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  • 赤い夕陽とこわいおじさんへの応援コメント

    はじめまして。ねこK・Tと申します。
    小川未明さんの作品が好きで、タグ検索をしていたところ、こちらの作品へ辿り着きました。

    とても面白く読ませていただきました……!
    決して難しい表現は使っていないし、強い怖さを感じさせるような言葉(「死」とか)は出てきていないのに、ひたひたと迫ってくるような恐ろしさがあって。きみ子ちゃんと一緒の気持ちになって、ドキドキしながら読んでおりました。

    途中、おじさんとお姉ちゃんがけんけんぱを始めるシーン。他の部分は数文で段落を分けていらっしゃるのに、あの部分だけ、段落が長いのも印象的でした。不気味なほど赤い夕日と、何もかもを飲み込むような黒い影……続いていく文章に、まるで読んでいる自分まで飲み込まれてしまうかのような。読者を巻き込んでしまうような筆致、凄かったです。

    そして物語の締め方がもう……! 無事にお姉ちゃんが帰ってきたし、あれは単なる夢だったのかな、と思わせてからの落とし方。あえてだらだらと描かず、端的に二文だけでまとめていらっしゃるのが効いていて、とてもとても好きでした! 

    だらだらと書き連ねてしまい、申し訳ありません。素敵な作品を拝読出来て嬉しかったです!

    作者からの返信

    ねこK・Tさん、ありがとうございます。
    小川未明さんの物語は小学生のときに教科書で読んで以来ずっと好きな作家さんで、この作品でリスペクトしまくってしまいました。
    小川未明さんの文章はとにかく美しくて、誰にでも伝わる分かりやすい言葉で、でも鮮やかに読み手の頭に情景が思い浮かぶような筆述で、自分の中で目指すべき筆致の到達点のようにと思っています。
    ですので、いただいたコメント、とくに筆力をお褒め頂き非常に嬉しいです。
    いやほんとに、書いたはいいけどびっくりするぐらい読まれていなくてへこんでいたので本当に嬉しいですよ。ありがとうございます!
    これからも作品を書き続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。