〇シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜

2012年 フランス

1時間24分(スタッフロール込み)


監督 ダニエル・コーエン

出演 ジャン・レノ

   ミカエル・ユーン

   ラファエル・アゴゲ


視聴 字幕


タグ

 #コメディ #料理 #師弟関係 #友情 #家族愛 #とんでも日本

 #レビュー筆者お気に入り


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「凸凹師弟関係! 若き偏屈天才調理人と愛を忘れたベテラン料理人のコンビが、レストランの危機に立ち向かう!」


 今回は『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』を紹介します。


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~あらすじ~


 記憶力とセンスであらゆる有名料理を作れる天才料理人、ジャッキーは持ち前の偏屈さでお客さんに無礼を働き続け、勤めるレストランをことごとく首にされて職を探す毎日。


 一方で、ジャッキーが敬愛している国民的人気料理人で三ツ星レストラン『ラガルド』の料理長であるベテランシェフ、アレクサンドルは、調理のスランプに陥っていたばかりか経営方針を一新したい運営会社社長の妨害工作に遭い、三ツ星の星が剥奪されるかもしれない危機に瀕していた。


 そんな折、身重の恋人の懇願で泣く泣くペンキ屋に就職していたジャッキーは、塗装現場の老人ホームで調理場を窓から覗き見ると、ついつい調理方法の間違いを指摘して完璧な料理を老人ホームの食堂に出してしまう。


 ちょうど、社長の父親で友人でもあるポールが暮らしている老人ホームを訪れていたアレクサンドルは、ポールに勧められるがままにジャッキーの料理を口にして驚愕。社長の陰謀で移動になった助手の代わりにジャッキーを雇うことに決めるのであった。

 だが、ベテランゆえの頑固さと天才ゆえの偏屈さがぶつかり合い、トラブルが続出!

 そうしている内に、刻一刻と、レストラン『ラガルド』の三ツ星評価が適正かを審査する調査員が訪れる日は近づいていて……


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 感想


 美味しいものが、食べたいなっ!

『シェフ!〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜』の感想です!


 まずこの映画ですが、傷心するような展開が起きても、すぐに嬉しい事が起きてそれをひっくり返すような展開が多いので、とっても楽しいです。

 主人公のジャッキーは天才なのに空気が読めず、持論を相手に押し付けてしまうような性格なのでどこに行っても嫌われてしまいますが、割と才能を支持してくれる老人ホームの調理人たちやアレクサンドルと出会えたのは幸運と言うより他は無いでしょう。

 いや、ほんとジャッキーとアレクサンドルの凸凹は見てて楽しい。

 何より、二人の関係性が良いです。

 対立……と言う程では無いのですが、仲違いしても、次第に天才の才能を認めていくベテラン。

 二人とも家庭に問題を抱えていて、お互いにそれを協力したりで解決したり。

 さらには一緒に仕事の問題に取り組んでいく姿勢が世代を超えた友情感があって素敵です。


 後半、勝手の違う特殊な分野の料理(私も食べた事のない未知のジャンルでしたが、ジャンプのグルメ漫画、「食戟のソーマ」とかでも題材で登場したことがあったかもなっと、うろおぼえ。好きな方ならピンとくるのかも)で戦わなければならなくなりますが、対策のドタバタも楽しい。

 その分野では一歩前を言っているライバル(社長お抱えの若い料理人)が経営している店に敵情視察に行った時は、ライバル店のスタイリッシュさと対になるレベルで二人の変装が面白おかしく見えるのに、当の二人がいろいろ本気過ぎて悪い夢でも見ているのかと思いました。

 日本人がその場にいなくて良かったな!(褒め)


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 総評


 おすすめ度     ★★★★★★★★★☆

 フジヤマニッポン度 ★★★★★★★★★★

 コメディ度     ★★★★★★★☆☆☆


 個人的にはドカンっと言う爆発的な笑いはありませんでしたが、ほっこりドキドキ出来る優しいコメディでした。

 ジャッキーとその妻の関係が事実婚(結婚はしてないけど、夫婦)と言う関係で、私個人にはあまり馴染みのある関係ではありませんでしたが、全然気にならないで観れましたのでご安心ください。

 アクション俳優で有名なジャン・レノも良い演技しますし、登場する様々な問題も、最後には落ち着くところに落ちて、安心してスタッフロールを見れる良い映画でした。

(あ、爆発的な笑いは無かったとか言ってしまいましたが、ラスト、最後までジャッキーがジャッキーだったので、ちょっと笑ってしまいました)


 レビュー筆者お気に入りの映画です。

 お勧めします。

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