星の送り人への応援コメント
「この世界で一番痛々しい星が、炎の光を浴びて手のひらの中でゆらゆらと生きているようだった」
この一文が凄く良いなと思いました。限りある生命を思わせますね。
手放すことで新たに紡がれる光。
とても優しく幻想的ながら、メッセージが込められた素敵なお話だと感じました。
有難うございました。
作者からの返信
読んでいただき、コメント等もありがとうございます。
この作品では個人的にハマった文章がいくつかあるのですが、挙げてもらった一文もそこに含まれているので気に入ってもらえて嬉しいです。
そして、伝えたかったメッセージを感じ取っていただけて感謝の気持ちでいっぱいです。本当に、読んでいただきありがとうございました。
星の送り人への応援コメント
これほど映像を伝えるのが上手いweb小説はそうそうお目に掛かれるものではありませんね。
正直、序盤の父と娘の会話から、祭りの映像を脳内で作っておりまして、ただ思い描いているような映像は文では表現しきれず、説明文のように書かれてしまうのではないかな、と危惧していました。
しかし、ありありと映像を、説明ではなく、小説の文で表現出来ていた、これは本当にすごいと思います。
web小説でファンタジーは非常に多いですが、それらは映像描写については拙いものが多く、読者がこれまで触れてきたビジュアルのあるエンタメの映像に頼っているものばかり、という印象です。かくいう私もファンタジーは何度か書きましたが、どれも満足いく画を書けたことはありません。
素晴らしい表現力だと思いました。
面白い工夫だなと思ったのは「十字を刻む」という村人の行為です。私たちにとってそれはキリスト教の十字架を表す仕草ですが、ここでは「星の瞬き」を表現しているのですね。
最後の「一等強く瞬いた。」これは誰しもが「一等星」を連想したのではないでしょうか。こういった言葉遊び的な工夫も読んでいて楽しくなります。
『だが、願いは、叶おうが叶わなかろうが、必ず手放さなければならない』『そして、また新しい願いを紡ぐんだ』
ここは森山さんが伝えたかった主題の一つだったのでしょうか。私はそう受け取りました。この言葉の真の意味は私はまだ理解し得てはいませんが、何か大切な言葉のように思います。なので心にとどめておきますね。
ちょっと怖いな、と思ったのは「久しぶりに仲間の姿を見て、興奮した」という一文です。
この村では星を奉って大事にしているのは伝わりましたが、ですが奉っているのは屋内、星空の見えない屋根の下。そこには自分らに益をもたらす存在を縛り付けているエゴという、人間らしさを垣間見ました。
気になった点も書かせて頂きます。
まず、冒頭「銀湾」ですが、こちらは天の川ですね。調べて分かりました。素敵な言葉ですし、普段と異なる言葉で書かれているのは、ここが異世界であることが伝わりやすくとても良いのですが、しかし銀湾だけでは天の川だと分かりませんでした。銀湾が天の川のことをさしているのだ、とわかる描写があった方がいいと思います。
それから父のセリフで「あの日はいつも晴れる」とありますが、日常会話であの日なんて隠語のような言い方するでしょうか?読者に対する伏線アピールのようで少し違和感があります。
次に「六万年前」と「幾千の時を経た今」これは意味が重複していませんか?この二つの言葉が近い距離にありますし、同じ時間の流れを言い換えて表現しているのが、少しだけここも違和感があります。
こちらの作品も素晴らしいものでした。ありがとうございました。
p.s.星の光が十字に映るのは、望遠鏡の構造によるものです。理系人間なものでつい言いたくなりましたw
作者からの返信
こちらの作品も読んでいただきありがとうございます。嬉しい言葉をたくさん頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。私自身完全に満足する出来で書けたとは思っていなくて、それでも頂いた言葉で少しだけ自信が持てました。
十字の表現は特に気付いてもらえて嬉しかったです。書いていて偶然思い付いたのですが、自分でも気に入っています。
ご指摘いただいた点ですが、
一つ目と三つ目は、確かにそうですね。どうにか修正しておきます。
そして二つ目、「あの日はいつも晴れる」ですが、私としてはまだ冒頭でそんなに情報がない状態の場面なので、この台詞は次の展開の布石として置いておきたい気持ちがあります。せっかくご指摘いただいたのに申し訳ありませんが、そのままにしておきますね。
作品のために時間を割いていただき、貴重なご意見を本当にありがとうございました。頂いたお言葉を励みにいっそう創作活動をがんばっていきたいと思います。
それと、こちらとは関係ないのですが、杜松の実さんの『週末深夜のここで踊ろう』のコメント追記への返信ありがとうございました。色々思索されて書かれているのに余計なお節介をしてしまってすみません。私の追記は消しておきますね。
星の送り人への応援コメント
はじめまして。
『5000字~15000字の1話完結作品』を企画したスエテナターです。第1回目からご参加いただいていたにもかかわらず、お読みするのが遅くなってしまい、申し訳ありません。
星のお話が大好きなので、このように綺麗なお話を読めてとても嬉しいです。
セイラちゃん……頑張りましたね。
拘り抜いた描写がされていて、その場その場のイメージがしやすかったです。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
はじめまして。
一度参加していたのですね!気づかずに二度目も参加してしまってすみません💦
作品を読んでいただき、応援や評価もありがとうございます。お気に召していただけて良かったです。そう言ってもらえてセイラも喜んでいると思います。
星の送り人への応援コメント
圧倒的に鮮やかで賑やかな流星の夜空で美しかったです。
お父さんの心配を振り払う、セイラが素敵で、かっこよく。
(でもお父さんの心配とてもわかる!!!)
(ですが、セイラの言う通り憧れの姿もやはりあって、星を迎えるお父さん神々しさすら感じました)
最後のシーンの彼女が、とても晴れやかに見えて印象的でした
ありがとうございました。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます。
主要人物が二人しか出てこない故に二人には人間味を持たせて書いたつもりだったので、お言葉嬉しいです。そして、星を迎えるシーンはまさに神々しいシーンをイメージしていたので、伝わっていたのだなと感じました。ありがとうございます^^
星の送り人への応援コメント
自主企画参加ありがとうございます!
異世界の架空の文化でありお祭りが実際にありそうなリアル感で描かれていて、そのお祭り実際にみてみたいなという気持ちになりました。
落ちてきた星を大切にし、空に返してあげようという優しい気持ちから始まったお祭りがこれから先も続いていくといいですね。
作者からの返信
こちらこそ企画に参加させていただき、数ある中から作品を読んでくださりありがとうございます。
この作品はお祭りというか儀式のようなものをイメージして書いたのですが、実際に見てみたいと思えるほどリアルに描けていたなら幸いです。
あたたかいお言葉をありがとうございます。