8/3 市場を科学し、哲学する。 『市場社会の思想史: 「自由」をどう解釈するか』

 今日の本は短いのでなんとかなりましたが、学校があるとやはり一日一冊は難しそうですね……さて。

『市場社会の思想史: 「自由」をどう解釈するか』(中公新書)

著者 間宮陽介


 いやぁ、面白かった。



……というのも、本作は単なる理論を並べ立てるだけ留まりません。

 経済界を揺るがした思想革命を追いながら、市場の自由と市場への介入——否、本当の自由を意味での自由を希求した思想家達の思想論争が描かれます。

 個人的なオススメ度は★★★です。

 ドイツ歴史学派とオーストリア学派の論争から、限界効用理論、マネタリズムに至るまでの思想史に興味がある方には特にオススメです!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る