第4話 能力確認

 まずは魔力操作だ、女神様から貰った異世界知識とラノベで学んだ異世界知識で出来るはずだ!


「えっと、身体の中にある魔力を認識するとこからか。うーん………あ、これか。」


 身体の中に何かあるか探すと、今までなかった塊のようなものを見つけた。


「なるほど、これが魔力か……人によっては心臓とか丹田にあるらしいけど、俺の場合心臓だったみたいだな。」


 まあ、それによって何か変わるとかは無いみたいだ。


「次は自由に動かせるようにすると、慣れるまでとにかく練習、か。」


 とにかく、上手くなることは損にはない。


「よし次は『鑑定』スキルだ!確か、触れている物を鑑定できるんだったな。」


 近くに落ちてる木の枝を拾い、スキル名を唱える。


「『鑑定』!」


 すると、目の前にステータスと同じウィンドウが出てきた。


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 名前:ルベニの木の枝


 ルベニの木から落ちた木の枝。

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 ……まあ、こんなもんか。レベル1だし、説明があるだけましだ。


「これ以上説明のしようがないだけかもだけど。」


 そのあとは、目に入るものすべてに『鑑定』を使った。


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『鑑定』のレベルが上がりました。

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「おっ、やっと来た。ステータスオープン!」


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 名前:全 鳴海 年齢:17 種族:人族、神の使徒(隠蔽)

 ジョブ:能力者 Lv.1

 セカンドジョブ:旅人 Lv.1

 HP100/100

 MP152/200

 状態:通常

 体力:15

 筋力:20

 防御力:15

 速力:15

 器用さ:25

 魔法防御力:20

 魔力:100

 幸運値:50

 スキル:アクティブスキル…

 パッシブスキル…『鑑定Lv.1』→『鑑定Lv.2』『隠蔽Lv.1』『気配感知Lv.1』

 ユニークスキル…『アイテムボックスLv.1』

 エクストラスキル…『全能操作Lv.1(隠蔽)』

 称号:『女神の加護を受けし者(隠蔽)』『究極のスキルを手にし者(隠蔽)』『転生者(隠蔽)』『勇者(仮)(隠蔽)』

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 予想通り鑑定のレベルが上がっていた。そして、MPも減っていた。


「あれ?152?」


 鑑定スキルを5回使ったので、減り具合的に1回10MPだと思うんだが……。


「もしかして回復した?」


 気になってステータス画面からMP、ついでにHPの説明を読んだ。


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 MP《マジックポイント》


 魔法や身体強化に使われる体内エネルギー。

 時間経過で回復する。睡眠時は自動回復力が上がる。

 回復量:1分、2MP

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 HP《ヒットポイント》


 生命力をわかりやすく表した数値。

 0になったからと言って、死ぬとは限らないが、ほとんどの場合死ぬ。

 時間経過で回復する。睡眠時は自動回復力が上がる。

 回復量:その時の体の状態による。

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 なるほど、1分に1回回復して、回復量は元の魔力量の1/100か……。


「それにしても、なんか思った以上にHP曖昧だな……。」


 回復量は、まあしょうがないにしても、0になっても死ぬとは限らないって……、もしかしたら四捨五入とかしてるのかな?


「そういうのは後々検証するしかないか……。」


 そろそろ、次のスキルを使うとしよう。


「次は『隠蔽』スキルか……。でも今はいっか、何となくわかるし。でも、説明だけ読んでおくか」


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 隠蔽Lv.1


 足跡などの痕跡を隠蔽することが出来る。

 ステータスに使うと、このスキルより低いレベルの看破系スキルではステータスを見れなくする。同レベルだとスキル保持者のレベルや魔法防御力、魔力量に依存する。

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 なるほど、隠蔽スキルはラノベなどで沢山見たことあるけど、ステータスの隠蔽ぐらいしかイメージがないがちゃんと隠蔽もできるんだなぁ。


「あとは、『気配感知』か……」


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 気配感知Lv.1


 スキル保持者を中心に生き物の気配を感知するスキル。

 このスキルより低いレベルの気配遮断系スキルだと見破ることが出来る。同じレベルだとスキル保持者の集中力や技量に依存する。

 レベルが上がると感知できる範囲、気配の分別、精密度が上がる。

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 うん、想像通りだ。使ってみよう。


「『気配感知』っと……なるほど、こんな感じか。……ん?なんだこれ?」


 何か変なものがあった訳ではなく、気配の位置に異変を感じた。


「なんで……あっ!もしかしてこの手紙の効果か?」


 すぐに、手紙に書かれていた結界のことを思い出した。


「この結界がいつまで着いていてくれるか分からないから、さっさと街を探す準備をしないと」


 そういうと鳴海は、『アイテムボックス』を開いた。


「『アイテムボックス』!おわへ?!なんだこれ?」


 驚いたせいで、変な声が出てしまった。でもいきなり目の前に『何か』が、しかも2も出て似たのだから仕方ないよな。うん。

 などと自問自答をしつつ、目の前に広がる驚かされた物の一つに意識を向けた。否、それは物と表すのは間違っているかもしれない。

 それは、ステータスのように目の前に広がっていた。



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