こんにちは、千弦さん。
ルディが身代わりのように亡くなった事情は、推理小説の謎解き編のようですね。お父さんに引きとられた方の人生は、それはそれで簡単ではなかったようで。どっちがよかったんでしょうね……
「已の所」、「既」ではなく「已」の方を使われるんですね! たしかに、「既」だと「すでに」のイメージが強すぎて、意味といまいち合わない気もします。「已」の方がはまりますね。
作者からの返信
琳さん、こんにちは。
久々に書いてないところの設定ばらし、いきます(笑)
テディたちのお父さんは、実はそんなに厭な奴じゃないのです。ただ、子供ができないことを会社の重役である両親に責められ続けていて、奥さんは病院へ不妊の相談に通っていたんだけど、自分に原因があることを云えず、隠していたんです。で、お父さん、ふらっと仕事で行ったイギリスで浮気したら双子ができたので、なんだ俺ちゃんと種あるじゃん! と、ルディを連れ帰ることにしたんです。これで家庭も仕事もうまくいくかもしれない。そうなると当然アンナは邪魔。酷い話ですが、お父さんはお父さんで必死だったのだと思います。
でも、奥さんは自分の嘘も暴かれ、余所で作った子供を息子だ、頼んだぞと云われても歓迎できるわけがありません。。。どうして離婚しなかったのかは、まあそこが男女の難しいところってことで置いといてください(ぉぃ
「すんでのところ」って、はじめは平仮名だったんですけど、読んでみるとなんか緊迫感がないなと思って漢字にしました。「已」のほうにしたのは「既の所」だと、ふつうに「すでのところ」と読めてしまうので、誤字のように見られそうな気がしたのです。そうでなくても「寸での所」と間違って書かれていることも多いですしね。琳さんにはまると云ってもらって、今ほっとしております(笑)
自分と同じ顔の兄弟が自分の知らないところで別の人生をやってたって想像すると重たいな…しかもかたわれは色んな意味で有名になって。ルディ側の人生を考えたときこれはこれで相当生きにくいなと思わせますね。ぎりぎりのところまで思いつめたうえでの行動だったんでしょう。
父との言葉のないやりとりの意味が深いですね。
作者からの返信
自分がそこそこ幸せなら、ちょっと羨む程度だったかもしれませんが、いろいろ辛いことを抱えているときついですよね……。テディはテディで辛い人生を歩んできてるわけですが、自分が辛いと思っているとそんなことは見えませんしね。
お父さんとすれ違ったときは、ここで再会を喜んで抱きしめたりしたらがっかり、台無しだなと思ったんです。ルディも可哀想すぎますしね(苦笑) 深いと云ってもらえてよかったです(*^^*)