第25話 意外過ぎる人物と・・遭遇

「私の魔法も全く 通じないとは・・」


いつもはポーカーフェースで落ち着いたアリシテア先生だが

珍しく慌てた顔をする


リア達を廻りを取り囲む 炎は勢いをます


「もうダメえええ!」とナジュナジュ ぽけ~とするアシャアシャ


「うわああ~」リアの悲鳴


「炎・・火竜王(サラマンデイア)の名において 命じる 消えろ」

どこからか 声が響く


すると 突然 幻のように リア達を取り囲んでいた炎が消えた



すたすたと声の主がリア達の元に降りて来る



声の主 フードを頭から被った黒髪の少年 

瞳は不思議な 赤い焔の瞳


「!」

その顔を見て驚くアリステア先生 だが すぐに元の顔に戻る



「あ、有難うございます」ほぼ同時に喋るリアとナジュナジュ


「助かりました 有難うございます」アリステア先生


肩をすくめて 黒髪の少年は言う



「旅の者だが 言葉は 黒の国とほぼ同じだな わかる」


「そこの小さな女の子 凄い魔力の持ち主だな


将来が 楽しみだな

まあ また魔法を暴走しないように 特に気をつけないと」


えへ・・と笑うアシャアシャ


そのアシャアシャの頭を優しくなでる


フードの下の服が見える・・それは古代の服

 

「たいした事はしてない・・

それより変わった少女を見なかったか? 

白の国の人間で金の髪でオッドアイの少女だ」


「!えっ! 白の国って?」リア


「ああ・・知らないのか?」アーシュ


「だって白の国は」さっとリアの口を塞ぐ アリステア先生


「ここは 貴方様の時代より 遥か彼方の未来の時代です


古(いにしえ)の伝説の黒の王 火竜王(サラマンデイア)様」


「申し遅れました

私の名はアリシテア 貴方様から見れば

魔法使いのはしくれです」


「こちらは私の弟子リア」 


「それとリアの友達のナジュナジュ と妹のアシャアシャ」

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