詰めたつもりが逃げられる、鈍感野郎が相手の恋はうまく指せないけれど。

悟はある日、中学生の従妹の双葉に呼び出される。
双葉の用件は、将棋の対局相手になることだった。
軽い気持ちで一局指した悟はぼろ負けしてしまう。
悟は後輩の真菜の指導で将棋を勉強し始める──。

将棋は頭脳戦であり、心理戦であり、対話である、
なんて言いたくなってしまうのは、双葉と真菜の
互いを認め合う関係性が素敵に描かれているから。
対局シーンの緊迫感と臨場感が、とても心地よい!

将棋に詳しくなくても楽しめるし、興味深いです。
三角関係とは言いつつも、とてもさわやかでした。

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