【雑踏の石】

雑踏ひとごみダイヤモンド


光るを誰もが必ず持っている。

それは大抵は無責任な他人事主義者の言葉だ。

他人事主義者はその何かを信じて追い求めて失敗した者に対して責任を負うことはない。

何かなんて言うのは逃げだ。


誰かが言った。

失敗は成功の母だと…

それは成功したから言えただけだ。

成功した者が言った言葉はそんなにありがたいのか?

もしも、成功した者が偉いなら人を殺して独裁者になった者は偉いのか?

それが是ならばいつかきっと誰かが言うだろう。

私は有権者の子供を人質にして大統領になったのだと…


負け犬の遠吠えは成功した者が勝手に決めつける言葉だ。

負け犬はきっと言っている。

…次はと。

それは負け犬の遠吠えなんかではなく、新たなる挑戦へのだ。

失敗した者も成功した者も何も変わらない。

元はどちらも同じ挑戦者だったのだから…

挑戦者はいつでも可能性を秘めている。

雑踏ひとごみに紛れて可能性を追うことが出来ない事もあるだろう。

雑踏ひとごみに邪魔されて可能性に気がつかない事もあるだろう。

それでも挑戦者はみんな光るダイヤモンドだ。

負けてもいい。

勝ってもいい。

挑戦者には覚悟がある。

他人事主義の軽い言葉とは違う重い覚悟がある。

覚悟があるならその先には何かではなくがある。

負ける可能性がある。

勝つ可能性がある。

どちらでもいい。

俺はでありたい。

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