第11話 俺、お前が好きみたい。

結菜は何かを察したようで


「あ‼ ああウン "ウンうん。

そっかぁ〜

今夜限りの遊び?

ふむふむホホゥ....

一夜限りのアバンチュール?

ってヤツか?


スケベやん・・・しょうもな‼」


軽蔑の眼差しを送る(´≖ω≖`)


「あ﹏あ違・・・いや違わない

ってか‼ あれは・・・その‼」



「へーへ‼ だよね‼だよね‼(笑)


い━━━っぱい居るもんね!

分かんないよね━━━━‼クスクス

ナンバー制にすれば間違わないん

じゃない。


誰が彼女で、どれがセフレか?


ってか、セフレの彼女さん達って

納得してるの?


セフレ扱いって知って

・・・寝てるの?」


「勿論だ‼

ハッキリ言って有るし

皆、彼氏いるし」


「私、あなたとは次元が違うと思う。


根本から考え方にズレ有るし

ゴメンゴメン‼

言いすぎたアハハハ


でナニ‼ なんか用?」


結菜はあどけない顔をして光寿郎

を振り返って見た。


「あ・・・(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…

す、寿司美味かった?」

光寿郎は、聞いてもどうしょう

もないが咄嗟に口から出た。


「うん。そりゃもう美味かったよ。

もう一回行きたい。」


「何で1人でいくんだ?

誘えよ‼」

光寿郎は不機嫌に結菜を見てくる。


「エッ、光寿郎も食べたかったの?

お腹いっぱいって感じ?

じゃ無かったっけ?」


「当たり前だ、今からは

誘えよ‼」


「エッ、でも光寿郎どっか

行ってたんじゃあない?

夜のお相手探しにニヒッ」


「は?(ㅇωㅇ;)

俺を盛りの付いた犬みたいに

言うな‼」

ちょっとドスの効いた声に

結菜も多少ビビる。


「んな怒んないでよコワイ」


「ああ、怒ってないよ

あながち間違いでもないし・・・。」


「あれ?彼女は?」

キョロ、キョロ


ベッタリと張り付いていた彼女が

居なくなっている事に

結菜は不思議だった、あんなに

熱烈な、チッス『ブッチューゥ』

を見せつけられたのに

彼女がいない?なんで?

何処行った?



「ああ、帰ったんじゃない?」

彼はバッ悪そうに答える。


「ひ…ひえぇぇぇぇ私

怨まれるかなぁ

探して来なよ!早く早く‼」


「良いよ、別に‼」


「じゃあ今日は1人でねるの?

ってか、毎日ヤってんの?

週に何回?」



「彼女代えて週七」


「は?(,,꒪꒫꒪,,)週七?

毎日、って事は365日﹏?」

・・・スゲー


「んーんんっ!

ストレス溜まるんだよ‼

男の下も溜まるんだよ!

しょうがねーだろ!」


「イヤイヤしょうがねー事無いよ

真面目に彼女探して

結婚した相手と365日やりなよ‼」


「へぇー結菜は彼氏と別れて

随分経つみたいだけど

大丈夫なのか?

溜まってないのか?

俺、付き合ってあげようか?」


「エッ‼

だ、大丈夫だよ‼

結構です。

私は、将来が見えない人と

んな事しない。


アンタと一緒にスンナ‼

εプンプンそれとも

セフレ全員と、別れて

私と結婚する覚悟で誘ってる?

なら、考えてみるけど‼ ウソダケド」


「へ?結婚?俺が・・・お前と?

無理無理無理

ってか・・・結婚?

ソレはナイ‼

(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」



「デショデショデショー‼

ꉂꉂあはははウケル﹏w

じゃあねー

歯磨きじゃないんだから

一日しなくても大丈夫だよ‼

心配しなくてい━━━━━よケケケ

冗談、冗談

アンタなんかコッチも

無理、アハハハ」


落ち込んだ光寿郎を余所目に

寿司を食べて御機嫌なのか

ルンルン気分でヘタなスキップしな

がら結菜はエレベーターに乗った。


そんな結菜をただ見送る光寿郎が

いた。

見送ってばかりだな‼

しかも、

誘って振られたのは初めてだった。

軽くショックを受けていた。




AM8:30

♬♩♬♪♩♬♪♩♬

「もし・・・も・・し。」


「♬♩♬オハー♡

ゆーな!昨日は彼と、ニャンニャン

できたーぁ‼(๑˙❥˙๑)ウフ

どうだった?良かった?」


「おい‼ 優何考えてんの?

いいわけねーだろ‼➷

みんな居なくなっちまってぇ

このヤロウ💥💢💥


あーんな人誰がよこせって言った?

んんん(▽ω▽)ギラッ


今どこよ!

言え‼今から行く‼」


「え?今ァ福岡ぁ〜❤」

結菜は携帯を取り落とそうとした。


「は?福岡? 何で福岡?

皆福岡にいるの?」


「皆はね!鹿児島よ❤」


「は?鹿児島?


何で置いてくのよー‼」


「エッ?だって・・・

九条さんが結菜と二人にしろ

って脅して来るの‼


二人は恋人だから邪魔スンナ‼

ってえ!

だからァ、仕方ないじゃなーい。」

結菜は頭を抱え、


「仕方ない?大嘘に決まってる⤴

↓↓↓だろう━━━━━→がぁ‼」


でも、光寿郎ならやりそうだ‼


帰ったらクリスマスケーキ

3ホール、オ・ゴ・レ・

それで許してあ・げ・る・」


「ん﹏ゆーな!太るわよ‼」

結菜は、ボサボサの髪を梳きながら


「皆で来た意味なくない?

3ホール宜しくナッ‼」


と携帯を、ブチ切り‼


怒りながらも一人旅も良いかも

食べ歩きに変更‼

と切り替えの速さを見せつけた!


昨日寿司屋さんの帰りに見つけた

ケーキ屋さん。


結菜は明日は此処に来ようと

決めていた。


ふと光寿郎の顔が浮かぶ!

九条光寿郎ヤツに見つかつては

計画もおジャンだ‼

好きでも無いのに来るなよ‼


あ‼ 偶然仕事で長崎に来て

尚且つ私の止まったホテルが

光寿郎のホテルだったってだけか・・・


は、メンド‼


昨日ヤリ損なったカレは絶対

デリヘル呼んでそう。

そのまま寝たか?


いやいやいや、毎日しないと

寝れないくらいにストレスと

下半身は比例している。

日常は変えられないハズ‼


多分ヤリ過ぎて爆睡💤💤💤💤中

のハズ‼


結菜はシャッ、シャッシャッと、

シャワーを済ませて、身支度も

済ませて、バックを持って

チェックアウトを済ませて

ホテルを出た。


見つけたコンビニから宅配で荷物を

アパートに送りバック一つで身軽

になった。


やっぱり旅はこうじゃなきゃー❤


もうちょいホテルでゆっくり

したかったなーデモ長崎を堪能

する時間がへる。


結菜は早速チェックしていた

カフェへと足を進めた。

朝早くから開いているか心配した

けど開いていた。



一枚ガラスで、仕切るられた内と外

外には丸いテーブルが並び

オープンカフェ風、お店の中に

入るとコーヒーの香りが染み付い

ているのか、凄ーくコーヒーの

独特の良い香りがする。


香りを分けるようにシナモンや

パンの焼ける匂いがそこら中に

広がっていた。


「あ、匂いだけでも

癒される﹏」


コーヒーは苦手だけど香りは

最高‼


ケーキケースを見ていると

思わず顔が緩んでくる。


「ん〜美味しそう。」

ふと昨日光寿郎が飲んでいた珈琲

の香りが甦る。


“あれ、凄く良い香りがした。“


ついつい光寿郎を思い出す。

ブンブンと顔を振る。


椿さんの孫だけどスケベそうだし

無理だワ、真面目って思っていた

雄吾ですら🐺だったし・・・💦

私の手には負えなかったじゃん。


なのに・・・

あんなに、熟女、熟女好き好き

言ってる女好きをモロに出してる男がワタシの手に負えるワケない‼


あー嫌な事思い出したーぁ


ブックサブックサ言っていると

ガラスケースの中に

産みたてプリンが並んだ。

(キャーッ美味しそうプルンプルン)


次はフルーツケーキ

(キャーッマタマタ美味しそうー‼)

ゴクッ!

ヨダレがジュワジュワ湧いてくる!


キャーッ次は🌰丸ごと

モンブラン‼キタ━━━━!!

栗のクネクネにドカンと腰を

落とした栗の甘露煮‼

めっちゃタイプゥー。


きたきたきたーキャ-

チーズケーキ


その後アップルパイ入場‼


まだ客のまばらな店内に随分

賑やかな客が来たと早朝スタッフ

は物珍しさに厨房から

出て来た。

(・∀(・∀・(・∀・)・∀・)∀・)


その視線に気付き

結菜はちょっとはしゃぎ過ぎた

と反省をして、一旦落ち着いた‼


「えーと!ホットミルク大と

産みたてプリン、チーズケーキ

フルーツケーキ、アップルパイ

を下さい。」


中から可愛らしい結菜と同じ

位の女性が現れた。


ワインカラーのフリフリの

メイド服に似た出で立ちで

くるりとした丸い目をして


「お持ち帰りですか?」


結菜は

「いえ、食べて行きます。

あの・・・せっかくの長崎ですので

外で頂きます。


彼女はニッコリと微笑んで

「3500円になります。」



「お持ちしますね。

観光でいらしたんですね。

お席でお待ちください。」


「は━━━━━い。」

結菜はルンルンと飛べない

スキップをしながら

ガコン、ガ、ガコンと出て行った。


このカフェのスタッフ雪菜は

又可愛らしいお客さんだこと

と嬉しく思っていた。




















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