第29話 琴と琴

「キスは、セクハラですよ。‼」


「俺の女に印を付けただけだ。」


「へ?俺の?女?印?

意味不明な単語が並ぶ・・・

訂正しなきゃ・・・💦

流されそう。」


「えーと日下部さん、

私は誰の女デモありません。」


結菜は濡れティッシュを出して

フキフキ


「ほらねー印も消えたし

( `👅´)ベー無かった事に・・・

店長に呼ばれてるので・・・

バイバイ👋」

結菜は急いで事務所迄走った。


店長と鼻付きあわせてゴネる。



「ゲーマジですか?

ヤダ」


「早く準備して行けー」


「え﹏Wwwやだァ…」


「連れて行って‼」

店長に、呼ばれた黒服2人に

抱えられ結菜は指名された

晏慈の元へと引き出された。


「ニッコニッコ

おー琴来たか!」


さっきまで不機嫌だった晏慈は

万遍な笑顔をみせた。


「琴、出勤しない時は何して

居るんだ?」


「プライベートはノーコメント‼」

と答えた所で

晏慈の携帯が鳴った。



♩♬♪♬♩♪♬♪♩♬♩♩♪

「おーお前も来いよ。

俺の彼女紹介するから

おう、すぐ来いよ。」



「なんだぁ、彼女いるじゃん。

ビックリしたけどあの事は水に

流して上げますよ❤」


「ん?・・・?」


「で‼ 彼女さんも来るの?」


ニッコリ笑って結菜を見た

「何言ってるの?琴キミ👉だよ。」


ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、

「嘘ですよね。」


「ꉂꉂアハハホント‼」


「いやいや(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…

違うし、彼女じゃ無いし‼」


聞いた事のあるボイスに振り向くと


はァ嘘だろ("▔□▔)

晏慈の肩を叩きながら立っていた

人物は・・・まさかの


「おう光寿郎、来たか!」

ですよねー


「おせーぞ‼

取引やめようかとおもったぞっ‼」


「おー琴、コイツに日本酒

高い奴な‼」


「あ💦、は、は、は、はい💦。」

顔を背けながら対応する。


灯りが落とされて薄暗く

なり、厚化粧の顔を光寿郎は

しらない。


「俺は琴の為にドンペリ入れて

やるよ!(笑)」


「良いよー無駄遣いしなくても」


「お前呼ぶために札束三枚

使ったし」

・・・


「ん、3万も使ったの?」


「(๑¯∇¯๑)ハハハ本気で言ってるなら

ぶっとばーす。

束ってたろうがー

0がたらなーい‼」


「さささんじゅうまーん∑(✘Д✘๑ )」


「ズゴーン三百万だゼッ⤵」


「Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!うそぉー

無駄遣い過ぎ‼」


「琴、カワイイカワイイカワイイ

琴の売上あげるためだろー‼」


「いえいえ、お気遣い無く‼

家賃代8万稼げれば

じゅうーぶんですから。」


「Www.そーなのか?」


「そ‼」



「君は何飲む?」


光寿郎が結菜に聞いてくる。

「オレンジジュースつぶ粒入りを」


「え?・・・💦

オレンジジュース?粒入り?」

それを聞いた光寿郎はマジマジと

顔をみる。


「あ、グレープにしょうかかかな?」


「飲めないの?」

「光寿郎手を出すな‼」


クマのように豪快でめちゃくちゃで

面倒くさそうな晏慈‼

でもちょっと堀の深さは城田〇に

似てる。

見ようじゃイケメン🦆カモしれない。


「え、えっとおー

時間ですから帰る‼」


「は?帰る?こちとら

三百出してんのにぃー1時間

高‼」


「だ、だって、ホラー

アルバイトが高級客とったらサ

た、大変なんだよ‼


他の綺麗なおねーさんいっぱい

いるじゃん!

そっちにシロ‼」



「あ、あのぉ・・・そちら👈

おねーさん系好きデスヨネ‼

アッチ👉いっぱいいますよ

お姉さん系‼」


「(ΦдΦ)は?俺?」

光寿郎は不審な顔をして琴(結菜)

を見た。


「そうですよね((⚆·̫⚆)💦

顔に書いてありますよ!

おねーさん系って‼」


「あ“あ“コイツ‼

愛する彼女にドロンされて

それから女は抱いて無いんだよ。

なー‼

馬鹿だからさアメリカで

浮気して、浮気してないんダッケか!

ん?どっちだっけ?」


「していない‼

ただデートしただけ‼」


「そうだそうだ しかし

あーんな記事出たら彼女も

可哀想‼ すげー可愛かった

らしいぞ‼」


「ん?どした、琴‼」


「あ・・・💦アハハ

なんでもないです笑」


「い、今でもすきなんですか?

彼女の事‼」


「うん。

好きだよ、後悔してる。」


し━━━━━はぁ?━━━━━ん💦



「👊💢後悔するくらいなら

デートなんかせず日本に帰って

来れば良かったんじゃないの!

なんでデートなんかしたのサ」👎🏻

彼女は・・・‼」


「琴?どうしたんだ?」


「あ💦あゴメンなさい‼

昔の元彼、思い出してしまって‼」



エッ!?


「あれあれアレ

ジジ時間時間、アルバイトだから

時間守らないと!

バイバイ👋晏慈」


逃げ足の早い結菜は

パパパパと着替え、チャリ🚲に

こっそぉーり乗りホッとしていた。


「ん?・・・💦動かない?」

アレアレアレ


振り向くと光寿郎が荷台をガシツ

と掴んでいた。


「結菜、見つけたぞ!」

ギク


「えっえーと!人違い

です。」


∵ゞ ブハッ!!

「このカゴ俺がつけたんだったよな

間違え用が無い‼しかも

結菜って彫ったの俺だし‼」


「えっ・・・どこ何処?」


「ココ」

ハンドルの近くに・・・薄い

傷のように彫ってあった。


「あーあバレたか‼

なんで晏慈と知り合いなワケ?」


「晏慈も、ロサンゼルスに住んで

いたんだ、同級生‼」


「ふーん、興味無い‼」





「ゴメンな‼結菜‼」



「デートしていた子とは

付き合わなかったの?

今更謝ってもらっても、嘘くさいし」


「残念ながら、俺には

大切な彼女がいたからね。」


「はぁああ💢嘘つき‼」


「どーでもいい彼女がいたから

の間違いじゃ?

私帰るしバイバイ」


「又あえるか?」


「はぁ〜( ・ὢ・)💢なんで?

会うわけないじゃーん。


ズーズーしい。

お馬鹿‼ もうアンタに気持ちは

戻んないから‼

今度こそ👆(・_・)👎💢」


結菜はシャカシャカ🚲こぎ

ながら、去って行った。


ブッハハハハ

「➷振られてやんの‼」


「琴は俺が貰う。

お前には渡さん。」


「頼む晏慈、まだお前は

のめり込んでいないだろう。


結菜は俺の彼女だ・・・

頼むよ‼」


「元、だろ‼

しかし綺麗だよな!

スッピンは少女のようだった。」


「スッピン見たのか‼」


「ああ、さっき店の前で‼

安心しろよ。

まーキスはしたけどな‼」


「キス?」


「俺達には挨拶みたいな

もんだろ!お前も良く言ってたじゃ

ないか‼」


「ああ、💦そうだっけ?」



「晏慈・・・💦」


「ここ何年かお前見て来たけど

ぶっ倒れそうだもんな!

仕方が無い‼

頑張れ、俺が見付けてやったんだ

忘れるな‼

貸しは返して貰うぞ‼」


「ああ、恩にきるよ。」



晏慈はちょっと寂しい気持ちに

なっていた。


「本気になれそうだったのにな‼」

コンビニでも寄るか!





ブッブーブッブー

後ろから煩い音がした。


バタン煽りか!

「ゴラァ、誰にクラクション

鳴らしとんのか!」


「ス、すみません。

知り合いいなくて夜だし

止まってもらいたくて、

誰もいなくて・・・💦コンビニも

無いから・・・つい‼」


「お前・・・琴?」


「あ・・・え?はい。💦

私を知ってます?」


「ん?さっき店であった・・・だろ?」


琴はブンブンと首をふり

「会ってませんけど・・・💦」


「またまたぁー」


「いえいえホントに‼」

「まあいいが・・・光寿郎とは

仲良くしてやれ!

アイツも反省してホントに

二年も苦しんだんだ‼


許せとは言わん。

分かってやってくれ、」


「(ΦдΦ)ハァ?」


「じゃあな琴‼」


「えー待ってください。

フラワーハイツ向日葵って

何処ですか?」


「へ!?ナビ、ナビで調べろ‼」


「ナビでここまで来たんですけど

わかんなくてグルグル回ってて

おねーちゃんちに行くんですけど

わかんなくて‼」


「しょうがねえな!」


「先に帰って良いから

俺コイツ送ってくるワ」


晏慈は秘書の岡田に言いつけ

琴の軽自動車に乗り換えた。


「うわぁ、なんじゃこら( ̄ω ̄;)💦

車の中はキャラクターの椅子カバー

座布団はうさぎちゃん。

まるで運転免許取り立ての

🌱マーク」


「その、おねーちゃんは

そこにいるんだな‼」


「うん、じゃ無かった、はい。」

晏慈のド迫力に琴はビビってしま

った。



「お前、琴じゃ無いな!

そっくりだが違うな‼」


「え?琴ですよ。

ホラー‼」

琴は取り立ての運転免許証を、

見せた。


「山科 琴」


「うわぁホントだ‼

しかしお前危ないぞ俺だから

良かったけど違う男なら

何されてるかわかんないぞ!」

コツン


「い、痛い‼」


「痛いようにブツたし‼」


「俺酒飲んでるから運転できねー

お前言う通りに進めよ。」


「うん、あ‼ はい。」


晏慈は狭い助手席に座り

琴のヘタクソ運転を見守る。


キーツと止まったりガタガタ

ハンドルをシッカと握ってる。


晏慈もつい力が入る

ビビっていたのは琴だけでは

無かった。



「琴、お前に運転特訓してやる💦

いっ免許取ったんだ?」


「今日」

( 'ロ')'ロ')'ロ')'ロ')!!!「き、今日ぉ〰💦」


┣¨‡┣¨‡

「うん。

話掛けないで下さい。💦」


[おう、ココだ、止まれ‼

行きすぎるぞ‼ ば、バカ💢

Uターン禁止だろうが

💢標識ちゃんと見ろ!]

コッン


「い、(+。+)イタイ」


「痛いようにブッたんだ‼👿⚡️

もう1回 ま・わ・レ・

Uターンの標識のあるトコまで

ススメ行け👉」


「はい。

わかりましたっ‼」




「ほら、着いた、すぐじゃんか!」


何故か酔いもパーツと覚めて来た。

するとこじんまりとしたマンション

の前に見知った人物

さっき別れたばかりの琴がいた。



「琴、どこにいた・・・あ💦え?💦」

「晏慈じゃん。」

琴が余りに遅いから結菜は

心配して近場をウロウロしていた。


「は?琴。」

晏慈は二人を見てポカン


また彼女は声をあげ

「ヤッパリ晏慈じゃん。

何してんの━━━━━?」


晏慈は琴と結菜を見て?

また(´⊙ω⊙`≡´⊙ω⊙`)


「ありがとう晏慈、琴は、

従姉妹なの‼

急に来るって連絡合って

心配してたんだよ。


デモ?😰❓❓何で

晏慈が乗ってんだ?」


「実は・・・」

琴は結菜に経緯を話すと


「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)アハハ

方向音痴は変わんないね‼」


結菜は晏慈の耳元で、琴の

名前を使いキャバクラで

バイトしてるの内緒🙊ね。

と囁いた。


「はあ、まじか💦取り敢えず

ああ💦、分かった。

じゃ💦じゃあな‼」


即行動、即実行の結菜と違い

琴はノンビリした性格で

オットリとしていた。


顔や姿はそっくりでも対象的な

違いは晏慈もビックリする程

だった。



🐞琴と晏慈のお話は又今度。

乞うご期待‼















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