7 進藤家VS黒淵家 ———異世界1———


 龍彦達が悶怒ら黒淵本家を滅ぼしたその頃———。

 龍二達はオオクニヌシ邸の外で黒淵師径一味と激しい戦いを繰り広げていた。そんな中、邸内の庭で劉封達は頼りない天龍としっかり者の華龍のもと魔族と黒淵達と戦うすべを身につけるため修業をしていた。

 自分達も、何か彼ら役に立ちたい。そんな願いを二人が聞き入れた形で実現した。


「焦らずじっくりやりな。何事も基礎をしっかり固めることだ」


 オオクニヌシの頼みで、人間界に戻ることになった龍彦が残していった言葉だ。何をやるにも、まずはその基本をしっかりおさえなければならない。

 とは言え、時々激戦の様子が気になって仕方ない。


「ヒコちゃんも言っていたけど、焦っちゃダメだよ」


 修行を始める前にニコニコと天龍が言った。


「焦って覚えてもナーンも良いことなんてないんだよ?」


 おちゃらけているような口調だが、何故か、この時ばかりは説得力があった。

 劉封達は、力強く頷いた。













「どうした! 自慢の蒼炎はこけおどしかぁ!!」


 あーめんどくせぇ。つかウゼェ。

 挑発を繰り返す師径に、だんだん龍二のこめかみに青筋が浮かびはじめてきた。

 これまで、自身の〝龍〟の炎を出さず青龍の力だけを使い、刃を交えつつ戦っていた。あまり手の内を見せず、『あの時の龍二』が少し成長したくらいと思わせていたほうが師径が油断するだろうと判断したからだ。

 

 『四聖』青龍の蒼炎。

 師径の魔炎龍が放つ邪炎を払うだけの力が蒼炎にはある。その辺の雑魚に負けるわけないが、己と対等かそれ以上の実力者が相手だと、少々厄介になると龍二は感じていた。

 しかし、青龍の蒼炎は使いこなせれば次第で最も強力な威力を発揮することを彼はまだ知らない。

 彼はまだこの力を使い始めて日が浅い。故にまだ未熟で発展途上の真っ只中にいるわけである。


 閑話休題それはさておき


(流石にちとまずいかなぁ?)

 そんな考えが頭をよぎる。

(龍二よぉ。もうよくね? いっちょ派手にぶちかまそうや)

 心の中で紅龍が言えば、龍二はニッと口許を緩めた。

 それもそうだ、と。


「そんなわけねぇだろうが!!」

 そらよ、と龍爪を振るう。紅蓮に燃える炎が龍爪の穂先を覆った。

「進藤流槍術六式・紅蓮桜吹雪ぃ!」

「!?」


 神速のごとき早さの突きを、師径は驚き慌てて避ける。

「何だと!?」


「クソガキ。あんま調子こいてんじゃねぇぞ?」


 その時。龍二の後ろからゆっくりと現れたのは紅髪紅眼の男。彼をを見て、師径は驚く。

「その姿ッ!!」


 驚愕に眼を剥く師径はその男を知っていた。『龍』の中でも最も狂暴で凶悪と称された『五大龍』の一人。名は───


「紅龍だとぉっ!?」

 師径は信じることができなかった。あの凶悪狂暴な紅龍が、こんな龍の力すらまともに扱えない男を認めるなど、あってはならないと。自然と怒りが湧いてくるのが分かった。


「ふん」

 紅龍が鼻で笑う。


 紅龍は宿っても滅多に主を認めることはない。

 ほとんどの者が、〝彼に意識を乗っ取られほしいままに殺戮を為して殺される〟と聞かされていた。だからアレは我々に近い存在だということも。なのに、彼は黒淵に来ることはなかった。


 過去に認められた者は、それこそ片手があれば足りるくらい少ない。最後の主は、室町時代の一族中興の祖とされる龍将たつまさ父龍業たつなりであったという。それ以後彼が現れたという記録はなかった。


「何故貴様がッ!!」

 理解できない頭がその言葉を捻り出す。出来損ないの男が、よりによって『凶龍』の力を授かったのだ。

───何故あんな奴が紅龍に認められたんだ

 師径は訳が分からなかった。怒髪天を衝く勢いなのに気づいていない程、怒っていた。


 そんな彼に、紅龍は侮蔑の眼差しを師径に向ける。

「俺の主は俺が決める。それ以上でもそれ以下でもない」

 それにと彼は続ける。

「俺は貴様らのような逆恨みだけに邁進する大馬鹿野郎が大ッ嫌いなんだよ」


「魔炎龍!」

 逆上した彼の呼び声に答えるように、魔炎龍がその姿を露にする。

「死ね」


 無表情で邪炎をぶっ放すが、紅炎に全てかき消された。


「・・・・・・・・・」


「随分な挨拶じゃねぇか」

「けっ。おい龍二。アイツはそもそも俺らと会話する気ゼロだぜ?」


 そのようで、と龍二は嘆息する。


「殺れ! 魔炎龍!」


「おいおい」


 何だよこのでたらめな攻撃は。

 悪笑する魔炎龍が辺り構わず邪炎を放ちまくる。敵味方構わぬ攻撃に、龍二と紅龍は顔をしかめた。

 魔炎龍の炎は触れた瞬間に対象を〝完全に消し去る〟。その無茶苦茶な攻撃の巻き添えを喰らった彼の仲間(?)は一体何を思ったろうか。


 龍二は龍爪を地に突き刺し、手を横凪ぎに払った。圧縮された紅炎の刃が邪炎を斬り裂く。そのままもう片方の手の前にかざした。紅い火球が作られ、ほどよい大きさで手から離れ、師径めがけ突進した。

 それがどうなるかを見届けずに他に散らばった炎を紅炎で消すのに専念した。

 見逃すはずもなく、魔炎龍が攻撃を仕掛けるが、そこには顕現した紅龍がいてその攻撃を防いだ。


「残念だったな」


 そこに、あらかた片し終えた龍二が龍爪を引っ提げて加わった。


「そらそらそら!」


 神速のごとき突きや、剣のように上下左右自在な槍さばきで師径の得物はついに宙高く舞い上がった。


「終わりだぁ!」


 必殺の突きを繰り出したが、間一髪といったところで師径は魔炎龍と共に邪炎の中に消えてしまった。


「・・・・・・あーちっくしょう。逃げられた」


 悔しそうに舌打ちする龍二を紅龍が宥める。


「甚大な被害がなかった分、良しとしな。ま、勝負に負けて試合に勝ったってとこか」

「おいそれ何か違うだろ? つか、それ褒めたのかけなしたのか?」

「あっはっは。まあ気にするな。ほれ、戻るぞ」

「おいコラ誤魔化すなこら何とか言え」


 ぎゃあぎゃあ騒ぐ主人に、紅龍はどこか楽しそうにしていた。









戦闘は師径の撤退で幕を閉じた。結果をみれば龍二達の勝利に終わったのだが、大広間には多くの負傷者でひしめいていた。


「いちち。僕としたことが油断しちゃった」

「私もです。油断大敵とはよく言ったものですね」


 その大広間で華奈未達の治療を受けながら、泰平と安徳はそんな会話をしていた。


「バーカ」


 帰ってきた龍二はそんな二人に開口一番そう言った。


「む、貴方にそんなこと言われたくないですね」

「事実だろうが」


 容赦ない一言に安徳は黙るしかなかった。


「正直、魔炎龍の力を侮ってました」


 やがて己の非を認めるように安徳は話し始めた。

 魔炎龍の炎の能力は瞬間焼却の他に、他人を意のままに操れる、というのがあるらしい。

 龍二が彼と戦っているときに無差別に放たれたあの炎に当たった神族の数名が突然手の平を返したように仲間を襲い出したという。彼曰く、その時襲い掛かった連中の眼は焦点があっていなかったそうだ。突然の出来事に混乱した戦場に対処すべく行動した結果運悪く負傷してしまったのだ。


「利き腕をヤラレてしまいましたから暫くまともにれませんね」


 副え木で固定された右腕を見ながら安徳は言った。骨折しているのは明白だ。


「だな。ちょうどいい、骨治るまで劉封達の面倒でも見てやれよ」

 良いリハビリになんだろと白虎に言われ、安徳は頷く。


 それを聞いた近くにいた劉封らの背筋に悪寒が走った。

 女子を除く彼らの頭には、できれば永久的に封印か抹消したい思い出したくもない数多の恐怖体験がとてつもなくゆっくりスローモーションで走馬灯のように過っていった。

 心なしか、彼らの顔面は純白のウェディングドレスのように真っ白になっていた。


「安心なさい。あんな野暮な真似はしませんよ」


 優しく言っても、あんなことしておいて安心しろと言われて果して何人の人間が信じることができようか。

 表面上はありがとう助かるなど口にしたが、心の片隅で「ゼッッッッッタイ嘘だ!」と叫んだ。

「(こーろーさーれーるー!)」


 彼らの魂の叫び。それはしっかりと龍二の心に届いていた。

 ツン、ツン、と龍二は白虎の肩を突っついた。

 何だと白虎が振り向くとすかさず安徳にバレないように自分の耳を指した。


「(なあ白虎。悪いんだけど、アイツがコーチしてる間監督しといてくれない? トラウマを抉られないようにしないとアイツら廃人になっちまう)」

「(・・・・・・OK分かった。そうしよう)」


 白虎との会話が終わった直後、彼の身体を三つの衝撃が襲った。クリティカルしたらしく、龍二は唸った。

 そして頬を擦られる感覚。


「テメェら離れろうっとおしいんじゃあ!!」

「「「ヤーダーよー」」」

「子供かっ! ハモってんじゃねぇ!」

「いいじゃ~ん、頬擦りくらい♪」

「状況考えて物言えやこのボケ瑞穂!」


安徳と泰平はそれを見て呆れたが、自然と心は和んだ。


「全く、こんな時に」

「でも、あれを見てたら少しは気が楽になるじゃん?」


 自然と笑みがこぼれるその先では、お馴染みとなった展開が繰り広げられていた。

 そんな彼らに「おいコラお前ら見てねぇで助けやがれ」と龍二が口喧しく救援要請を出しているが、最早恒例行事であると認識されたらしく、誰一人として龍二を助けようとする者はいなかった。

 むしろ頑張れよとか励ます者や、中にはそのまま揉まれて死ねと嫉妬する者もいた。


「薄情者~!! テメェら後で覚えてやが───おまっ、どこ触ってやがる!」


 こんな龍二の悲鳴も、周りから起こる笑いの中に虚しく霧散した。


「でも不思議だね。前まであーんなに仲悪かったのに今じゃスーッゴイ仲良しだよね?」


 玄武が不思議な眼で彼女達を見ている。


「女の子というのは、男の僕らでは想像つかない生き物なんだよ」


 軽く彼の頭に手を置く泰平は、隣にいる安徳に振り向くと、安徳はそうですねと笑んだ。

 達子とカスガノミコトはことあるごとに───大半は龍二絡みだが───いがみ合っていたが、ある日ひょんなことから意気投合したらしく、今じゃ親友のように接して、龍二を襲っている(あながち間違いではない)。


「そんなもんなの?」


 首を傾げる玄武に、治療を終えた朱雀が後ろから彼に抱きついた。


「そういうもんなのよ。お子ちゃまが理解するにはまだ早いけどねー」

「お子ちゃま言うなーっ!」


 子供扱いされて頬を膨らませる玄武を、悪戯笑みを浮かべながら朱雀が可愛いなぁと頬擦りする。

 龍二は吠えずにいられなかった。


「何だこのアウェー感何だよこのやるせなさ誰かマジで助けて!」









 その頃別室ではオオクニヌシノミコトを中心に、今後の対策について話し合っているところだった。


「厄介な奴がいたものじゃな」


 青龍が呟けば、他の参加者も頷く。その者、というよりはその者の〝所有物〟が、が正しいだろう。

 対象を操る邪炎───オオクニヌシノミコトらは『洗脳魔炎』と仮称した。これを受けた、数多の仲間が操られ、ある者は朽ち果て、ある者はここを去っていった。

 その中には、オオクニヌシがよく可愛がった者もいたそうだ。


「どうやら、五月蝿い蠅共がお主らのいう『門』を押さえているようじゃな」


 龍二から抜け出した伏龍が顎を撫でながら言う。あそこが奴らの支配下にある限り、ゼウスは同盟を結んだ黒淵に増援要請をし続けられるし、こちらの増援を『門』で阻むことができるというメリットがある。


龍彦あの男の力なら、黒淵を潰すに造作はない。が、劣勢は変わらんな」

 魔炎龍を仆さない限りな、と締めた。

 彼であれば『門』の監視役達を一掃できそうな気もするが、一時的に抑えても向こうは新たな増援を寄越してそこを再奪還することは簡単に予想できる。


「このまま様子見か」

 オオクニヌシがぼやく。

「だが戦力は整えておくべきよ」

 そうだなとイザナギが頷く。


「黒淵師径と魔炎龍。奴らはわしらの問題じゃ。わしらに一任してもらいたい」

 お任せしますとオオクニヌシは言った。

 それが散会の合図のように参加者たちが次々と席を立った。

「オオクニヌシ。一つ聞くが、この世界にはお主と同じような神はいるのか?」

 席を立とうとしたオオクニを青龍が引き留めた。

「はい、いるにはいますが」

「ならば助けを請うてみよ。同じ神なら助けてくれるのでは?」

「そう言って来ると思って、既に、スサノオとイザナミ、アマテラスを向かわせているので、多分何とかなるかと」


 どや顔をしたような思えたので、ふふんと青龍は笑った。


「しっかし、西洋神の名を持った悪魔、か。ややこしいのぅ」

「『四魔』や『十六天』と呼ばれる者は、スサノオや俺と同等程度の力を持っている。なかなか侮れないですね」

 荒ぶるスサノオと国作りのイザナギと同等程度の力はそれなりに苦戦しそうだ。


 が、二人はそれを鼻で笑った。そうでなくては燃えないではないか。

「それでこそ、やる気が出るというものよ」

 腕組みしながら伏龍が口元を引き上げる。

「神に〝我ら人間の底力〟というものを見せてくれるわ」















 提供された大部屋で、劉禅や呉禁らは大の字で寝転んでいた。


「し、死ぬぅ」


 ようやく吐き出した言葉がそれだった。滝のような汗を流しながら、大きく深呼吸。


「きっつ~、あ゛ぁー筋肉がぁぁ・・・・・・・・・」


 つい先頃まで、安徳や天龍らの猛特訓を受けて、やっとある程度の基本的な技を覚えた。

 だがその猛特訓は強烈に肉体を酷使するモノであった為、彼らの身体が耐え切れず悲鳴をあげたのだ。


 多分、一週間から二週間は筋肉痛で苦しむことは確定だろう。


「まあ、あれだけのモノを扱えれば十分でしょう」


 フフッと微笑する安徳に華龍が頷く。


「十分すぎるわよ。まだまだだけどね」


 でしょうねと関平は呟く。


「まぁ、もっと鍛えていただかないと、使えないですよ?」

「それはまたキッつい一言でございますねぇ?」

「これくらい言っておかないと、己の力を過信する可能性がありますからね」

「過信する気はチリ一つほどもないけどな」


 それではと立ち去る安徳を、皆首だけ向けて見送った。


「しんど~」

「しょうがないですよ。事実ですから」


 よいしょっと起き上がる劉封は紙と筆を取り出す。


「私達はまだこの位置」


 紙に三角形を書いて三つに分け底辺に『三』と書き丸で囲む。


 お前何でそうすぐに動けるの? という関平を無視して続ける。


「我々の力では、よくて魔族とやっと戦れる程度です。龍二君や、龍彦さんらには遠く及びません。そこで、我々の当面の目標はここです」


 彼はその上のブロックに『二』を書き丸で囲む。


「ここまで来れば、後方支援やらなんやらでそれなりに役に立つでしょう。それまでは、黒淵らを見たら即撤退。宜しいですね?」


 劉禅らは小さく頷く。呉禁は眼を輝かせてアクティブな動きをする。

 頑張ろうねと趙香が彼を撫でた。龍二の役に立てることが余程嬉しいのであろう。


「でもよかったぁ~。地獄見なかったぞ~」


 復活した関平が笑みを浮かべる。

 当然である。訓練中は絶えず白虎の監視の眼が光っており、安徳を〝暴走〟させなかったのだから。

 『地獄』を味わった男性陣にとって、今日は天国に等しかった。秘かに涙した者もいたとかいないとか。


「・・・・・・・・・?」


 今にも召されそうな表情をしている男子諸君見て、華龍と趙香が首を捻る。


「何も聞いてやるな」


 白虎がそっと二人に囁いた。意味を理解した二人はそれ以上追求しなかった。


「姫ちゃん、ご飯作りに行こっ」


 華奈未が後ろから飛びついてそう言った。

 趙香は、学校では華龍が呼称している『姫』にちなんで『姫ちゃん』と呼ばれている。


 よろめきそうになった彼女を華龍が後ろから支えた。


「華奈未さん、危ないじゃないですか! 姫に何かあったらただじゃおきませんよ!」


 ムッとする華龍に、公煕が笑ってたしなめる。


「まぁまぁ。それくらいで目くじらを立てなくても」

「ですがっ!!」

「だーいじょうぶですよ華龍ファロンさん。そんなに心配しなくても」

 和美がひょっこり顔を出し、華龍に微笑んだ。納得しかねる彼女に、趙香が言う。


「大丈夫だから、ね。姉さん」

「・・・・・・姫がそう言うなら」


 主の命には、彼女は素直に従った。台所へ消えていく二人を見送る華龍に、いつの間にかいた青龍が話し掛けた。


「随分とまあ惚れ込んだものだの?」

「───姫ですから」


 口を尖らせ、少し不機嫌で無愛想に答える彼女の頭を、青龍はポンと叩く。


「わはははは! そう、ふてくされることなかろうに。お主も玄武同様、まだまだ子供じゃな」

「子供じゃありませんっ!」


 子供扱いされ、更に不機嫌になった華龍がぷりぷりと頬を膨らませそっぽを向くと、青龍は笑いを圧し殺して顎に手をやった。

(そんなことしとるから、子供と言われるんじゃよ)

 あえて口にしなかったが、彼はそう感じた。

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