は流石というか薄着で格好良い。でも、格好良さにはついていけず、私は手袋を取り出した。
爪の色が青紫だ。チアノーゼといいますよ、なんてぼやきながら津島を探す。
「わかるわけね、私」
すぐに津島がどこから来るのかわかってしまう性質は変わっていないようだった。
航空祭の何万人の中からだってみつけられちゃうんだから、恵比寿駅前の混雑など子供だましだった。
津島はまったく気づいてはいない。
本当は探してほしかったんだけど、もう、ダメだった。
身体が勝手に駆け出していた。人込みをかき分け、逢いたかった津島のもとへ。
「津島さん!」
声をかけると、びっくりしたように彼は私を見た。
「よくわかったな」
根っこから驚いたような顔をして、わずかに笑った。
「特殊技能があるからね」
「あ~はいはい。 行くぞ」
私の特殊技能についてはさほど興味がないのか、彼はさっさと歩き出した。
とあるビルに入ると、エレベーターに飛び乗った。
津島のキャラクターからは想像できなかったのだが、ちょっとお洒落な居酒屋さんをもう予約してあった。
「一応、バレンタインだからね、それなりに予約した」
「おお~。 すごい!」
「大袈裟な」
「だって、ようやく面会許可だし!」
「面会ってな……たいしたことねーだろ」
「たいしたことあるよ~。 うれしいもん」
目の前には少し瘦せたけれど、確実に疲れた顔だけど、笑顔の変わらない津島がいる。
「ここにくるなら、航空祭行け。 旅費がもったいない」
「御免こうむります。 津島さんいない航空祭にいってもむなしいだけですからね」
「あぁ言えばこういう……ただじゃれとるだけだと思ってたんだけどなぁ」
「なんですと!?」
「いい加減、諦めると思ってたんだけどなぁ」
「あんなに勇気出して告白したのに、じゃれるって、諦めるって、なんですか?」
あまりにショックすぎて、不可抗力にも涙がにじんでくる。
「ああ、もう、わかった! すまん、すまん」
津島がほんの少し反省したのがわかったので、もう問い詰めるのはやめた。
本当にあのホテルばったり事件がなければこの男のちんぷんかんぷんな解釈のまま訂正されることもなく、私の血のにじむような努力の手紙はただじゃれられている程度の扱いでゴミ箱行きだったというわけだ。
「……地味におそろしい鈍感王」
「あん? なんか言ったか?」
「なにも! ……津島さんが大好きです。 わかりましたか?」
「あ~はいはい」
飲み物を注文しながら、津島はもうわかったとうなずいた。
日本一の鈍感男め、観念せいと見返す。
「津島さん、学校は大変ですか?」
現場にいたときの方がきっと精神衛生には良いのだろうなとすぐにわかるくらい表情の端々に疲労がありありと見えていた。
「やること多いからな~」
「飛行機とりあげられちゃったし? つまらなさそう」
「……ま~な」
創作イタリアンのようなちょっと面白い料理を食べながら、たわいもない会話をする。
「私、津島さんが飛ぶと一瞬でわかるよ」
「誰が飛んでも一緒だろ? だって高さも速さも位置も決められてるんだから」
「違うよ。 全然ちがう。 楽しそうだし、豪快だしね。 近いというか、低く感じるというか。 整備の佐竹さんにも笑われるんだけど、天才って言われるくらい見分けることできる」
「俺たちですらわからんのに、違いわかるんか?」
「わかる! というか、津島さんか、それ以外かしかわからんけど」
「なんじゃそりゃ」
これを逃すかとばかりに、私は二人きりで話したいことをニコニコで話す。
トマト鍋を器にとりわけ、津島に手渡す。
こんなことがごく当たり前にできているたった今が夢なんじゃないかと思う。
器が空いたら、さっとまた入れて渡すのだけど、何だか初めてではないような、これまでも同じことをしたことがあるような感覚だ。
「津島さん、良い仲間とすごせた部隊でよかったですね」
「人には恵まれるからな」
「みんな良い人ですもんね」
「そういえば……君は俺の部下の中に仲良しいたもんな」
「佐竹さんとか? お友達だからご飯とかは行きましたよ。 津島さん来てくれなかったしね! ……そうだ、佐竹さんって途中でねむっちゃいますもんね。 私の友達にいじられてましたよ」
「あぁ、そらノーマルオペレーション」
「いっつもなんですか?」
「そ、ノーマルオペレーション」
ネタにして申し訳ないと思いながら、ただのマニアを脱却しなければと会話を続ける。
「やっぱりわかんね~んだよな~。 彼氏作れよ! 俺に懐くくらいなら」
また話を戻してくる津島に対して私は口先を尖らせる。
「惚れた男がどこにいるかわからないで数十年。 発見ですよ、まさに大発見! その男が目の前にいるのにどこの阿呆が他を探すんですか?」
鈍感にはストレートにパンチを繰り出すことにした。
「あ~はいはい。 見る目ないよ、君は」
「あるある! 男を見る目はとことんある!」
「病気だぞ」
「病なのだ、そりゃもう仕方がない! ……で、バレンタインプレゼントなのです」
今度は私が話題を変更することにした。
甘いものが苦手な彼には選りすぐりのチョコレートを二つぶ。
京都マリベルを下見した結果に選りすぐったものだ。
「すげ~高そうなチョコだこと」
津島は受け取るとその場で中身を確認していた。
「甘いもの苦手なんでしょう? リサーチしておるのだ! 甘いものが苦手な人でも大丈夫な選りすぐりでございますのですよ」
「ありがと」
「で!」
「まだあんの?」
「あんの、あんの。 チョコが食べられんかったらとも考え、佐竹さん情報で赤ワインをラッパ飲みできる才能があると伺い、ちょっと変わり種の赤ワインを一本お届けします」
「……なんの才能よ、それ」
「え? 違うのですか? ラッパ飲み情報、うそ?」
「……佐竹め。 はいはい、ありがとう」
赤ワインを受け取りながら、津島は嘘ではなかったことを認めた。
そして、私はすかさずマッサージクリームを差し出した。
「腕のケガに使ってくださいな」
「なるほどご存じなわけで。 本当にどっから情報いくのやら」
津島は右腕をさすりながら自嘲気味に笑う。
「他言はしてません。 津島さんに害になることはしません。 そんなことより! 血行が悪くなるのが回復の一番敵ですからね。 こればかりは私の守備範囲の知識なわけで、是非に」
「ありがと。 しかしながら本当に毎度ながら気持ちの良いほどの無鉄砲ね」
「なにが?」
「向う見ずに動くからな。 今回だって俺が動かなかったらどうするつもりだった?」
「次のチャンス待ち。 待ては上手なんです」
「気の長いことで」
「しつけが良いのです! そんなことより、津島さん、入院してたんなら、呼んでくれたらとんでいったものを」
「誰も見舞いにはこさせなかったものでね」
「津島さん、ナースはたくさんきましたでしょう?」
「ナース?」
津島がなかなか連絡をしなかった理由の一端と思われる長期入院をしていたことは実は知っていた。そして、私は恐ろしいほどに病院という場所を知っていたがために、どうしても聞きたいことがあったのだ。
「狙われておりませなんだでしょうか?」
「狙う? 何を?」
何を問われているのか真剣にわかっていない表情だったので、私としてはまずはひと安心。
狙っていた諸君、君たちのほのかに漂わせる程度のモーションではこの男はわからんのだ。
何せ、この私のべたべた甘々のフランス文学調の恋文を読んでいながら、『じゃれられている』という超ちんぷんかんぷんな解釈をする男なのだから。
「質問をかえますね。 ナースさんたち、なんだかんだと理由をつけて、差し入れくれませんでしたか?」
「くれた、くれた。 てか、俺の部屋、なんだかたまり場みたいになってたぞ」
「やはりな」
津島は箸をくわえたまま、呆然としている。
まったく気が気ではないとはこのことだ。
「狙われておったのですよ、それ。 危ない、危ない」
「俺が狙われるか!?」
信じられないというような顔をする津島に、こっちが信じられないよと突っ込みたくなる。
「絶対、狙われていたね!」
「こんなおっさん狙ってどうする? あと10年で定年だぞ」
「何言っちゃってるんですか!」
「狙われるわけがない!」
「津島さんを放置する阿呆な自衛官のナースおりませんですよ! 津島さんが気づかなかっただけです!」
「実際、何ともなってないだろうが!」
「自衛隊病院での入院生活怪しすぎる!」
「あのな……。 俺の同期の部下ばっかだぞ」
「わかんないぞ!」
「ことわっておくが、女の同期の部下だからな。 そいつの息がかかった奴ばっかりだから、なんの問題も起きませんわ」
「ほほう。 ナースのモーションにも気づかなかった津島さんの言葉とはおもえませんね」
「だから、なんともなってないだろうが!」
「次、入院するときは呼んでください。 断固戦います。 絶対に負けません!」
何かまだ言いたげだったが、話を引き延ばすだけ損だと判断した津島はおとなしく目の前のカルパッチョに箸を伸ばした。
必死にナースに狙われていないと言い放ってくれる津島が愛おしかった。
別に私ごときに指摘されたくらいで言い訳しないで良いのに。
「敵がナースならば負けません」
「あ~はいはい。 言うておくが俺はクズだぞ?」
「それがどうした」
「お前、頭おかしいだろ!」
「津島さんじゃなきゃ嫌です。 だいたい津島さん以上の男がどこにいるんですか!」
「そこいらの男つかまえたら、俺以上だろ」
「そんなわけあるかいっ」
「連れてきてやろうか?」
「無駄ですわ」
「君は押しが強いのよ、俺は落ちないぞ」
「すぐに逢えるような距離感で、チャンスが毎日ある人と私は違うんですよ。 こうやって正面切って言わなけりゃわからないでしょう? 阿呆ほどにくっきりはっきり言わなくちゃ大好きなことが伝わらんじゃないか!」
「行き遅れるぞ。 さっさと結婚して子を産め」
「誰とでも結婚したいわけじゃありませんし、本当に惚れた男の子どもじゃなけりゃあんな大変なものいりませんよ」
「ああ言えばこう言う」
「そんなことより! 津島さん、身体だけは大切にしてくださいよ? ちゃんと休んでます?」
「休めるわけないだろ? ま、身体には悪いわな。 でも、ただ長く生きても良いことない。 早死歓迎」
「何て四文字熟語を! んじゃ、老後を私にください」
「老後ってな……」
津島は『あぁもう!』といいながら手に持っていた生ビールを一気に喉に流し込んだ。
ああでもない、こうでもないと言い合いしながらも楽しい時間は一瞬にして過ぎていく。
終電間際まで何やかんやと話をしては笑顔になれた。
「明日の予定は?」
予想外の津島からの一言に、素直にもそのままの受け答えをしてしまうひねりのない私に自分で呆れてしまう。
「津島さんから連絡来たら動けるようにと特にはいれてません」
悲しいだけの女の空白スケジュールをさらしてどうするんだと凹む。
「明日なぁ18時までは空いてるぞ」
途方もなく嬉しいとはこのことだ。津島の言葉に私は飛び跳ねてしまう。
「ほんとに!? 水族館いこう!」
「水族館!?」
初めてきくびっくりの津島の裏返った声だった。
その理由がこの時はわからなかったが、私は好きなものを口にしただけだった。
「いや、やっぱり一晩考える。 明日、どうするか」
「え~、行こうよ、津島さん!」
「いや、一晩考える! 明日の朝、どうするかは連絡するから」
「いやだ、絶対にいこう! 連絡してね、ね?」
「考える!」
「絶対いこうね、約束!」
「わかった! 明日の朝、連絡するから、電車に載れ!」
終電間際のまさかの津島からのキラーパスに精一杯対応したと思うと必死に動悸を抑えながら帰宅する。そして、眠れるわけがない。
連絡はくる。逢えるはずだ、と握りこぶしに力が入ったままで、意識がもうろうとしかけた午前7時。
メールの着信音に普段の私とは違って迅速に目が覚める私がいた。
【水族館、いくか。 すみだ水族館いったことある?】
間髪入れず、すぐに返信する。
【行ったことないです! 行きます。 やった!】
【9時半に東京メトロ半蔵門線の押上(スカイツリー前)駅待ち合わせ。 改札がわからんかったら、内側のトイレの前あたりにいて】
【がんばっていきま~す。 わからんかったら、待てしてます】
【了解】
「春が来た! 逢える時は二回連続!」
朝もはよからぴょんぴょんと跳ね回る姉に対し、妹は爆笑。
急ぎ支度をして、津島のもとへ。本当にあきれるほどに単純。
そして、このデートで私ははじめて津島の趣味を知った。
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