「最高」だ—―――
今宵は「最高」の宴となる―――
その"口惜しさ“に身を震わせ
その"嫉妬“に身を委ね
“彼”は漸くにして本心を語る
然してその本心も、いつもならば体裁の為にと内に秘めたものだった……
ただ―――少女の経歴を知ってからは
自分が少女をどう想っているかを知ってからは
箍が外れたかのように―――堰を切ったかのように……
本心だけが奔り出す
そして、“してはならない”……いや、本来やるべき事を選択し、「契約」を交わす……
彼は、終に、人に非ざるべくの“力”を得
目前の脅威へと立ち向かう
―――ああ、上出来だ
何も与えられなかった「出来損ない」が、最初から何もかもを「持っていた者」に抗うなど
最高の食材を用意してくれるじゃあないか!!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
忸怩たる思いを抱え続けた後の、全てを解放した爽快感を目指しました。
今回の話のために作品を書いていたので、楽しんでいただけて幸いです。
格好いい! なんというかこう、主人公が覚醒するシーンは燃えますね!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
「覚悟完了!」なシーンはどの作品やジャンルでも、本当に書いてて楽しいです(o^^o)