第2話 癒し

 改装工事のため、自宅へと帰る。

 早速、自分はグラスを手に取って、冷蔵庫に手を伸ばし、ザクッと氷を放り込む。そこにコーヒーを入れ、少し牛乳を混ぜる。

 ベランダからすだれが掛けているところを背に座り、胡座をかいた。

 コーヒーの入ったグラスを片手に一口。冷えたコーヒーが喉を潤す。


「ヒーィ、冷たっ」

 

 暑さで溶けていく氷と手からゆったり垂れ落ちいく滴。ゴクッゴクッと、軽やかな音を加速し、暑さを忘れさせる。


「ふぁあ、美味しい」

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