第6話 過去1

 「ごめんね、、、サングラスの事いじっちゃって。目、隠してたんだね。」

 「どうも思ってないから大丈夫」

 「最後のパンチ今まで喰らったパンチの中で一番痛かったんだけど。あれが本気のパンチなの?それとも能力?」 

 「最後に殴ったのは、俺の第二時代のカウンターを使って、俺は冥よりも殴る力無いから第三時代を使って動きをフルコピーして殴った。」

 「だから私の拳を触ったんだね。」

 「という事は、全部の能力使えば、相手のパンチの威力プラス自分の元々のパンチの威力がうてるってこと?」

 「いや、第三時代の能力だけでできる。」

 「は?」

 「完璧にコピーできる。威力も早さも。相手の動きを見ていれば。」

 「プラス第一時代の能力を使えば拳が砕けるぐらいの無理な攻撃もできるし、第二時代を使って相手の攻撃に触れば相手の攻撃の二倍の威力を出せる。」

 「チートじゃん」 

 「それな」 

 「後、昔に何があったか話してくれない?」

 「私は頭悪いから率直に聞くことしかできないの。」

 「あの事件は本当なの?」 

 「なんで聞くんだ」 

 「私ね昔悪魔に襲われたの。その時に母さんが守ってくれた。光導隊(悪魔に襲われた人を助ける部隊)が来てくれたけど、母さんは間に合わなかった。」

 「私はその時やっと物心ついた頃でとんでもなく大きい穴が心に空いた」 

 「その時に光導隊の部隊の人が私が幸人くんにしたみたいに私を抱きしめてくれた。とても温もりを感じたし、今思えばその人にとても感謝してる。私も心に穴が空いた人を助けたいと思った」

 「だから幸人君を放っておけなかったし、

顔を見た時に昔に私よりひどい事があったってすぐわかった。だから、少しだけでもいいから真実を教えて。」

 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る